2022.04.04
【知らずに買うと危険】マイホームで失敗しない!ダイニングテーブルの選び方
皆さんもせっかくマイホームを建てるなら、新しい家の雰囲気や大きさに合わせて、素敵なダイニングテーブルを新調したいと思いますよね?
でも実際にダイニングテーブルを選ぶとなるとデザインはもちろん、サイズや形など種類もたくさんあるのでどれが良いか迷います。安くても5万円~高いと15万円前後はするので、置いてみたら思ったより部屋が狭かったとか、使いにくかったとなったら結構ショックだと思います。
そこで今回のブログでは、ダイニングテーブルの基本的な選び方や、形ごとのメリット・デメリットを詳しくお伝えして、自分たちのマイホームにぴったり合う素敵なダイニングテーブルを、選ぶ参考にしていただけると幸いです。
ちなみに今回ご紹介する以外でも、「このテーブルがおすすめ」とか「これは微妙だった」みたいな生の声をいただけるとありがたいので、良ければYouTubeの方にコメントください。
大工時代を含めて15年以上、たくさんのお客様の家づくりにたずさわった経験をふまえて、これから家を建てる人が失敗しないための情報を、できるだけわかりやすくお伝えしますのでぜひ最後までご覧ください。
●ダイニングテーブルの選び方
まず結論から言うと、失敗しないダイニングテーブルの選び方は次の4つになります。
1.サイズ
2.スペース
3.形
4.椅子
それでは1つずつ説明していきます。
1.サイズ
ダイニングテーブルのポイント1つ目は、サイズです。
まずテーブルを選ぶ時は、1人あたりの必要な有効スペースが幅60cm、奥行40cmと言われているので、家族の人数をかければ、ある程度最適な大きさを算出する事ができます。
例えば4人家族で、2人ずつ並んで向かい合って座るテーブルなら、幅は2人分なので60cm×2で120㎝、奥行は40cm×2で80㎝になるので、120cm×80cmの大きさが4人家族の場合に必要なテーブルの大きさになります。
あとは座る人の体格によっても最適なサイズは変わるので、お子さんが小さいうちは幅60cmでも良いかもしれません。
しかし中学生、高校生となると幅が少しきつくなる可能性があるので、極力買い替えを避けたい場合には、余裕をもって1人あたりの幅を70cmでみて、140cmぐらいのテーブルを選ぶのもおすすめです。
なのでまとめると、4人家族なら幅120cm~140cmぐらいで、5人家族なら180cm~210cmぐらいがベストで、奥行に関しては体格に関係なく、あまり広すぎても場所を取りすぎるので、個人的には80cm~90cmあれば十分だと思います。
2.スペース
ダイニングテーブルのポイント2つ目は、スペースです。
これはダイニングテーブルを置くために、その回りにどれくらいのスペースが必要になるかの事です。
先程ご紹介したサイズだけを考えて、少し余裕をもってテーブルを買ったは良いけど、椅子を引いた時に壁にぶつかるとか、後ろが通れないみたいな感じで窮屈になるのも嫌だと思うので、スペースも大切な1つの指標になります。
具体的なスペースの目安としては、テーブル本体の奥行サイズにプラスして、椅子を引くスペースがだいたい60cmぐらい、更に椅子の後ろを人が通れるようにしようと思うと、70cmぐらい必要なイメージになります。
実際はテーブルの配置をどこにするのか、例えばキッチンの前に対面にするとか、キッチンと横並びで並行にするとか、いろいろな選択肢があると思います。
具体的に理想の配置が決まっていたり、置きたいテーブルが既に決まっているなら、住宅会社の担当者に早めに相談がおすすめです。間取りを作る段階で、プランにテーブルの位置や大きさを落とし込んでもらい、後から狭いとか使いにくいとならないように配慮しましょう。
3.形
ダイニングテーブルのポイント3つ目は形で、長方形、円形、伸縮形の3つをご紹介したいと思います。
長方形
まず1番オーソドックスな形が長方形で、ネットとかで検索しても種類が豊富なので、サイズや素材感など、気に入った製品を見つけやすいです。シャープでスタイリッシュな雰囲気なので、比較的どんなテイストの家にも合うし、LDKの形にもフィットしやすいと思います。
製品によっては四隅がピン角になっていて、ちょうどお子さんの頭や顔の位置にくる場合があるので、心配な方は専用のコーナガードというクッション材でカバーしてあげると安心です。
またシャープな雰囲気は消えてしまいますが、テーブルの四隅が丸く加工されている製品もあるので、家のテイストや安全性を加味して選択してほしいと思います。
円形
次が円形のテーブルで、きれいな円形や少し崩した楕円形、半円形の製品があって、圧迫感が感じにくく、部屋を広く見せる視覚効果やダイニング空間に柔らかい印象を与えてくれます。
あと円形テーブルの場合は長方形テーブルと違って、座っている人全員と顔を見合わす事ができるので、家族みんなで食事をしながら楽しく会話ができたり、中華テーブルのように中心の天板が回るタイプであれば、おかずをよそったりがかんたんにできます。
ただ欠点として円形の場合は、奥行は十分ですが、1人が使えるテーブル上の幅は角型に比べると少なめになるので、4人家族で直径1m、5人家族で1.2mは最低でも必要です。椅子も全方向に引く形になるので、長方形テーブルよりも広めのスペース確保が必須になるので注意しましょう。
伸縮形
最後伸縮形テーブルは名前の通り、来客の際などに座る人数を増やせるように、テーブルを伸ばせる形です。天板を左右に引っ張り幅を広げるタイプや、サイドに天板が折り畳んであって持ち上げるタイプがあります。ただ複雑な構造だと壊れやすかったりガタガタしやすいので注意しましょう。
今回はテーブルの形を3つご紹介しましたが、それぞれに一長一短あるので、できれば現物を見て触って、質感や雰囲気などもふまえて選んでいただくのがおすすめになります。
4.椅子
ダイニングテーブルのポイント4つ目は椅子で、ハイバックタイプ、肘掛けタイプ、ベンチタイプの3つをかんたんにご紹介したいと思います。
ハイバックタイプ
まずハイバックタイプは、背もたれが首ぐらいまである形で、もたれかかってリラックスできるメリットがあります。
反面でダイニングテーブルとセットで、4脚とか揃うと結構見た目のボリュームがあります。なので、限られた広さのダイニングスペースをできるだけ広く見せたいとか、部屋をできるだけスッキリさせたい場合には注意が必要な形になります。
肘掛けタイプ
次に肘掛けタイプは、椅子に肘掛けが付いているので肘が置けて楽です。ただ椅子から立ち上がって横に出る時に、肘掛けが無いタイプに比べると、しっかり後ろに引いてからでないと出られないので、背面のスペースを少し広めに確保する必要があります。
ベンチタイプ
最後ベンチタイプは、背もたれが無い横長の座面だけの椅子で、2〜3人掛けのサイズで販売されています。背もたれが無いので、見た目がすっきりして部屋が広く見えるし、横に回り込まなくても背中側から座れて楽というメリットがあります。
ただ結構重さがあるので掃除の時に動かすのが大変だったり、背もたれが無いのでくつろぐって意味だと物足りなく感じてしまう可能性があります。
個人的に椅子は見た目重視で良いと思いますが、一応それぞれに注意点もあるので、LDKの広さやダイニングテーブルの雰囲気に合わせて、検討するようにしましょう。
●まとめ
今回ご紹介した失敗しないダイニングテーブルの選び方は、次の4つになります。
1.サイズ
2.スペース
3.形
4.椅子
それぞれ色や素材など見た目は好みで選べば良いと思いますが、ダイニングテーブルの1番の目的は家族と楽しくご飯を食べたり、食後にくつろいだりする大切な場所になります。
ダイニング空間が窮屈になってしまったり、使いにくかったらショックだと思うので、それぞれサイズやスペースの考え方、テーブルの形や椅子の種類によって変わるポイントにも注意していただいて、素敵な新居での暮らしを実現してほしいと思います。
ちなみに、ダイニングテーブル兼用のキッチンカウンターの作り方や、LDKを広く見せるインテリアテクニックについては、別の動画で詳しく解説していますので、興味のある方は下のリンクからぜひご覧ください。
今回のブログ内容が全てでは無いですが、これからマイホームを考えている人にとって、少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。
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