2025.09.03
ビルトインガレージにすると固定資産税はどうなる?新築住宅で知っておきたい税金の話

こんにちは!ハピナイス(HAPINICE)です。
注文住宅のプランを考える中で、「ビルトインガレージってかっこいいし便利そう!」と感じる方は多いのではないでしょうか?一方で、「ビルトインガレージをつけると固定資産税が上がるって本当?」「税金っていくら変わるの?」といった疑問や不安の声もよく耳にします。
この記事では、ビルトインガレージを設けた場合の固定資産税の仕組みや注意点、そして節税のポイントについてわかりやすく解説します。
記事を読むことで、ビルトインガレージ付きの注文住宅を建てた際の固定資産税の仕組みや、対策方法がしっかり理解できるようになります。
ビルトインガレージを検討しているご家族は、ぜひ最後まで読んでみてください!
ビルトインガレージが固定資産税に与える影響とは?

固定資産税は、「建物」として評価される部分の床面積や構造によって決まります。ビルトインガレージは建物の一部とみなされ、延べ床面積に含まれるため、固定資産税の計算にも影響を与えます。
たとえば、延床面積が100㎡の住宅に、15㎡のビルトインガレージを設けた場合、課税対象となる面積は115㎡になります。その結果、税額が増加する可能性があるのです。
ただし、ガレージの仕様や利用目的によって評価額が変動することもあるため、注意が必要です。
ビルトインガレージは「建物扱い」になる理由
ビルトインガレージが固定資産税の課税対象となる理由は、次のような条件を満たすと「建物」として認定されるためです。
- 壁や屋根、扉などがしっかり設けられている
- 雨風をしのげて居住用空間と一体化している
- 屋内からの出入りが可能
これらの条件を満たす場合は、単なる駐車スペースではなく「住宅の一部」として評価されます。そのため、床面積にカウントされ、税額にも反映されるのです。
固定資産税に影響する床面積の基準は?
固定資産税は、土地と建物それぞれにかかります。ビルトインガレージを設けて家全体の広さが増えると、建物部分の課税額に影響することがあります。
住宅には、固定資産税の軽減制度があります。家の延べ床面積が 50㎡以上 であれば軽減が受けられますが、軽減が適用されるのは120㎡までの部分に限られます。
たとえば、ビルトインガレージを作って家全体が120㎡を超えた場合、120㎡を超えた部分には軽減が使えず、その分の税金は通常通り課税されます。
まとめると、ビルトインガレージで家を大きくすると、固定資産税の軽減が受けられない部分が増える可能性ため、税金がやや高くなることがあります。建物の広さを考える際は、こうした制度の仕組みも確認しておくと安心です。
ガレージの課税対象・非課税の違い
課税対象となるガレージの特徴
課税対象となるガレージには、共通した構造的な特徴があります。たとえば、以下のようなケースです。
- シャッター付きで外部と完全に区切られている
- 屋根・壁・基礎がある
- 建物の一部として一体的に設計されている
これらは建築物としての性質を持つため、固定資産税の課税対象となります。
一般的にビルトインガレージやインナーガレージと呼ばれている住宅と一体設計となるガレージは課税対象になります。
非課税となる可能性があるガレージの特徴
一方で、以下のような簡易的な駐車スペースであれば課税対象外となる場合もあります。
- 柱と屋根だけの簡易カーポート
- 壁がない、もしくは半分以上開放されている
- 住宅本体とは独立している
市町村によって判断基準が異なるため、自治体への確認が重要です。
固定資産税が高くなることのデメリット
固定資産税が増えることで、住宅を所有する上でのランニングコストが上がります。たとえば、年額8万円の固定資産税が10万円になると、30年間で約60万円の差となります。
固定費が増えることで、教育費や住宅ローン返済への影響も無視できません。ビルトインガレージを検討する際は、デザインや利便性だけでなく、税金面の影響も踏まえて総合的に判断することが重要です。
固定資産税を抑えるための対策はある?

ビルトインガレージは魅力的な設備である以上、建築費用も固定資産税も高めになります。
費用的に難しい場合は、外構のカーポートや別棟の簡易ガレージにする方法もあります。
1. カーポートにする
- 建物に含まれないため 建物の固定資産税には影響しない
- 固定資産税を抑えつつ車を屋根付きで守れる
- 雨や雪対策はできるが、防犯性や冬の暖房効果はビルトインには劣る
2.別棟の簡易ガレージにする
- 倉庫のように建物として評価されるので 固定資産税はかかる
- ただし住宅の延べ床面積には含まれないため、住宅部分の軽減には影響しない
- 住宅の壁や屋根よりも簡易にできるが、外構カーポートより耐久性・防犯面で安心
まとめ
ビルトインガレージは、利便性やデザイン性の面では非常に魅力的ですが、その一方で固定資産税の計算にも大きく関わる重要な要素です。建物の一部として認定されることで、延床面積が増え、課税額が高くなるケースがあります。
ビルトインガレージを検討しているご家族は、ぜひ税金の面も含めてトータルで判断し、後悔のない家づくりを進めてください。
地震に強いデザイン住宅を探しているご家族は、是非この記事を参考にしてくださいね!ハピナイスでは、豊橋・豊川・田原・蒲郡・新城・湖西エリア周辺でお客様にピッタリのデザイン性の高い注文住宅を提案しています。東三河エリア周辺のお家づくりはHAPINICEにお任せください!
ハピナイスでは、2台分のビルトインガレージがある向山モデルハウスが豊橋にございます。
見学もできますのでお気軽にお問い合わせください。
シリーズ「ガレージのある家」コラム
❶ビルトインガレージとは?メリット・デメリットを徹底解説
❷ビルトインガレージのある家の魅力とは?
❸雨の日も安心!ビルトインガレージ付き住宅の便利さ
❹ビルトインガレージの建築費用と注意点
❺ビルトインガレージにすると固定資産税はどうなる?新築住宅で知っておきたい税金の話(この記事です)
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