2021.02.23
【デメリット公開!】新築に付ける人が減っている!?残念な設備TOP5
良さそうだなと思ってせっかくマイホームに付けたのに、意外と勝手が悪くて使わなくなってしまったらちょっと嫌ですよね?
昔は当たり前のように付いていたのに、最近はほとんど設置されなくなったという設備は結構あります。
もちろんどんな設備にも一長一短あるので今回ご紹介する設備がダメという事を主張したい訳ではないし、使う人の考え方やライフスタイルによっては重宝する設備であるのも間違いないです。
実際にうちのお客様でも今回ご紹介する設備を設置される方もいらっしゃいますし、場合によってはこちらからご提案する事もあります。
今回のブログでは付ける人が減ってしまった設備を5つランキング形式でご紹介して、やっぱり需要が少なくなるのはそれなりの原因やデメリットがあるのも事実なので、そこを詳しく解説して自分達のマイホームに付けるべきかどうか、しっかりと判断できるようになってもらいたいと思います。
大工時代を含めて約15年、たくさんのお客様の家づくりをさせて頂いた経験と、全国の住宅会社の家を視察などで見てきた知識から、出来るだけ分かりやすくお伝えしますのでぜひ最後まで読んでください。
付ける人が減っている設備TOP5
付ける人が減っている設備は次の5つになります。
第5位 掘りごたつ
第4位 大型浴槽
第3位 ビルトインオーブン
第2位 小屋裏収納
第1位 天窓
それでは1つずつ解説していきます。
第5位 掘りごたつ
付ける人が減っている設備の第5位は、掘りごたつです。
掘りごたつというのは和室とかによくあるイメージで、足の低い座卓テーブルの下の床がくり抜かれていて椅子のように座れるので、くつろげるし膝が悪い年配の方にも楽ということで一時期付ける人が多かった設備です。
今でもたまに料理屋さんとかで掘りごたつになっている席があり、座り心地は確かに良いし私のおじいちゃん家にも掘りごたつがあって冬は温かくて重宝しています。
ただデメリットもいくつかあってそのくり抜き部分の下にゴミが溜まりやすいのと、掃除をする時にテーブルをどかさないといけない、しかも低い位置なので物理的に掃除もしにくかったりします。
あとは年配の人からすると座ってるのは確かに楽だけど立ち上がる時は結構大変みたいで、実際に私が大工をやっている頃に掘りごたつになっている部分を埋めてフラットにするリフォーム工事をした事があります。
あとは最近はシンプルな家で洋風とか北欧風とかが人気で、ダイニングテーブルとかソファーでの生活スタイルが主流になってきたと言うのも、掘りごたつが減ってしまった原因の1つだと思います。
掘りごたつを付ける際は、よく検討するようにしましょう。
第4位 大型浴槽
付ける人が減っている設備の第4位は、大型浴槽です。
大型浴槽というのは言葉のままで、お風呂の浴槽が通常よりも大きい1.25倍とか1.5倍とかある浴槽で、子供と一緒に入っても湯船にゆったりと浸かれてリラックスする事ができます。
ただ実際に使う場合には当たり前ですが浴槽が大きいだけ水を多く使うので、毎日お湯をはるご家庭だと水道代や給湯代が結構かかるというデメリットがあります。
あとは面積が大きくなった分、物理的に掃除が大変だったり、一般的な畳2枚で1坪の大きさのお風呂よりも大きくなるので、建物の面積も増えたりユニットバスの金額も高くなってしまいます。
子供と一緒にお風呂に入る時期も実際には10年ぐらいとか限られてる中で、人によってはそれほどメリットに感じない方もいて価値観で評価が分かれるところです。
なのでお風呂にゆったり入りたいとか子供とお風呂に入る時間を少しでも快適にしたいという人は良いと思いますが、ある程度デメリットもある設備なのでそれを十分に理解した上で付けてほしいと思います。
第3位 ビルトインオーブンレンジ
付ける人が減っている設備の第3位は、ビルトインオーブンレンジです。
ビルトインオーブンレンジというのはキッチンコンロの下に、最初から組込み式で設置されているオーブンレンジの事です。
オーブンレンジを家電として別に買って置く場所を確保する必要がないので、キッチンが広く使えるというメリットは良く聞きますが、逆に言うとコンロ下の収納は減ってしまう訳なので別でその分の収納を確保する必要も出てきます。
あとは種類も大きく分けるとガス式と電気式があって、電気式の場合は100Vではなく200Vのタイプを選べばガスオーブンと同じぐらいの火力で調理することができます。
一昔前までは料理やお菓子作りが好きな奥様は家を建てたら絶対付けたいという方が多くて、パンを焼いたりピザを焼いたりするのが楽しみというお客様が結構いらっしゃいました。
ただ一番の欠点は一般的な背面に置く家電のオーブンレンジと違って設置場所がコンロ下なので、オーブンの中の焼き具合とかを見たりスイッチ操作をしたりする時にしゃがまないといけなくて、結構足腰に負担がかかって大変という話を聞きます。
あとは調理中は結構熱くなるので手が届く場所で子供が間違って触ってしまうと事故に繋がったり、コンロと同じメーカーのオーブンを設置しないといけない事が多いので選べる種類が少なかったり、壊れた時の修理も結構大変だったりするのでだんだんビルトインオーブンレンジを選ぶ人は減ってきているようです。
ただこだわりでどうしてもビルトインタイプが良いって方は、デメリットも理解した上で選択をするようにしましょう。
第2位 小屋裏収納
付ける人が減っている設備の第2位は、小屋裏収納です。
これは天井から屋根までの空間、いわゆる屋根裏を活用して普段使わない季節モノとかを置く収納スペースをつくる方法で、しっかり階段を作ることもあれば簡易的なハシゴで上り下りできるようにする事もあります。
ただ注意点としては屋根裏収納の場合、屋根の形も最初のプラン段階からある程度配慮しないと作れなかったり、天井の高さを1.4m以下にしないといけないため収納するモノや使い方によっては意外と不便だったりします。
あとは収納と言っても普通の部屋を作るのと同じように、床を貼ったり壁を貼ったり天井を貼ったりしないといけないし、場合によっては断熱材もしっかり入れる必要も出てくるのでそれなりに費用もかかります。
しかも工事費を安く済ませようと思い階段ではなくハシゴにすると大きなモノや重たいモノを収納するのも大変で、年を取った時や女性が1人だとなおさら使いにくくになってしまいます。
なので安易に作ってしまうと暮らし始めてから意外と使わなくて、お金とスペースの無駄になってしまう可能性もあるのでしっかり検討してから作るようにしましょう。
第1位 天窓
付ける人が減っている設備の第1位は、天窓です。
天窓というのは室内の天井に付ける窓で外の光をダイレクトに家の中へ落とせるので、階段ホールや北側の部屋、LDKなど、敷地環境や間取りプランでどうしても暗くなってしまう部分を明るくするために活躍します。
ただ天窓で良く言われるのは雨漏りリスクで、天窓自体の防水性能も昔と比べて格段に上がって施工要領も改善されていますが、構造上どうしても雨漏りのリスクは低くないのでより細心の注意を払って、適切な工事をする必要があります。
実際にYKKとか三協アルミとかのサッシメーカーも天窓から手を引いて、デンマークのメーカーが製造しているベルックスという天窓を代理店的に提供しているのが現状で、国内メーカーで生産しているのはLIXILだけになっています。
ただ空が見えたり上から光を入れられたり上方向への開放感は天窓独自のメリットなので、しっかりと注意点を理解した上で付けてもらいたいと思います。
まとめ
最後まとめに入りますが、付ける人が減っている設備は次の5つになります。
第5位 掘りごたつ
第4位 大型浴槽
第3位 ビルトインオーブン
第2位 小屋裏収納
第1位 天窓
改めておさらいをすると、掘りごたつは良い面もありますがくり抜いた部分の下にゴミが溜まりやすくて、掃除がしにくかったり年配の人からすると座ってるのは確かに楽だけど、立ち上がる時は結構大変だったりします。
大型浴槽は子供と一緒に入っても湯船にゆったりと浸かれて、リラックスする事ができる反面水を多く使うので、水道代や給湯代が結構かかったり面積が大きくなる分、物理的に掃除が大変だったりユニットバスの金額も高くなってしまいます。
ビルトインオーブンレンジは見た目はスッキリしますが設置場所がコンロ下なので、なにかにつけてしゃがまないといけないのが大変なのと、調理中に子供が触ってしまうと事故に繋がったり、オーブンの種類が少なかったり壊れた時の修理も意外と大変です。
小屋裏収納は屋根の形を配慮しないといけないし、天井の高さにも制限があって収納するモノや使い方によっては意外と不便だったりします。
天窓は外の光をダイレクトに家の中へ落とせるので、どうしても暗くなってしまう部分を明るくするために活躍します。
ただ構造上どうしても雨漏りのリスクは低くないので、より細心の注意を払って適切な工事をする必要があります。
冒頭でもお伝えしましたが良さそうだなと思ってせっかくマイホームに付けたのに、意外と勝手が悪くて使わなくなってしまったらちょっと嫌ですよね?
もちろんどんな設備にも一長一短あるので、今回ご紹介する設備がダメという事を主張したい訳ではないし、付けた人が100%後悔する訳ではなくて使う人の考え方やライフスタイルによっては、重宝する設備であるのも間違いないです。
実際にうちのお客様でも今回ご紹介する設備を設置される方もいらっしゃいますし、場合によってはこちらからご提案する事もあります。
ただ明確にそれぞれデメリットもあるのでそれを正確に理解した上で設置しないと、後悔に繋がる可能性が高いのも事実です。
今回のブログがこれからマイホームを考えてる人にとって、少しでも参考になれば幸いです。
ちなみに今回ご紹介した設備以外にもオススメできない設備や、逆にこれは付けたほう良いという設備について別のブログで詳しくお伝えしてます。
興味のある方は下にリンクを貼っておきますのでぜひチェックしてみてください。
ご覧いただきありがとうございました。
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