2021.11.23
【家での楽しさ倍増!】アウトドアリビングを作る5つのポイント!
今回は「簡単にできるアウトドアリビングの作り方!」こういったテーマでお話をしていきます。
皆さんもせっかくマイホームを建てるなら、外にプールを出してお子さんと遊んだり、友達を呼んでバーベキューを楽しみたいと思いますよね?
最近はコロナの影響で外食する機会が減り、週末も家で過ごす時間が増えたと思います。そこで少しでも気分転換になるように、アウトドアリビングでランチやディナーを取るスタイルがテレビや雑誌で紹介されるようになりました。
そこで今回のブログでは、しっかり活用できるアウトドアリビングの作り方を詳しく解説して、せっかくお金をかけたのにイマイチで後悔したり、使わなくなったりするリスクを減らしてもらおうと思います。
ちなみに今回ご紹介すること以外でも、これは付けて良かった、これは思ったより使いにくかった、みたいな生の声をいただけるとありがたいので、良かったらYouTubeの方にコメントをください。
大工時代を含めて15年以上、たくさんのお客様の家づくりにたずさわった経験をふまえて、これから家を建てる人が失敗しないための情報をできるだけ分かりやすくお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。
●5つのポイント
まず結論から言うと、アウトドアリビングのポイントは次の5つになります。
1.床材
2.広さ
3.ライフライン
4.収納
5.快適性
それでは1つずつ解説します。
1.床材
アウトドアリビングのポイント1つ目は、床材です。
アウトドアリビングは基本的に室内のLDKと、一体的に使えた方が利便性が良いと思います。なのでアウトドアリビングは地面の高さではなく、室内の窓からフラットになるようにします。
またテーブルや椅子を置いても安定するように、タイルやウッドデッキを床材に採用して、地面よりも30cm前後ほど高く作ることが多いです。
タイルやコンクリートで床を作ると、素材の種類や作り方でいろいろなスタイルにできて、掃除やメンテナンスがしやすいのがメリットです。費用は6帖ぐらいの大きさでおよそ50万円前後で、夏は表面温度が結構熱くなるので注意が必要です。
また昔から人気のウッドデッキを作ると、木特有のナチュラルな雰囲気にはなりますが、木の種類によっては定期的な掃除や塗替えが必要です。ある程度のメンテナンスや、それに付随してかかる維持費を見込んでおくことをおすすめします。
初期費用は木の種類によって上下しますが、6帖ぐらいで80万円前後になります。
アウトドアリビングの床材に何を採用するかは、全体のご予算や使い方によっても変わるので、しっかり検討して判断してほしいと思います。
ちなみにウッドデッキを含めた外構工事で、失敗しないための注意点については別の動画で詳しく解説しています。興味のある方は下のリンクからぜひご覧ください。
2.広さ
アウトドアリビングのポイント2つ目は、広さです。
例えばビニールプールで遊んだり、ちょっとしたテーブルや椅子を置いてキッチンで作った料理を、家族で食事するぐらいなら4畳半で良いと思います。
しかし友達を呼んでバーベキューしたり、専用のグリルやコンロで調理したいときは、最低でも6帖はないと窮屈に感じてしまいます。
そのためアウトドアリビングの広さを考えるときは、最大で何人ぐらい呼べる想定にするかや、どんな使い方をしたいかをある程度明確にイメージします。
〇人ならテーブルが2ついる、椅子は8脚いる、ここにソファーもほしいなど、置きたいモノも考えてから必要な帖数を算定しましょう。
ちなみにアウトドアリビング全体に、ウッドデッキやタイルを施工すると金額が高くなってしまいます。そのため室内との出入口付近だけフラットにして、バーベキューをする場所は土のままなど、広さやご予算に合わせて計画していただけると幸いです。
3.ライフライン
アウトドアリビングのポイント3つ目は、ライフラインです。
このライフラインとは電気、ガス、水道のことで、家の中だけでなくアウトドアリビング側にもあるとより便利になります。
例えば北道路で駐車場も北側の場合、車を洗ったりするために水道や外部コンセントも北側に設置すると思います。同じようにアウトドアリビングが南側なら、やはり南側にもライフラインを設置してあげた方が使い勝手が良くなります。
さらに調理器具にもよりますが、ガス栓も1ヵ所付けておくと火力の強いガスグリルを外で使えて料理の幅が広がります。
電気やガス、水道は後から引こうとすると、露出したり位置が限定されたり割高になったりします。そのためできれば建物と一緒に、最初から工事しておくことをおすすめします。
外部コンセント、ガス栓、ガーデンパンをそれぞれ付けても10万円前後だと思うので、ライフラインは何が必要かあらかじめ考えるようにしましょう。
4.収納
アウトドアリビングのポイント4つ目は、収納です。
実際は収納が1番大切だと思っていて、アウトドアリビングを作ってもだんだん使わなくなってしまうのは、準備や片付けが面倒だという意見が多いです。そのためコンロやグリルなどの調理器具や、作業台、椅子やテーブルをしまう収納をしっかり確保することが重要です。
収納のポイントはできるだけアウトドアリビングの近くで、出し入れしやすい収納にすることです。収納までの距離が少し遠かったり、奥行きのある物置で奥の方に入れてしまうと出すのが面倒になります。なのでできるだけ奥行きが浅めのタイプが使い勝手が良くおすすめです。
建物側に外部収納を設置するのもスッキリして良いですが、その分費用もかかってしまいます。なので個人的には10万円前後で収納量も多い、シンプルなイナバ物置の設置がコスパ的におすすめです。
他にもウッドデッキ下のデッドスペースにボックスを置いて、ちょっとした小物などを収納するのもありだと思います。
ちなみに最初から付けた方が良い外部設備や、家の収納で失敗しないためのポイントについては別の動画で詳しく解説しています。興味のある方は下のリンクからぜひご覧ください。
5.快適性
アウトドアリビングのポイント5つ目は、快適性です。
実際にテラスやデッキで食事を楽しんだりするのは、気候の良い春から秋にかけてだと思います。ただあまり天気が良過ぎても日差しが暑いし、ちょうど良くても紫外線が気になります。
あとは立地によりますが、あまり通行人や近隣住民の視線があると気持ちよく楽しめないと思います。
そこで大切なのが日除けと目隠しで、日除けはオーニングやタープをその都度張っても良いでしょう。もし出し入れが面倒なら、コストはかかりますがテラス屋根を設置するのもありだと思います。
季節や時間によって日の差し方が違うため、できるだけ日除けをしたいならサイドにもタープを張れるようにするのがおすすめです。
目隠しに関してはアウトドアリビングに限らず、気にされる方がたくさんいらっしゃいます。どのようにプライバシー対策をするかが重要で、先程の日除けと兼用でタープをサイドに張るのも良いでしょう。
あるいは手入れは必要ですが庭木を何本か植えたり、板張りのフェンスや壁を作るのもありだと思います。
ただあまりにも壁とかで囲い過ぎてしまうと、閉塞感が出てしまったり風が通らなくなってしまいます。そのため日除けの計画と合わせて、バランス良く考えるようにしましょう。
●まとめ
最後まとめに入りますが、アウトドアリビングのポイントは次の5つになります。
1.床材
2.広さ
3.ライフライン
4.収納
5.快適性
もちろん家の中で料理をした方が楽ですし、空調が効いた部屋でテレビを見ながらご飯を食べるのも良いと思います。
しかしたまにはアウトドアリビングで、自然の空気に触れて家族や友達とワイワイできれば、お子さんも楽しめて大人も気分転換になり、マイホームを作った意味が1段と大きくなると思います。
ただ実際にアウトドアリビングを作ろうと思うと、当たり前ですがお金もかかるし、しっかり計画しておかないと使わなくなる可能性もあります。
なのでご家族のライフスタイルや理想の暮らしをイメージしていただいて、本当に必要かどうかも含めてじっくり検討するようにしましょう。
今回のブログ内容が全てではないですが、これからマイホームを考える人にとって少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。
今後も随時更新予定です!
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