2021.08.10
【1500人調査】マイホームを建てるタイミングはコロナでどう変わったのか徹底調査!
これから家を建てる予定の方でコロナの事もあるし、家づくりのタイミングをどうしようか迷っている方はいないでしょうか?
世の中的にも景気は良い訳じゃないし、実際に飲食業や旅行業とか外出自粛の影響を受けてしまうお仕事の方は特に厳しい状況にあると思うので、家を建てるのは少し様子見てという方もいるかもしれません。
ただお子さんの小学校入学や住宅ローンの完済年齢、仕事の都合を考えると、どうしてもそろそろ建てないといけないと板挟みで迷っている方もいると思います。
そこで今回のブログでは、2020年4月の緊急事態宣言が解除された後に住宅金融支援機構が、5年以内にマイホームを建てる予定の1500人の方を対象とした「なんでこのタイミングで建てようと思ったのか」というアンケート調査の結果をお伝えして、家づくりで迷っている方の参考にしてもらおうと思います。
大工時代を含めて15年以上、沢山のお客様の家づくりをお手伝いさせて頂いた経験を踏まえて、これから家を建てる人が失敗しない為の情報を出来るだけ分かりやすくお伝えしますので、ぜひ最後まで読んでください。
マイホームを建てるタイミング調査
今回お伝えする調査結果は次の4つです。
①年代別の住宅取得の動機
②建て時と思うかどうか
③チャンスだと思う理由
④踏み切れない理由
この4つはあくまで他人の考え方ですが、1つの参考意見として聞いて頂けたら幸いです。
それでは解説してきます。
①年代別の住宅取得の動機
まず「年代別の家を建てる動機」についての調査結果は次の通りです。
まず20代30代は共通していて
1位 子供や家族の為
2位 結婚や出産を機に
3位 もっと広い家に住みたい
になっています。
やっぱり家を建てる動機として多いのが子供や家族の為で、実際にお客様から話を聞いても結婚や出産を機にという方も多いし、子供が大きくなって手狭になってきたとか子供の泣き声とか、ドタバタ走り回る音で近隣への配慮が大変だから一戸建てにしたいとか、共働きで家事を楽にしたいという声も良く聞きます。
あと家を建てる期限で1番大きいのは小学校入学で、出来るだけ転校させたくないという想いの方が多いので、入学までにあまり時間がないと校区のアパートに住み替えるか、どんどん家づくりを進めるしかない状態になります。
続く40代の方のランキングは
1位 老後の安心の為
2位 子供や家族の為
3位 もっと広い家に住みたい
になっていて、次の50代の方のランキングは、1位2位は40代と同じで3位が「もっと質の良い家に住みたい」に変わっています。
40代50代の方は老後に不便がないように家を建てたい、良質で安心できる家に暮らしたい想いが強い傾向で、あと何年かしたら子供も手を離れて独立するというお宅も多くなる時期なので、ご夫婦だけの家づくりをしようと考える方も増えてきます。
あと年齢的に長い住宅ローンを組むのは難しいので、子供にお金がかからずある程度自己資金を出せる時期とか、お客様ごとの家庭状況で家を建てるタイミングが変わってくるイメージになります。
②建て時と思うかどうか
次に「今は家の建て時だと思うか」という質問に対しての調査結果です。
これはコロナの影響が出る前の同調査と比べた方が、皆さんの考えがどう変化したか分かると思うので、1年前の2019年4月の調査結果と比較しながらお伝えします。
回答は「建て時だと思う」「建て時だと思わない」「分からない」の3つの選択肢になっています。
まず2019年の調査結果は、
・建て時だと思う 約34%
・建て時だと思わない 約25%
・分からない 約41%
次に2020年の調査結果は、
・建て時だと思う 約35%
・建て時だと思わない 約23%
・分からない 約42%
少し意外でしたが調査結果はほぼ同じで、要するに皆さんコロナ前でもコロナ後でも建てるタイミングに関しては同じ考えで、建て時だと思うが1%増えて建て時だと思わないが2%減っている事を考えると、どちらかというとコロナ後の方が家づくりに前向きという事が分かります。
結局は建てる動機の所でお伝えしたように、家を建てる動機やタイミングはお客様毎にあるので、コロナの影響はあるものの建てる時が来たら建てるという考えの方が多いんじゃないかと感じました。
③チャンスだと思う理由
次に「建て時だと思う」と答えた35%の人に、なぜそう思うのかという質問もしていて
1位 住宅ローン金利が低水準だから
2位 税制メリットが大きいから
3位 住宅価格が安くなったから
という回答になっています。
今現在で見ると住宅ローン金利はどちらかと言うと上がり傾向にある気もしますが、まだまだ低金利なのも確かだし、住宅ローン減税の延長やグリーン化住宅ポイント制度も始まったので、税制面の恩恵も大きいと思います。
3位の住宅価格が安くなったからというのはよく分かりませんが、コロナ下でも皆さん冷静に今建てるメリット・デメリットを判断しているのが分かる結果になりました。
④踏み切れない理由
逆に「建て時だと思わない」「分からない」と答えた65%の人に、住宅取得に踏み切れない理由も聞いていて、次の上位2つが大半を占めています。
1位 景気の先行きが不透明
2位 将来の収入や生活への不安
この結果はある意味当然で、今はコロナなので余計かもしれませんが、実はこの1位2位は10年前のこの調査結果を見ても全く同じになっています。
要するに景気や将来に対する漠然とした不安はどの時代でも必ずあって、今回のコロナもそうだしリーマンショックとか、10年置きぐらいに情勢が大きく変わるような事が何かしら起きている事を考えると、残念ながら不安は無くならないと思います。
なので自分たちが家を必要とするタイミングに無理のない資金計画を作り、早めに自己資金の準備や返済計画を立てる方が現実的な対策だと思います。
まとめ
最後まとめに入りますが、新型コロナウィルス感染拡大に対する2020年の緊急事態宣言解除直後に行われた、住宅金融支援機構のアンケート調査から次の4つの結果をお伝えしました。
①年代別の住宅取得の動機
②建て時と思うかどうか
③チャンスだと思う理由
④踏み切れない理由
それぞれの概要はお伝えした通りですが、2020年の緊急事態宣言が解除された直後の調査だったのでもう少しマイホームを建てる事に消極的な結果になっていると思いましたが、予想外に皆さん前向きに考えている方が多いと感じました。
ただ物理的にお仕事や経済的状況が厳しい方もいらっしゃると思うので、どのタイミングで家づくりをするにしても必ずしっかりとした資金計画を作り、ご予算の範囲内で素敵なマイホーム建築をしてほしいと思います。
ちなみにコロナによる生活スタイルの変化や注意したほうが良い間取りの考え方については、別のブログで詳しく解説しています。
下にリンクを貼っておくので、興味のある方はぜひそちらもご覧下さい。
今回のブログがこれからマイホームを考えている人にとって、少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。
今後も随時更新予定です!
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