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2020.10.15

【驚き!】人気なのにやってみたら失敗だった間取りTOP3

家造りを考えている方のほとんどは、住宅雑誌を見たりInstagramを見たりして、失敗しないためにお洒落で素敵な家の間取りやデザインを勉強していますよね?

その中で、よく出てくる人気の間取りというのがあり、すごくお洒落でかっこよくて「自分の家でもやってみたい」と思うかもしれません。

しかし、中には実際にやってみるとデメリットばかりで失敗だった、という間取りもあるので注意が必要です。

もちろん人気があるということはメリットもある訳ですが、しっかりとデメリットを理解した上でやらないと、がっかりするだけでなくお金の無駄にもなってしまいます。

今回は「こういうデメリットがあるならやめておこう」「こういう対策をしてからやろう」と、実際にやる前に自分で判断して失敗を防げるブログにしてあります。

これから家造りを考えるときに、「人気」という言葉に惑わされないための参考になるので、ぜひ最後までご覧になってください。

結論から言うと次の3つが、人気はあるけど失敗する可能性も高い間取りです。

 

①シューズクローク

②大開口の窓

③リビング階段

 

理由としては、どれも毎日使うものでメリットがある反面、明確なデメリットもあるのに知らないで作ってしまう可能性があるからです。

では1つずつ詳しく解説していきます。

 

①シューズクローク

人気なのにやってみたら失敗だった間取り第一位は、シューズクロークです。

シューズクロークは玄関を入ってすぐ隣りに作る、家族専用の靴やベビーカー、コート、小物などをしまう空間のことです。

うちのお客様でもシューズクロークが欲しいと希望される方はとても多いです。

このシューズクロークは大きく分けると、中で行き止まりになっているタイプと、靴を脱いでそのまま家に上がれるタイプの2つがあります。

お客さんが来ても家族の靴や小物が見えにくいため、とてもすっきり見えると人気の間取りです。

 

しかしこのシューズクロークは臭いがこもりやすいことと、動線を考えないと単なる収納になってしまう、という2つのデメリットがあります。

 

シューズクロークは臭いがこもる

実はシューズクロークは靴の臭いがこもりやすいという致命的なデメリットがあって、その臭いが玄関の方に流れてくれば、家に来たお客さんに不快な思いをさせてしまいます。

シューズクロークに窓や換気扇を付けたり、壁の上を少し空けて空気が循環するようにしたり、もしくは消臭効果の高い芳香剤を置いたりして、清潔感のある玄関にするための対策を必ず考えておきましょう。

 

動線を考えないと単なる収納になる

次のデメリット、動線を考えないと単なる収納になってしまうという点ですが、シューズクロークで靴を脱いでそのまま家に上がれる間取りにしたとき、配置に注意しないと家族が通ってくれない、物を置くだけのシューズクロークになってしまいます。

 

たとえば下のイラストのような並びにすると、シューズクロークを通ってリビングへ行くのが遠回りになるため、特に子供はだんだん面倒になって中央の玄関でくつを脱ぐようになる可能性があります。

そうなるとお客さんが来たときに家族の靴が丸見えで、せっかくシューズクロークを作ったのに、ちょっともったいないですよね?

もちろん間取りの優先順位もあり、シューズクロークだけを考えて設計する訳にもいかないのですが、こんなデメリットもあるということは知っておいてほしいと思います。

②大開口の窓

人気なのにやってみたら失敗だった間取り第二位は、大開口の窓です。

幅や高さがたっぷりある大開口の窓は、光がたくさん入って明るく開放的で、開ければ風もしっかり通るため、リビングに絶対付けたいというお客様もいらっしゃいます。

しかし実際にやってみるとメリットがある反面次の3つのデメリットもあるため、知らないで付けてしまうと後悔してしまう可能性があります。

①断熱性能の悪い窓だと暑くて寒い

②外からの視線が気になる

③家具を置くスペースが少なくなる

以上の3つを1つずつ説明していきます。

 

断熱性能の悪い窓だと暑くて寒い

最初のデメリット、断熱性能の悪い窓だと暑くて寒い、についてです。

 

以前の暑さに強い窓についてのブログでもお伝えしましたが、夏の暑さは73%が窓から入ってくるため、大開口の窓を付けるなら暑さに強い断熱性能の良い窓にしないと、夏はまるでサウナのような家になってしまいます。

冬も同じで断熱性能の悪い窓だと冷気がそこから入ってくるので、せっかく暖房を入れても窓のせいで寒くなってしまい、結露にも悩まされてしまいます。

断熱性能が良い窓でも、大開口の窓から入ってくる暑さ寒さを完全にシャットアウトするのは難しいため、断熱性能の悪い窓で作ってしまうとアパート以上に暑くて寒い家になる危険性があります。

 

大開口の窓にするなら必ず断熱性能の良い窓にするようにしましょう。

 

暑さに強い窓については下のブログで詳しくご紹介していますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

 

 

 

外からの視線が気になる

次の大開口の窓のデメリットは、外からの視線が気になることです。

 

窓が大きいということはそれだけ外から家の中が見えやすいことになり、窓の前がすぐ道路だったり隣のお庭や窓と近かったりすると、外からの視線が気になってしまいます。

そのことに気づかず大開口の窓にしてしまい、住んでからずっとカーテンを閉めっぱなしだ、というお宅もあるほどです。

 

プライバシーガラスという外から見えにくいガラスもありますが、夕方や天気の悪い日に照明を点ければやっぱり中が見えてしまいます。

窓の前が塀に囲まれたきれいな庭や、人が通らない所ならいいのですが、人に見られる場所だとせっかく開放的にするために付けた大開口の窓が、無駄になる恐れがあります。 

大開口の窓は敷地状況や近隣環境をしっかり確かめた上で、適切に配置をするようにしましょう。

物を置くスペースが少なくなる

大開口の窓の最後のデメリットは、物を置くスペースが少なくなることです。

窓が大きければそれだけ壁が少なくなるため、家具や家電などを置くスペースは当然減ってしまいます。

 

リビングがものすごく広くて、大開口の窓を付けても壁が十分に取れるならいいのですが、一般的なサイズのリビングだと壁が少なくなってしまいます。

せっかく大開口の窓を付けたのに、将来それを被るような形で家具を置くことに、なってしまうかもしれません。

 

また、子供が成長すると置く物が増えることもあるため、将来を想定してプランニングすることも大切です。

物を置くことをあらかじめしっかり考え、余裕を持ったスペースを取った上で、大開口の窓を付けるようにしてください。

③リビング階段

人気なのにやってみたら失敗だった間取り第三位は、リビング階段です。

リビング階段というのはリビングの中に階段がある間取りのことで、玄関ホールにある階段と違って子供が必ずリビングを通って自分の部屋に行きます。

 

子供が成長して思春期になると親と顔を合わせるのが面倒くさくなって、帰ってもすぐに自分の部屋に行ってしまうかもしれませんが、リビング階段なら顔を見て様子を伺えます。

 

しかしこのリビング階段は冷暖房の効きが悪くなることと、子供の友達もリビングを通るという2つのデメリットがあります。

 

冷暖房の効きが悪くなる

1つ目の冷暖房の効きが悪くなることですが、階段からどうしても2階に冷暖房が逃げてしまうため、普通のリビングに比べて効きが悪くなります。

 

特に暖房は暖かい空気がリビング階段から上に逃げやすいため、断熱性能が良くないとなかなか温まらない可能性があります。

断熱性能のいい家にするとある程度解消できますが、それを知らないでリビング階段にしてしまうと、必ず後悔してしまうと思います。

 

ちなみにリビング階段は吹き抜けと一緒の特性を持っているため、他にも音の問題などが出てきます。

詳しくは吹き抜けのデメリットとその対策をお話ししたブログがありますので、気になる方はぜひ参考に読んでみてください。

 

 

子供の友達もリビングを通る

2つ目の子供の友達がリビングを通るということですが、これは実際にリビング階段にしたお客様から結構聞く話です。

子供の友達が遊びに来ると必ずリビングを通るので、そのたびに掃除したりキレイに整頓したりするのが面倒だとか、リビングでゴロゴロできない、気を抜けないということです。

 

ただし、子供の友達が通るのでいつもリビングをきれいにするようになったというお客様もいて、その人の価値観や考え方によってプラスにもマイナスにもなる部分です。

自分たちのライフスタイルだったらどうなるか、しっかり考えてから採用するかを決めた方が良いと思います。

まとめ

人気なのにやってみたら失敗だった間取り、トップ3は次のとおりです。

 

①シューズクローク

②大開口の窓

③リビング階段

 

第1位のシューズクロークは窓や換気扇、壁の作り方や芳香剤など、何かしらの対策をしないと靴の臭いがこもってしまいます。

また配置も考慮しないと、使いにくいただの収納になってしまう可能性があります。

 

第2位大開口の窓には

 

①性能の悪い窓だと暑くて寒い

②外からの視線が気になる

③家具を置くスペースが少なくなる

 

という3つのデメリットがあるため、こちらもしっかり対策をして採用しないと、後悔する可能性が高くなります。

 

第3位のリビング階段は、吹き抜けと同じで冷暖房の効きが悪くなるため、気密性能や断熱性能にこだわった家にすることが大前提です。

 

インスタや雑誌などで紹介されていて、「やってみたい」「いいな」と理想を持つのはすごくいいのですが、人気がある間取りでもデメリットがあるため、それを理解した上でプランを考えるようにしましょう。

デメリットがあらかじめ分かっていれば対策ができるし、最悪でも「最初からわかってたことだもんな」と割り切れると思います。

 

今回のブログが、これから家造りを考えている人に少しでも参考になり、より豊かに、より幸せになるための第一歩になれば幸いです。

 

 

ご覧いただきありがとうございました。

今後も随時更新予定です!

ぜひ、チャンネル登録をお願いいたします。

 

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