2021.03.11
【住宅ローンの失敗を防ぐ!】銀行選びのポイント4つを徹底解説!
皆さんは住宅ローンを借りる銀行を選ぶ時、どんなところに注意すれば失敗をしないかご存じですか?
最低限金利はチェックすると思いますがそれ以外にも選ぶポイントを知っておかないと、後でこの銀行の方が良かったと後悔する可能性が高くなってしまいます。
最終的には住宅ローンに詳しい住宅会社の人や銀行の担当者と相談をしながら決定すると思いますが、早い段階からある程度の銀行選びの知識を持っていた方がより有利に住宅ローンや銀行を選択できるはずです。
そこで今回のブログでは「この銀行は金利は低いけど他の条件がイマイチだよね」などと自分で判断できるように、住宅ローンで失敗しない銀行の選び方を4つのポイントに絞って解説したいと思います。
大工時代を含めて15年以上たくさんのお客様の家づくりをお手伝いしてきた経験から、これから家を建てる人が適切な銀行を選ぶための情報を出来るだけ分かりやすくお伝えしますので、ぜひ最後まで読んで下さい。
住宅ローンの失敗を防ぐ4つの銀行の選び方
結論から言うと、住宅ローンで失敗しないための銀行の選び方は次の4つになります。
①ネット銀行か実店舗銀行か
②保証料無料に惑わされない
③疾病保障付団信も検討する
④繰り上げ返済手数料を確認する
この4つのポイントは住宅ローンを組む際に重要な選択肢なので、基本的な部分が多いですが1つずつ説明していきます。
①ネット銀行か実店舗銀行か
住宅ローンで失敗しないための銀行の選び方1つ目は、ネット銀行か実店舗銀行かという事です。
銀行を選ぶ時の第1の基準は最初はやはり金利だと思いますが、以前は実店舗を持たないネット銀行がダントツに金利が低くて人気がありました。
ただ最近は実店舗のある一般的な街の銀行でも、ネットで審査から申込みまで済ませるような商品を用意していて条件によっては意外と金利が低くなっています。
この最近の銀行の動きを紐解くとネット申込みなら人件費などがカットできるので金利を下げられるという面と、今のような低金利状態で住宅ローンから収益を上げるにはとにかくお客様の数を獲得しなければいけないという事情があり、積極的に低金利をアピールをするようになっています。
ネット銀行は名前の通り店舗がないのでお金を預けたり引き出したりするのが面倒というイメージを持つかもしれませんが、実際はコンビニのATMを使うので逆に普通の銀行の支店より店舗数は多く夜遅くも使えて、回数制限はありますが条件をクリアすれば手数料も無料の銀行がほとんどなので意外と便利だったりします。
なので今は実店舗がある銀行かネット銀行かで総合的にみるとそこまで大きな差はないので、フラットな目線で金利や条件などを比較してどこの銀行にするか決めて頂ければと思います。
②保証料無料に惑わされない
住宅ローンで失敗しないための銀行の選び方2つ目は、保証料無料に惑わされない事です。
保証料というのは住宅ローンを借りる時に必要な諸費用の1つで、住宅ローンが万が一返済できなくなった際に代わりに立て替えて返済してくれる保証会社への報酬です。
借りる金額や年数によって保証料の額は変わりますが、100万円前後必要な銀行もあります。
この保証料が「一切かかりません。無料です!」とアピールしている銀行もあってパッと聞くとお得で有利に聞こえます。
しかし実際は保証料が無料の代わりに事務手数料が100万円近く必要だったり、金利がその分0.1%など他の銀行より上乗せされた高い設定で、長期スパンで保証料の金額を回収する銀行もあります。
要するに結果的に保証料を別の形で払うのでお得でもないし、特別有利でもないので注意が必要です。
保証料無料とアピールしている銀行があっても、しっかりと詳細な内容を聞いて判断するようにしましょう。
③疾病保障付団信も検討する
住宅ローンで失敗しないための銀行の選び方3つ目は、疾病保障付団信も検討する事です。
団信とは団体信用生命保険の事で、ほとんどの銀行で住宅ローンを組む時に入らないといけない保険です。
万が一住宅ローンを借りた人が死亡したり高度障害で動けなくなったら、この団信の保険金で住宅ローンが完済され残された家族が暮らすマイホームを守ることができます。
この死亡や高度障害にプラスして今は3大疾病や5大疾病、8大疾病のような、ガンの診断を受けて余命宣告を受けたり脳卒中や心筋梗塞などで倒れて仕事ができない状態が一定期間続いたりしたら、住宅ローンが完済されたり半分になったりする特約が銀行ごとに用意されています。
他にも高血圧症、糖尿病、慢性腎不全などかなり幅広い疾患を保障するものも出てきています。
残された家族が住宅ローンを背負うのは一番辛い事だと思うので、健康状態に不安がある人は出来るだけリスクを減らす意味で検討する価値はあるかもしれません。
ただ住宅ローンの借入額がそれほど多くない人や若い人は一般的な生命保険の特約を手厚くする方がお得な場合もあります。
逆に新規で生命保険の特約を付けようとすると高くなりがちな、例えば40歳以上の人とかは住宅ローンの団信特約を活用する方がお得な事もあるので、保険屋さんに一度相談してみてから考えた方がいいです。
あとこの住宅ローン団信の疾病保障特約は保険料をプラスしないで幅広い疾病が保障になる銀行もあれば、金利に何%かプラスして付帯できる銀行もあるのでその点もしっかり確認しましょう。
④繰り上げ返済手数料を確認する
住宅ローンで失敗しないための銀行の選び方4つ目は、繰り上げ返済手数料を確認する事です。
繰り上げ返済とは10万円とか100万円とかお金が貯まって余裕がある時に、毎月の返済やボーナス払いとは別に住宅ローンを返済する方法です。
この繰り上げ返済をすると元金部分をダイレクトに減らせるので、利息軽減効果が生まれて毎月10万円だった返済額を9万円に減額したり、35年返済だった期間を30年や25年など期間を短くできます。
住宅ローンの利息も減らせるので余裕があるなら繰り上げ返済するのは1つの方法ですが、この時に手数料が1回につき3万円とか5万円とか必要な銀行もあれば不要な銀行もあり、なるべくこまめに返済したい人にとっては意外と大きなハードルになります。
今どきはネット銀行はもちろん地方銀行などもインターネットで手続きすれば繰り上げ返済手数料は無料という所が多いです。
でもまれに信用金庫とか信用組合とかで繰り上げ返済手数料がかかる銀行もあるので、念のため借りる前に確かめるようにしましょう。
まとめ
最後まとめに入りますが、住宅ローンで失敗しないための銀行の選び方は次の4つです。
①ネット銀行か実店舗銀行か
②保証料無料に惑わされない
③疾病保障付団信も検討する
④繰り上げ返済手数料を確認する
それぞれの概要はここまでお話した通りですが、住宅ローンによって金利や保険の種類、手数料などが違うので、銀行の選び方や住宅ローンの種類によって家を建ててからの満足度や万が一のトラブル時に結果が大きく変わる可能性があります。
実際は借りる方の世帯年収や貯金などの資産背景、年齢、お子さんの人数によっても変わるし、固定金利か変動金利か返済期間や借入金額によっても変わります。
住宅ローンは3,000万円、4,000万円と金額も大きく35年という長い期間をかけて返済していくので、小さな事でも積もり積もって金額や保障の大きな違いになってしまいます。
今回のブログでご紹介した事がすべてではありませんが、これからマイホームを考えている人にとって少しでも参考になれば幸いです。
ちなみに住宅ローンの金利種類や注意ポイント、必ず押さえておきたい保証や保険については別のブログで詳しく解説しているので、気になる方は下のリンクからぜひチェックしてください。
ご覧いただきありがとうございました。
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