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2022.07.31

【注文住宅】憧れの中庭で後悔続出!知らないと失敗するデメリット3選!

「中庭、気をつけないと後悔します」

 

今、マイホームに中庭がほしいという需要が全国的に凄く増えていて、コロナ禍で中々外出できない事もあり、家の庭で子どもと一緒に遊びたい、家族や友達とBBQをしたい、周りを気にせずにゆったりと過ごしたいという要望を良く聞きます。

 

実際に私自身のマイホームも、周りからの目線が一切気にならないような中庭が作ってあり、休みの日には快適に過ごしていますが、正直、中庭のデメリットをしっかり理解して、あらかじめ対策を講じておかないと、ほぼ100%の確率で後悔してしまうと思います。

そこで今回は、「知らないと後悔する中庭のデメリット」を3つご紹介しますので、後から「思ったより手間がかかる」「快適じゃない」「失敗した」とならないように、しっかり計画していただけると幸いです。

 

大工時代を含めて15年以上、たくさんのお客様の家づくりに携わった経験を踏まえて、有益な情報をできるだけわかりやすくお伝えしますので、ぜひこのタイミングでYouTubeのチャンネル登録をしていただき、最後までご覧ください。

 

それでは1つずつ解説します。

1.初期コスト

 

中庭のデメリット1つ目は、初期コストです。

 

中庭は家の外なので、初期コストは変わらないように見えるかもしれないですが、建物本体と外構で結構費用がかかるので、知らずに中庭を計画してしまうと、予想外の出費で後悔してしまう可能性があります。

実際これは、住宅会社の積算方法によっても変わりますが、例えば一般的な中庭がない真四角の30坪の家が2,000万円だとすると、

 

・L字型:2,030万円

・コノ字型:2,060万円

・ロノ字型:2,100万円

 

ぐらいのイメージでコストアップして、それぞれ中庭を壁で囲う範囲によって金額にも差が出てきます。

 

これは単純計算で、家の角の数が増えれば増えるほど、同じ坪数でも外壁や屋根の取り合いなどが複雑になって余分に材料や手間が必要になるからで、真四角の家は角が4箇所、L字型は6箇所、コノ字型とロノ字型は8箇所で、角1つにつき15万円で計算してあります。

 

ただロノ字型の場合は+α、コノ字型と較べて外壁の面積が増えたり、排水工事が必要になるので40万円多く予算を見てあります。

しかも中庭を作るとなったら、LDKとつながりを持たせて一体的に使えるように計画するのが一般的なので、中庭に面して出入りのできる大きな窓も必要です。

 

また外の庭部分も土というより、LDKからそのままフラットで出られるように、ウッドデッキを作ったりタイルを貼ったりするので、外構費用も最低で50万円ぐらいは必要になってきます。

 

あとはご予算を抑えるために、本当はグルっと壁で囲われたロノ字型が良いけど、コノ字型やL字型で我慢する方もいますが、結局、壁の無い場所に目隠しフェンスとかを設置するなら、あまり変わらないぐらいの出費になるので、敷地状況や間取りのバランスを踏まえて、計画するようにしましょう。

2.メンテナンス

 

中庭のデメリット2つ目は、メンテナンスです。

 

これは暮らしてから必要になるメンテナンスの事で、中庭の作り方によっても変わりますが、

 

・外壁の塗替え

・ウッドデッキの塗替え

・シンボルツリーの剪定

・排水溝の清掃

 

の4つがあり、後から「思ったより手間がかかる」「出費が多い」と後悔してしまう可能性があります。

 

実際、ウッドデッキの塗替えやシンボルツリーの剪定は、中庭だから必要という訳じゃないですが、外壁塗替えに関しては中庭があると施工面積が増えるので、20万円前後は追加費用がかかってきます。

あとはロノ字型で中庭を作る場合、雨を外へ流すための排水口を設置しますが、放置しているとゴミや落ち葉で詰まってしまうので、定期的に自分で掃除する必要があり、場合によっては専門の業者さんに清掃を依頼する必要が出てきます。

 

ちなみにロノ字型の場合は、家の中からしか中庭へ行けないので、もし外壁の塗替えをする、シンボルツリーの剪定をするとなっても、外部なのに家の中を業者さんが出入りする形になるので、お互いに気を遣ってしまいます。

 

しかも高所作業の場合、中庭に単独で足場を掛ける必要があるし、どの作業にしても手間は余分にかかるので、施工費用も割高になってしまいます。

なので、中庭のスタイルをどれにするかも大切ですが、いずれにしても外壁やウッドデッキなどは、20年30年ぐらいは持つ高耐久の素材を最初から選んでほしいですし、もしロノ字型にする場合には、あらかじめ作業面やコスト面で不利になる事を理解したうえで、選択していただけると幸いです。

3.間取り

 

中庭のデメリット3つ目は、間取りの制限です。

 

これは中庭が無い家に比べて、3つの面で配慮して計画する必要があります。

・部屋の広さ

 

まず1つは敷地の広さが限られていて、家を大きくするのに限界がある場合には、中庭を作ると物理的に部屋が狭くなってしまう可能性があります。

個人的には、中庭もリビングの一角として活用できるし、大きな窓を設ける事で開放感が出るので、リビング自体をそこまで広くする必要は無いと思いますが、それでもリビングの広さ優先の場合には、中庭を妥協する必要がでてきます。

・動線の長さ

 

次に2つ目は、中庭を作ると動線が長くなってしまう事で、これは当たり前ですが、真四角の家に比べて、L字型もコノ字型も、対角線上の反対の部屋に行く時には距離が遠くなってしまいがちです。

 

ロノ字型の場合は、回遊動線が作れればそこまで気にならないかもしれませんが、中庭を迂回しないといけないのは間違い無いので、間取りによっては無駄が多くなり、何となく住みづらい家になってしまう可能性があります。

 

正直この2つは中庭を作る以上、避けては通れないデメリットですが、住宅会社の設計力によっては、そこまで気にならないように間取りを工夫する事もできます。なのでしっかり実績のある住宅会社で、可能であれば中庭のあるモデルハウスとか実物件を見せてもらうのがおすすめです。

・窓への配慮

 

最後3つ目は窓への配慮で、せっかく中庭を作ったら、そこに面するいろいろな場所から、中庭を眺められるように、出入りできるように窓を取りたくなります。

すると自然と窓の多い間取りになるので、その分どこかに耐力壁を設けて、しっかり耐震性を確保してあげたり、寒い冬に冷気を感じないように夏の日射の影響を受けないように、窓本体の断熱性能も上げておく必要があります。

 

正直これは中庭を作る以前の、家の基本性能の話になってきますが、中庭をつくる場合には余計に配慮する必要があります。

 

耐震性に関しては、許容応力度計算で耐震等級3を取得するのがマストだと思いますし、断熱性に関しても、地域にもよりますがアルミ樹脂の複合サッシもしくは樹脂サッシにして、ガラスもペアガラスのアルゴンガス入り以上の性能はあった方が良いと思います。

 

個人的に3つ目の配慮に関しては、マイホームを建てる目的として、普通に地震が起きても安心して暮らせるのは大前提で、更に快適な室温環境で光熱費も抑えられたらなお良いと思うので、長期的な目線で仕様選定をしていただけると幸いです。

●まとめ

 

それぞれの概要はここまでお話しした通りで、中庭があると、家の中から眺めてリラックスできたり、広さによってはテーブルと椅子を出してくつろぐ時間を過ごせたり、より有意義にマイホームを満喫できます。

 

その反面でデメリットをしっかり理解しておかないと、「思っていたのと違う」「生活しにくい」と後悔してしまう可能性があります。

 

ちなみに以前の動画で、おすすめの庭の仕上げ方やシンボルツリーの選び方、耐震や断熱をしっかり確保しないといけない理由について、詳しく解説しているので、興味のある方は下のリンクからぜひご覧ください。

 

ご覧いただきありがとうございました。

今後も随時更新予定です!

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