2021.11.30
【計画前に絶対確認⁉️】外構エクステリアの基本をおさらい!この5つを知れば完璧!!
皆さんもせっかくマイホームを建てるなら、機能的にお洒落にするのはもちろん、外構エクステリアも家の顔になるので、それなりにこだわりたいと思いますよね?
駐車スペースを何台分にするか、ポストはどこに設置するか、お庭をどんな雰囲気にしたいか、お客さまそれぞれの希望もあると思います。しかしせっかくデザインも素敵にしたいと考えても、初めてのマイホームで家の間取り以上によくわからない方が多いと思います。
そこで今回のブログでは、外構エクステリアを計画するうえで、大切な基本を5つに絞ってお伝えして、家とセットでイメージできるようになってもらいたいと思います。
ちなみに今回ご紹介すること以外でも、ここを注意しておいて良かった、逆にこうしておけば良かった、みたいな生の声をいただけるとありがたいので、ぜひYouTubeの方にコメントください。
大工時代を含めて15年以上、たくさんのお客さまの家づくりにたずさわった経験をふまえて、これから家を建てる人が失敗しないための情報を、できるだけわかりやすくお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。
●エクステリアの基本
今回お伝えする外構の基本は次の5つになります。
1.スタイル
2.プライバシーと防犯
3.小物
4.アプローチ
5.駐車スペース
それでは1つずつ説明していきます。
1.スタイル
外構の基本1つ目は、スタイルです。
スタイルというのは、外構全体をどれだけ開放した形で作るかで、大きく分けるとオープン、クローズ、セミクローズがあります。それぞれ家のプライバシー性や必要なコストが違うため、最初にどんなスタイルでいくか決めておくと、全体の構成や予算立てもしっかりできます。
まずオープンスタイルは、塀やフェンスで敷地を囲まずに外を見通せる作りです。仕切りがないぶん広く感じ、外からの視線が敷地内に届くので防犯面でも有利です。また工事範囲が少なくコストが抑えられますが、反対に近隣や道路からのプライバシーへの配慮が必要です。
次にクローズスタイルはオープンと逆で、塀とかフェンスで敷地周りや庭をグルっと囲う作りです。できるだけ周りの目を気にせず家でくつろぎたい方におすすめで、庭でBBQしてる姿や洗濯物を見られにくいメリットがあります。
ただ工事範囲が広いので、作り方によっては塀だけで300万円、500万円とかかることもあります。また周りが囲われているぶん、いったん泥棒が敷地内に入ると外から見えにくいため、防犯対策も万全にしておく必要があります。
最後のセミクローズタイプは、1番採用される方が多いオープンとクローズの折衷案のような作りです。例えば周りから見られたくない、リビングの大きな窓や庭部分に、目隠しになる高さの庭木を植えたりします。
またスリットが広めで圧迫感の少ない、目隠しフェンスを付けてプライバシー性を確保しながら、それ以外はオープンにしたり作っても腰ぐらいの高さにすると、開放感がありつつ不審者を発見しやすいメリットが生まれます。
それぞれのスタイルに一長一短あり、立地や近隣環境、庭の使い方や家の間取りによってどれが良いか左右されます。最終的には、デザインや防犯なども合わせて考えることになるので、土地探しや間取りの計画と並行して、外構の方向性も検討するようにしましょう。
2.プライバシーと防犯
外構の基本2つ目は、プライバシーと防犯です。
これは先程のスタイルの続きのような感じで、敷地入り口の部分に門を付けたり、敷地周りに塀を付けたりするかのことです。しっかり扉がある門を設置して、そこに表札やポストまで付けることもあれば、門塀は何も付けない方も多いです。
門や扉は材質やデザインによってかなり金額が変わります。例えばアルミ製ならデザインも豊富で、値段も15万円前後と比較的手頃です。しかしアイアン製作にしたり、コンクリート打ちっぱなし仕上げだと、30万円前後と多めにかかることが多いです。
また塀やフェンスも種類がかなりあって、材質や高さによって値段が変わります。例えばアルミ製の簡易タイプなら、1mあたり1万円前後で設置できますが、凝ったものだと1mで2万円前後かかります。
また門と同じようにアイアン製作やコンクリート打ちっぱなし、塗り壁などで仕上げると、1mあたり5万円前後は必要になります。
そのため門や塀を設置するかどうかだけでなく、作り方やデザインで値段が大きく変わります。例えばフェンスでもスタンダードなアルミの格子状のモノから、目隠しになる板張り状のモノ、木質系やかアイアン系などいろいろな種類があります。
何を選ぶかで、プライバシーへの配慮や防犯性もかなり変わるので、しっかり選んで後から予算オーバーしたり、後悔しないように早めに計画するようにしましょう。
ちなみに、防犯設備を選ぶ際の注意ポイントや、お庭のプライバシーを守る方法、土地の賢い選び方については、別の動画で詳しく解説しています。興味のある方は下のリンクからぜひご覧ください。
3.小物
外構の基本3つ目は小物で、例えばポストや宅配ボックス、表札やインターホン、傘掛けフックなどがあります。
これも門を付けるかどうかでも変わりますが、最近多いのはポスト、表札、インターホンが一体型になっている門柱を設置したり、建物本体の外壁にダイレクトに設置する方法です。
一体型の門柱にするときは、インターホンの配線をあらかじめ埋設しておくと、ある程度どんな製品でも設置できます。
しかし建物本体の外壁に設置する場合は、配線はもちろんどの製品をどこに付けるかを明確にして、下地を入れたり加工したりしますが、外壁の素材によっては設置が難しいこともあります。
小物といっても家の正面にくることが多いため、デザインや組合せによって雰囲気も使い勝手もかなり変わります。後から理想のイメージと違うとか、使いにくくならないうように、前もって外構屋さんや住宅会社の人に相談するようにしましょう。
4.アプローチ
外構の基本4つ目は、アプローチです。
ここでいうアプローチは、道路から玄関までと駐車場から玄関までの道のことです。打ち合わせではアプローチ全体の形と、歩く面の仕上げを決めていきます。
全体の形に関しては、敷地の形や建物の配置など動線計画によっても変わりますが、大きく分けると直線か曲線の2つがあります。
家や外構の雰囲気が、シンプルでモダンなデザインなら直線系、少し可愛い感じの北欧的な雰囲気なら、下草を多めにして柔らかいデザインの曲線系にします。
歩く面の仕上げは家の雰囲気に合わせることが多く、基本はどんなスタイルとも相性がいいコンクリートで、シンプルに仕上げて建物が映えるようにするのもおすすめです。
また場所によっては少しレンガやタイル、石貼りなどを混ぜてアクセントを付けたり、枕木を埋めてアプローチを作るのも雰囲気が良いと思います。
これも何を選ぶかで家の印象が変わるだけでなく、アプローチの距離によってはコストも大きく変わります。基本的には安価に抑えられる砕石やコンクリートで仕上げて、部分的にアクセントを入れて自分らしさやこだわりを表現するのがおすすめです。
5.駐車スペース
外構の基本5つ目は、駐車スペースです。
駐車スペースは主にガレージ設置やカーポート設置、地面の仕上げだけの3つのスタイルがあります。
ガレージにはインナーガレージにして建物の一部として作るパターンと、独立して設置するパターンがあります。インナーガレージは雨に濡れずに家の中に入れたり、入り口にシャッターを付ければ防犯性も確保できます。
ただ家と同じ構造でガッチリ作るため初期費用が結構かかり、シャッターも設置すると後々のメンテナンス費用が必要です。
一方で独立したガレージは車をしっかり守りつつ、家とは別なので車やバイクをじっくりいじりたい人に人気があります。ただ玄関から距離が遠いのと土地の広さも必要になるので、敷地条件や優先順位、コストバランスを考えてどちらを選ぶ検討してください。
カーポートは、シンプルな支柱と屋根で作られている駐車場で、費用はガレージと比べ1/4ぐらいとかなり抑えられます。しかし紫外線や雨から車を守る点や防犯面では、ガレージが有利なのでこちらも優先順位が大切になります。
最後に、特に壁や屋根などで囲わず地面だけに、砕石やコンクリート、ドライテックなどで仕上げるスタイルがあります。これは一番コストが抑えられますが、天候や紫外線の影響をダイレクトに受けるため注意が必要です。
どれを選択するにしても一長一短あるため、外構全体の雰囲気や費用をかける優先順位を明確にして、駐車スペースを計画しましょう。
ちなみにガレージを作る際の注意ポイントや、外構工事で失敗しない方法については別の動画で詳しく解説しています。興味のある方は下のリンクからぜひご覧ください。
●まとめ
今回ご紹介した外構の基本は次の5つになります。
1.スタイル
2.プライバシーと防犯
3.小物
4.アプローチ
5.駐車スペース
せっかくマイホームを建てるなら機能的にお洒落にするだけでなく、外構も家の顔になるので、それなりにこだわりたいと考えると思います。しかし実際には初めての家づくりで、間取りとか以上によくわからないという方が多いと思います。
基本的には家づくりの中で、住宅会社の人からアドバイスをもらえたり、プロの外構屋さんと打ち合わせするので大きな失敗は少ないと思います。
しかしある程度お施主さま自身も、基礎知識や外構の理想イメージが固まっていた方が、より現実的によりスムーズに外構計画が進められると思います。
今回のブログが全てではないですが、これからマイホームを考える人にとって少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。
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