2022.11.27
【注文住宅】新築に付けると後悔!選ぶ人が減っている残念な設備TOP10【2022年最新:後編】
「この設備、失敗したなー」
前回のブログでは「新築で選ぶ人が減っている残念な設備TOP10」のうち、10位~6位までをお伝えしましたので、今回は後編として5位~1位までを詳しくご紹介します。
実際に暮らしてから「付けないほうが良かった」「使わなくなった」「コストもかかるしメンテナンスも大変」と後悔しないように、設備を選ぶ際の判断材料にしていただけると幸いです。
ちなみにまだ前編の動画を見ていない方は、そちらも合わせてご覧いただけると、今のトレンドや家づくりの考え方の参考になると思いますので、下のリンクからチェックをお願いします。
大工時代を含めて15年以上、たくさんのお客様の家づくりに携わった経験を踏まえて、有益な情報をできるだけわかりやすくお伝えしますので、ぜひこのタイミングでYouTubeのチャンネル登録をしていただき、最後までご覧ください。
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それでは1つずつ解説します。
5位 浴室暖房乾燥機
選ぶ人が減っている設備第5位は、浴室暖房乾燥機です。
今どきはほとんどの住宅会社で標準設備として導入されていて、雨の時や花粉の時期に乾燥機能を使うと浴室で洗濯物を干す事ができます。
メリットとしては、ランドリースペースのように別で場所を取らなくて良い分、建築コストも抑えられるし、もともとあるお風呂場に付けるため掃除の手間が増える訳でも無いので、人気設備の一つでした。
ただ最近は反対意見もあって、実際に導入したけどいらなかったと感じてる人も多くいらっしゃいます。
その理由としては例えば、
・スペースが狭くて干せても少量だから物足りない
・朝も夜もお風呂に入るから洗濯物が干せない
・電気代やガス代などの光熱費が気になって使わなくなった
・フィルター掃除が大変
といった感じで、最初から標準で付いてるからとそのまま採用する方も多いと思いますが、使わなければ意味が無いですし、ただの換気扇にグレードダウンすれば5万円前後は予算も下がるので、せっかくなら違う場所に予算を回したほうが賢明です。
もちろん絶対に付けないほうが良い訳では無くて、上手に活用できている方にとっては非常に便利な設備です。ただ使わないともったいないので、自分たちのライフスタイルに合うかどうか、必要かどうかをしっかり検討するようにしましょう。
4位 床下収納
選ぶ人が減っている設備第4位は、床下収納です。
床下収納は、季節外のキッチン用品やストックを収納するための場所で、少しでも多く収納がほしいって方にとっては重宝するスペースになります。
一昔前まではどの家にも付いていましたが、最近はほとんどの方が付けないようです。
理由としてはこちらの3つ
・床の段差が気になる、掃除が大変そう
・そもそも床下に入れなくても、収納量が足りる
・荷物の出し入れが大変
という事で、収納スペースが増えるメリットよりもネガティブなイメージが先行しています。
ただ個人的にこちらに関しては同感で、床の段差もできるし、中の掃除は大変だし、荷物の出し入れも体勢的に楽では無いので、パントリーとか他のスペースで収納力が補えるのであれば、それが1番だと思います。
あとは構造的に仕方ない事ですが、連続した床に穴をあけて床下収納を作るので、そのフタ自体はそこまで強度が無いです。なので人が頻繁に通る場所に設置すると、長い間の生活で荷重がかかって少しずつたわんだり歪んだりしやすいです。
さらにガタツキが出たり、フタと床に段差ができたりして危ないので、そういったデメリットが起きる可能性まで踏まえて、採用可否を検討していただけると幸いです。
3位 浅型食洗機
選ぶ人が減っている設備第3位は、浅型食洗機です。
こちらも今どきは、ほとんどの住宅会社で標準設備として導入されていて、家事を時短できるし節水にもなるので、「導入して良かった設備」に選ばれる事も多いです。しかし一方で、やっぱりいらなかった、という設備にも度々登場します。
その理由として多いのが、
・食器が全部入らない
・たまに汚れが落ちてない
の2つが圧倒的で、結局予洗いが必要だったり、入りきらなかった食器の手洗いが必要なら、いらなかったと思うのも無理は無いと思います。
なので最近だと食洗機を付けるとなったら、浅型ではなく、たくさん食器の入る深型が断然人気です。さらにスライド式ではなく扉を手前に倒して開ける、フロントオープン式にしたいという方がかなり増えています。
まとめると、浅型の食洗機は食器を入れる量が少なかったり、洗い残しがたまに出てたりするので、きれい好きな人や結局手洗いするなら、いらないという考えの方は、やめた方が良いと思います。
ただ忙しくて少しでも家事の時間を短縮したいとか、多少の洗い残しがあっても良いという方には重宝します。なので食洗機を付けるかどうか、付ける場合には浅型か深型か、スライド式とフロントオープン式どちらにするかも踏まえて、検討するようにしましょう。
2位 シャッター
選ぶ人が減っている設備第2位は、シャッターです。
シャッターの必要性については賛否両論ありますが、昔と思うと今の家は圧倒的に少なくなっています。
まずシャッターのメリットは、台風など風が強い時の災害対策、防犯対策の他、室内の遮光効果や少しの断熱効果があったりします。
ただ反対にデメリットとしては、
・シャッター本体が高い
・見た目のデザインが良くない
という2つがあげられていて、さらに手動の場合は窓を開けてからシャッターの開閉をしないといけないので、夏は暑いし冬は寒い、虫も入ってくるという懸念事項があります。
なのでおすすめは、基本的に災害や防犯で心配な場所は防犯ガラスにして、大きな窓があるとか防犯ガラスでは心配という方は、シャッターを設置がおすすめです。
また、たまにしか使わないなら手動で十分だと思いますが、毎日のように開け閉めするならリモコンで開閉できる電動シャッターが便利です。
価格は手動にしても電動にしても、1箇所につき最低10万円ぐらいはする設備なので、付けたけど結局使わなかった、いらなかったとならないように、必要性をしっかり検討しましょう。
1位 埋め込みエアコン
選ぶ人が減っている設備第1位は、埋め込みエアコンです。
これは天井にエアコン本体を埋め込んで設置する方法で、一般的な壁付けエアコンと比べて見た目がスッキリ納まるため、店舗をはじめ、デザイン住宅や大手ハウスメーカーが建てる家を中心に、以前は採用する方が結構いらっしゃいました。
ただ埋め込みエアコンは、製品の選択肢があまり無いうえに、機能は壁掛けタイプの方が充実した製品が多いので、どうしても見た目をスッキリさせたい場合以外は、選ぶメリットが少ないのが実際の所です。
あとは修理の際に工賃が割高になったり、将来買い替える時も、同じ規格サイズのモノでないと入らないとか、別で工事が必要になる可能性もあり、壁付けエアコンと思うと将来的なデメリットも多いです。
なので、エアコン設置の初期費用が20万円ぐらい上がっても、デザインを優先したいという方は良いと思いますが、実際に住宅で埋め込みエアコンを採用する人が減っているのは事実なので、選べる選択肢や後々のメンテナンスの事も考えて、エアコンの種類を決定するようにしましょう。
●まとめ
ちなみに以前の動画で食洗機の失敗を防ぐ選び方や、賛否両論が分かれる3つの設備というテーマで詳しく解説していますので、興味のある方は下のリンクからぜひご覧ください。
ご覧いただきありがとうございました。
今後も随時更新予定です!
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