2021.08.01
【これが真実】注文住宅を建てる人の、年齢・収入・家族構成などを詳しく解説!
皆さんの中でマイホームを検討されている方やもしくは既に建てた方でも、実際に家を建てる人の年齢や年収ってどれぐらいが多いのか気になった事はありませんか?
勿論、皆が皆、マイホームを必要としている訳ではないし建てる訳でもない、しかも他の人がいくつで建てたとか収入がいくらとかって、正直あんまり関係ないと思います。
ですが実際に家を建てるタイミングで悩む人は結構多くて、ネットなど見ていると「22歳だと早すぎますか?」「何歳ぐらいまでに建てた方がいいですか?」「今の年収400万円でも建てられますか?」みたいな質問が結構あります。
そこで今回のブログでは家を建てるべきか悩んでいる人に一つの参考程度ですが、国土交通省の「令和元年度住宅市場動向調査 注文住宅 経年変化比較表」の中から、実際にどんな人が家を建てているのかをご紹介して、マイホームを考える際の判断材料にしてもらおうと思います。
大工時代を含めて15年以上、沢山のお客様の家づくりをお手伝いさせて頂いた経験を踏まえて、これから家を建てる人が失敗しない為の情報を出来るだけ分かりやすくお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。
7つのデータ
今回お伝えする情報は、次の7つになります。
1.年齢
2.職業
3.勤続年数
4.収入
5.居住人数
6.18歳未満の家族の有無
7.高齢者の家族の有無
この住宅市場動向調査だと、平成30年度中に注文住宅を建てた791軒のデータが集められていて、このデータから家を建てた人の人物像をイメージして頂けたら幸いです。
1.年齢
注文住宅を建てる人のデータ1つ目は「年齢」です。
これは若い順に
年代 |
割合 |
30歳未満 |
11% |
30歳代 |
40% |
40歳代 |
23% |
50歳代 |
9% |
60歳代以上 |
17% |
という結果で、予想通りだと思いますが30歳代で建てた人が最も多くなっています。
ある程度ご収入も安定する時期だったり、お子さんの兼ね合いや住宅ローンの返済期間を考えても、30代がちょうど良い時期になっていると予測できます。
あと意外かもしれませんが30歳未満より60歳以上の人の方が家を建てていて、年齢の括り方の違いもありますが、定年後にご夫婦だけの終の棲家として退職金などを併用しながら家を建てる方が多いのが分かります。
2.職業
注文住宅を建てる人のデータ2つ目は「職業」で、上位3つの職業は次の通りです。
順位 |
職業 |
割合 |
1位 |
会社・団体職員 |
47% |
2位 |
会社・団体役員 |
20% |
3位 |
公務員 |
14% |
職業で最も多いのは会社員・団体職員で47%になっていて、団体職員というのは非営利団体とかで、例えばJAとか生協とか信用金庫とかに勤めている方達になります。
一般的な職業の割合としても、この会社員・団体職員が一番多いので、約半数で上位を占めるのは当然の結果だと思います。
3.勤続年数
注文住宅を建てる人のデータ3つ目は「勤続年数」で、上位3つの勤続年数は次の通りです。
順位 |
勤続年数 |
割合 |
1位 |
10〜20年未満 |
38% |
2位 |
5〜10年未満 |
22% |
3位 |
5年未満 |
14% |
勤続年数は10〜20年未満が38%で最も多くなっています。
一般的に就職して10年経てば仕事もある程度任されるようになって、この仕事でやっていこうと思う頃だと思いますし、年齢的にもちょうど30歳前後になるので結婚して子供もいる環境になっていれば、そろそろ家を建てようと自然に考えるタイミングだと思います。
2位の5〜10年未満も結構多くて同じ会社で5年以上勤めていれば銀行の住宅ローンの融資条件も十分クリアしてくるし、3位の5年未満の割合を考えても、今時は転職も普通なので勤続年数というより年齢的な部分で、30歳前後で子供がいれば適齢期という事もあって家を建てる方が多いことが分かります。
4.収入
注文住宅を建てる人のデータ4つ目は「収入」です。
これは年代別に調査していて、年代ごとの上位2つの年収金額をお伝えします。
年代 |
年収 |
割合 |
40歳未満 |
400万~600万円未満 |
31% |
600万~800万円未満 |
27% |
|
40歳代 |
400万~600万円未満 |
21% |
600万~800万円未満 |
27% |
|
50歳代 |
400万~600万円未満 |
24% |
600万~800万円未満 |
18% |
こちらはどの年代もほぼほぼ同じ年収割合になっていて、一般的な年齢ごとの平均年収に近い結果で、注文住宅は高いというイメージもありますが、特別ご収入によって差が出る感じでは無い事が分かります。
ただ実際には世帯主の年収だけじゃなくて、奥様の収入も含めた世帯年収とか年間の生活費によっても、住宅に充てられる金額は変わってくるので一つの参考値として確認して頂ければ幸いです。
5.居住人数
注文住宅を建てる人のデータ5つ目は「居住人数」で、割合は次のようになっています。
居住人数 |
割合 |
4人 |
32% |
3人 |
28% |
2人 |
22% |
5人 |
11% |
6人以上 |
4.2% |
1人 |
3.3% |
最初のデータで、家を建てた人の年齢は30代が多かった事を考えると、夫婦と子供だったり夫婦だけという家族構成が大半を占める事が想像できます。
子供の年齢にもよりますが、家族が増えて賃貸で手狭になったり小学校入学に合わせて、マイホームを検討するというご家庭が多い状況だと思います。
6.18歳未満の有無
注文住宅を建てる人のデータ6つ目は「18歳未満の家族の有無」で、子供がいるかどうかっていう事になります。
この結果は、63%が「18歳未満が住んでいる」と回答していて、想定通りで子育て世代が多い事が分かります。
実際にイベントなどでお客様の相談に乗っていて、家を建てようと思ったきっかけが「子供が生まれたり成長したりして、賃貸だと不便を感じるようになった」という人が、かなり多いように感じます。
残り4割はお子さんがいない、もしくは18歳以上という結果ですが、ハピナイスでもお子さんはこれからという方も確かにいますし、お子さんが巣立って建て替える方も一定数いらっしゃいますので、信憑性のある数字に感じます。
7.高齢者の有無
注文住宅を建てる人のデータ7つ目は「高齢者の家族の有無」になります。
この結果は「高齢者が一緒に住んでいる」と答えた方は24%で、二世帯住宅よりも単世帯の家が増えている現状が反映されていると感じます。
ただ今回の高齢者の定義は65歳以上で、ご両親の年齢によっては「2世帯であっても高齢者がいない」という回答になるので、残り76%が全て単世帯ではないですが、実際にハピナイスで家づくりをさせて頂いているお客様も圧倒的に単世帯の方が多い現状になっています。
まとめ
最後まとめになりますが、ここまでのデータを集計すると「30代の会社員の方で、今の会社に勤めて10年前後、収入は400万~600万円、夫婦2人と子供2人の4人家族で、単世帯住宅を建てる」というのが、今マイホームを建てる方の最も多い姿だと考えられます。
個人的な意見としては、当たり前ですがマイホームはそのご家庭で必要と感じた年齢で、勤務年数やご収入と相談しながら住宅ローンを無理なく支払える金額の範囲内で、自分達の価値観に合う家を建てれば良いと感じています。
ただ実際にインスタのDMとかでも「他の人は何歳ぐらいで建ててますか?」「建てどきってありますか?」みたいな相談をされる事もあり、「いつ建てるべきか?」「今の収入でも大丈夫か?」と悩んでいる人にとって、マイホームについて前進する為のデータの一つとして知ってもらえると、プラスだと思いご紹介させて頂きました。
今回のブログが全てではないですが、これからマイホームを考えている人にとって、少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。
今後も随時更新予定です!
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