2020.11.10
【徹底解説】家の失敗で多いコンセントの付け忘れポイントTOP10
コンセントの数が少なくて不便、もっと付けておけばよかったっていう声は、家づくりの失敗でかなり頻繁に耳にします。
コンセントというと小さくて地味な話ですが、実際に暮らしていく上では意外に大切なポイントです。
今回は家の失敗で特に多い、コンセントの付け忘れポイントBEST10を、ご紹介したいと思います。
今回はできるだけ具体的な場所をお伝えして、ここに付けておけばよかったという後悔をなるべく減らしてほしいと思います。
これから家づくりをする上で、便利で使いやすい家にするための参考になると思いますので、ぜひ最後まで読んでください。
コンセントが足りなくなる理由①
ベスト10を発表する前に、新しいマイホームでコンセントが足りなくなる理由を、ざっくり2つご紹介します。
まず1つ目は、わたしの会社のようにコンセントをいくつ付けても無料ですよという住宅会社もありますが、大半の住宅会社では標準で付くコンセントの数が決まっていて、1ヵ所増やすごとに2,000円前後、追加料金が発生してしまうからです。
基本的に設計者やコーディネーターの人も、ベストな提案をしてくれるとは思います。
しかし、できるだけ追加費用が発生しないように、オプションにならないように、標準仕様の範囲内でご提案しようと考えてくれます。
そうするとあまりたくさんの提案ができずに、結果としてコンセントの数が足りなくなる可能性が高くなります。
コンセントが足りなくなる理由②
2つ目の理由は、お客様の家族構成や生活スタイルによって、必要な場所や数が微妙に変わってくることです。
そのため、住宅会社からの提案だけで確認をせずに決定してしまうと、後から「ここにほしかった」となってしまいます。
基本はプロからの提案にお任せで大丈夫なのですが、細かい微調整はお客様自身でもある程度イメージしたほうがいいでしょう。
どんなところにコンセントがあったら便利か、予め把握をしておいた方が失敗を防ぐことができます。
これからご紹介する10ヵ所はすべてのお客様にとって必要ではないかもしれませんが、少なくともその場所を理解しておけば付け忘れは少なくなると思います。
それでは1つずつ説明をしていきます
10位 電気自動車用の充電コンセント
コンセントの付け忘れポイント、第10位は電気自動車用の充電コンセントです。
家庭で充電できる電気自動車は以前よりかなり増えていて、これからさらに普及してくるのは確実です。
具体的にまだ電気自動車を買うことが決まっていなくても、将来電気自動車用の専用コンセントを付けられるように、予め準備しておくと良いと思います。
実際に車を買った時でも充電コンセントの取付けは可能ですが、そのための配線を駐車場に近い外壁まで事前に引いておくと、いざ付ける時に簡単な工事で済みます。
200ボルトというちょっと容量の大きい線ですが大きな金額はかからないので、家づくりをする際にぜひ検討してみましょう。
9位 外用コンセント
コンセントの付け忘れポイント第9位は、外用コンセントです。
家の外で草刈り機や高圧洗浄機を使ったり、車に掃除機をかけたりする時に、外にコンセントがあるとかなり便利です。
たとえば、外でコンセントをけっこう使いそうだなっていうお宅は家の左右両方に付けておきましょう。
また、あまり使わないかなというお宅でも、非常用に最低1カ所は外用コンセントを付けておくことをおすすめします。
コンセントを後で家の外側に増やすのは室内以上に大変なので、できるだけ多めに付けておく方が安心です。
8位 洗面所まわり
コンセントの付け忘れポイント、第8位は洗面所まわりです。
洗面所はドライヤーや電気シェーバーの充電、電動歯ブラシ、スマホなど、コンセントを使う物がたくさんあります。
生活を始めてから足りないことに気づくお客様が多い場所の一つになっています。
お子さんが女の子なら、将来お気に入りのドライヤーや、ヘアアイロンなど、さらに増える可能性もあります。
挿しっぱなしの電化製品が何個ありそうか?コンセントを最大いくつぐらい使いそうか?をイメージをして、洗面台部分は少し多めにコンセントを付けるようにしましょう。
7位 ダイニングテーブルのそば
コンセントの付け忘れポイント第7位は、ダイニングテーブルのそばです。
私の家でもそうですが、小さいお子さんがいるお宅だとごはんの後、必ずと言っていいほどダイニングテーブルの下に食べカスがいっぱい落ちてますよね?
そのすぐそばにコンセントがあれば、掃除機をサッとつないで掃除ができます。
奥様や旦那様がダイニングテーブルでパソコンを使ったり、家族みんなでホットプレートを使って食事したりする時に凄く便利です。
実際に私のマイホームにも、ダイニングテーブル下にコンセントが付いていますが、かなり重宝しています。
6位 廊下の中央
コンセントの付け忘れポイント第6位は、廊下の中央です。
住宅会社との打ち合わせだと、部屋には大体均等にコンセントを付ける提案をされますが、廊下は意外と忘れがちです。
廊下はそんなに頻繁に使う場所じゃないと思いますが、廊下で掃除機をかけたい、加湿器を置きたいなどがあると、コンセントが一つもないと不便だと思います。
廊下の中央にコンセントが一つあれば安心で、何かと便利なのでぜひ検討してみてください。
5位 階段の上がり口
コンセントの付け忘れポイント5位は、階段の上がり口です。
階段は意外とホコリが溜まりやすいので、キレイ好きな人はマメに掃除をしたくなります。
しかしこの階段にホコリが溜まってしまう現象を、階段のないアパートに住んでいた方は知らないので、コンセントが必要だと気付くことができません。
コンセントが近くにないと、掃除機をかけている途中でコードが届かなくなって、階段を行き来しないといけないので、けっこう大変です。
今はコードレスタイプを使う方も多いので、コンセントが不要なら気にしなくてもいいと思います。
ですが、もしあったほうが良さそうと感じる人は、階段の上り口付近にコンセントを一つ付けておきましょう。
4位 ベッドの枕元
コンセントの付け忘れポイント第4位は、ベッドの枕元です。
寝る前にベッドに転がりながらスマホをチェックする人や、スマホを目覚ましに使っている人は、充電用にぜひ付けておきましょう。
スマホに付いてくる純正の充電コードは短いものが多くて、ピンポイントにコンセントがないと延長コードが必要になったり、充電コードの長いタイプを買ったりしないといけません。
設計の段階である程度ベッドの位置を決めるはずなので、なるべく枕元のそばに付けておきましょう。
3位 対面キッチンのカウンターの上
コンセントの付け忘れポイント第3位は、対面キッチンのカウンター上です。
対面キッチンのカウンター上は、スマホなどを置きやすく充電コーナーに最適なので、多めにコンセントを付けておきましょう。
スマホでYouTubeとか見ながら料理をするという人も多いと思うので、便利だと思います。
お子さんが大きくなれば1人1台になって、全員分のスマホを充電するようになります。
また、カウンターのキッチン側にコンセントがあると、ミキサーなども使えて便利なので、余裕を持った数で付けておきましょう。
2位 キッチン
コンセントの付け忘れポイント第2位は、キッチンです。
キッチンは家電がもともと多い場所なので、住宅会社の人もコンセントを多めに提案してくれますが、それでも住んでみたら足りないということが起きます。
思い浮かぶだけでも冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器、コーヒーメーカー、トースターなどがあり、お客様によってはミキサーやヨーグルトメーカーなどの凝った家電も加わります。
アパートより断然キッチンは広くて使いやすくなるので、料理に使う家電を買い足す奥様もいます。
また、娘さんが大きくなって料理をするようになると、余計に家電が増えるかもしれません。
今の段階で思い浮かぶ家電の数に、2〜3個プラスしてコンセントを付ておけば、ひとまずは安心だと思います。
1位 テレビまわり
最後のコンセント付け忘れポイント第1位は、テレビまわりです。
ここも電化製品が多く集まる場所で、マイホームを建てるときに多めにコンセントを付ける方もいますが、それでも足りなくなることがあります。
テレビやレコーダーはもちろん、ゲーム機やWIFI用のコンセント、ホームシアター用のスピーカーを増やす方もいて、お宅によってはかなりコンセントが必要になります。
コンセントが足りないと延長コードを使うことになり、見た目も悪くホコリも溜まっていいことがありません。
コンセントを多めに付けるのはもちろんですが、1ヵ所に集中させないようにすると使いやすくなります。
たとえば、テレビの両脇に付けるなど分散させると、広い範囲で使えるようになります。
・まとめ
最後まとめに入りますが、家の失敗で多いコンセントの付け忘れポイント、ベスト10は
第10位 電気自動車用の充電コンセント
第9位 外用コンセント
第8位 洗面所まわり
第7位 ダイニングテーブルのそば
第6位 廊下の中央
第5位 階段の上がり口
第4位 ベッドの枕元
第3位 対面キッチンのカウンター上
第2位 キッチン
第1位 テレビまわり
になります。
コンセントは小さくて目立たない存在ですが、毎日使う重要なパーツなのでもし付け忘れてしまうと、毎日の生活で意外とストレスになります。
しかも、コンセントを後から増やすのは見た目以上に大変です。
最初に付けておけば2,000円前後で付けられますが、家が完成した後だと10倍の2万円ぐらいかかることもあります。
さらに線が丸見えになったり、最悪増やせなかったりもします。
マイホームを建ててから、やっぱりここにも付けとけば良かったと後悔しないように、今回のブログを役立ててください。
これから家づくりを考えている人にとって少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。
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