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2025.12.31

「電気代0円住宅」用語集【家庭の電気・料金編】|オール電化・電気料金の基礎知識

こんにちは!ハピナイス(HAPINICE)です。
電気代0円住宅について調べていくと、ZEHや断熱性能といった住宅性能の言葉だけでなく、電気料金・契約・使い方に関する専門用語が多く出てきます。

「オール電化って何?」
「深夜電力って今もおトクなの?」
「電気代が高くなっている理由は?」

そんな疑問を感じたことがある方も多いのではないでしょうか。

この記事では、家庭で使う電気や電気代にまつわる用語を、辞書型の用語集part2としてやさしく整理します。
電気代0円住宅を目指す前に、まず知っておきたい“電気の基礎知識”を押さえていきましょう。

電気代を抑えながら、安心して暮らせる住まいを考えたいご家族は、ぜひ最後まで読んでみてください。

❶電力会社関連|電力自由化・新電力・大手電力会社

電力会社とは、家庭や事業所に電気を供給する事業者のことです。
以前は地域ごとに決められた電力会社からしか電気を買えませんでしたが、2016年の電力自由化をきっかけに、家庭でも電力会社を自由に選べるようになりました。

この電力自由化以降、

  • 従来から地域ごとに電気を供給してきた大手電力会社
  • 新たに電力販売に参入した新電力(小売電気事業者)

という言葉が使われるようになっています。

新電力の中には、

  • 電気料金が割安になるプラン
  • ガスやインターネット回線(プロバイダ)とセットで契約できるプラン
  • 環境配慮型の電力を選べるプラン

など、ライフスタイルに合わせた多様な料金・サービスを提供する会社もあります。

電気代0円住宅では、
太陽光発電で余った電気を売る「売電」や、足りない分を買う「買電」の条件が、契約する電力会社やプランによって変わる点も重要です。
そのため、単に電気代の安さだけでなく、売電価格や契約内容まで含めて電力会社を選ぶことが、家計への影響を左右します。

❷電気料金プランの用語|従量電灯・時間帯別料金・基本料金・電力量料金

家庭で支払う電気代は、「どれだけ使ったか」だけでなく、どんな料金プランを選んでいるかによって大きく変わります。
電気代0円住宅を考える際も、発電量や暮らし方に合った料金プランの理解が欠かせません。

基本料金

基本料金とは、電気を使わなくても毎月かかる固定費です。
契約している電気容量(アンペア数など)に応じて金額が決まります。

「使っていないのに電気代がかかる」と感じる理由は、この基本料金にあります。

電気代0円住宅では、

  • 実際の電気使用量
  • 太陽光や蓄電池の有無

に合わせて契約容量を見直すことが、家計負担の軽減につながる場合があります。

従量電灯(じゅうりょうでんとう)

従量電灯とは、使った電気の量に応じて料金が増えていく、最も一般的な電気料金プランです。
多くのご家庭で長年使われてきたため、「電気代=使った分だけ払う」というイメージは、この従量電灯がベースになっています。

電気代は

  • 契約時に決まる基本料金
  • 使った分だけかかる電力量料金

の合計で構成されます。

電気代0円住宅では、太陽光発電などで電力量料金を減らせる一方、従量電灯が必ずしも最適とは限らないケースもあります。

電力量料金

電力量料金とは、実際に使用した電気量に応じて支払う料金です。
家庭の電気代の中で、最も大きな割合を占める部分でもあります。

従量電灯では、使えば使うほど単価が上がるケースも多く、
電気の使い方がそのまま電気代に反映されます。

電気代0円住宅では、
この電力量料金を太陽光発電などで相殺すること、
つまり電気を「買う量」よりも「自分でつくる量」を増やすことで、電力量料金をできるだけ発生させない仕組みになっています。

時間帯別料金

時間帯別料金とは、電気を使う時間帯によって単価が変わる料金制度です。
夜間の電気使用を促す目的で生まれた仕組みで、「深夜電力」という言葉とも深く関係しています。

たとえば、

  • 夜間は電気料金が安い
  • 昼間は電気料金が高い

といった設定が一般的です。

電気代0円住宅では、

  • 昼間は太陽光で発電
  • 夜間は電気を使う

といった暮らし方になるため、発電と使用時間のバランスによっては相性の良いプランになることもあります。

❸電気料金高騰|深夜電力・再エネ賦課金・燃料費調整額

電気代が高くなっている理由は、「使いすぎ」だけではありません。
料金制度や国の仕組み、燃料価格の変動など、家庭ではコントロールしにくい要素も大きく影響しています。
ここでは、電気代高騰と関係の深い用語を整理します。

深夜電力|夜間電力・夜間割引

深夜電力とは、夜間の電気料金が昼間より安く設定されている電力のことです。
「夜間電力」「夜間割引」と呼ばれることもあり、時間帯別料金プランの中で使われます。

この制度は、夜間に余りがちな発電設備を有効活用する目的で導入されました。
そのため、夜にお湯をつくるエコキュートや、夜間に家電を使う暮らしと相性が良いのが特徴です。

電気代0円住宅では、

  • 給湯を深夜電力で行う
  • 昼は太陽光、夜は割安な電力を使う

といった設計にすることで、電気代を抑えやすくなります

ただし近年では、深夜電力が必ずしも「安い」とは言えない状況になりつつあります。
電力自由化以降、電力会社やプランごとに料金設定が大きく異なり、以前のように「夜は一律で安い」という仕組みではなくなってきました。

また、燃料費調整額や再エネ賦課金は時間帯に関係なく加算されるため、深夜電力を使っていても、電気代が思ったほど下がらないケースもあります。

そのため現在は、

  • 深夜電力が本当に安いプランか
  • 給湯や家電の使い方と合っているか
  • 太陽光発電や蓄電池とどう組み合わせるか

といった点を含めて、家庭ごとに最適な電気の使い方を考えることが重要になっています。

電気代0円住宅では、
「深夜電力に頼る」よりも太陽光でつくった電気を自家消費する設計を重視するケースが増えています。

再エネ賦課金|再生可能エネルギー賦課金

再エネ賦課金とは、再生可能エネルギーを普及させるために、電気を使う人全員が負担する費用です。
太陽光や風力発電を支える国の制度として導入され、電気料金の明細には必ず含まれています

この制度は、2012年にスタートした「固定価格買取制度(FIT制度)」と同時に始まりました。
再生可能エネルギーで発電された電気を国が一定価格で買い取る仕組みを、
私たち電気利用者全体で支えるための費用が、再エネ賦課金です。

電気の使用量に応じて金額が決まるため、
電気を多く使う家庭ほど負担も増える仕組みになっています。

電気代0円住宅でも、電力会社から電気を買う分については再エネ賦課金がかかるため、
「完全に0円」にはならないケースがあります。
ただし、太陽光発電などで自家発電の割合を増やすことで、再エネ賦課金の負担を最小限に抑えることは可能です。

燃料費調整額|燃料費調整制度

燃料費調整額とは、発電に使う燃料価格の変動を電気料金に反映するための調整金です。
原油やLNG(液化天然ガス)などの価格が上がると、電気代も上がる仕組みになっています。

近年の電気代高騰は、この燃料費調整額の上昇が大きな要因の一つです。
家庭ではコントロールしにくいため、「知らないうちに電気代が上がる」と感じやすい部分でもあります。

電気代0円住宅では、
電力会社から買う電気量そのものを減らせるため、燃料費調整額の影響を受けにくくなる点がメリットです。

住宅設備の基本用語|オール電化・エコキュート

家庭での電力消費や暮らし方に関する設備・用語も、電気代0円住宅を考えるうえで知っておくと便利です。

オール電化住宅|オール電化

オール電化住宅とは、調理・給湯・冷暖房をすべて電気でまかなう住宅のことです。
昔は給湯といえばガスが一般的で、調理もガスコンロが主流でしたが、近年はIHクッキングヒーターやエコキュートが普及し、電気だけで暮らす家も珍しくなくなっています。

ガスを使わないため火災リスクが低く、シニア世帯や小さなお子さまがいる家庭にも安心です。
また、夜間の電気料金が安い深夜電力を活用できることも普及の背景にあります。
電気代0円住宅では、オール電化住宅と太陽光発電の組み合わせが定番です。

電気給湯器

電気給湯器とは、電気でお湯をつくる設備の総称です。
給湯といえばガス給湯器が一般的だった時代もありますが、電気給湯器は火を使わず安全で、深夜電力を活用することで光熱費を抑えやすいのが特徴です。

その中でも代表的な設備がエコキュートです。
家庭の電力消費の中で給湯は大きな割合を占めるため、効率的な設計が電気代削減の鍵となります。

エコキュート

エコキュートは、深夜電力を活用してお湯をためておく電気給湯設備です。
厳密にはヒートポンプ式電気給湯器という空気の熱を利用してお湯を作る技術の一つ。 

ちなみに「エコキュート」という名称は、日本の電力会社や給湯機メーカーが使用して普及した愛称です。オール電化住宅の代表設備で、電気代0円住宅では必須と言える存在です。

IHクッキングヒーター

IHクッキングヒーターは、電気で鍋やフライパンを加熱する調理機器です。
火を使わないため安全性が高く、掃除もしやすいので日々の暮らしが快適になります。

ガスコンロに比べて火力調整も簡単で、オール電化住宅との相性が良い設備です。
電気代0円住宅では、調理に使う電力も太陽光発電でまかなうことを想定しています。

まとめ

電気代0円住宅では、電気料金や契約の仕組みを理解することが、電気代削減の第一歩です。
用語を押さえることで、光熱費を抑える工夫や設計のポイントが明確になります。
家計と暮らしを守るための基礎知識として、ぜひ参考にしてください。

地震に強いデザイン住宅を探しているご家族は、是非この記事を参考にしてくださいね!HAPINICEでは、豊橋・豊川・蒲郡・新城・田原エリア周辺でお客様にピッタリのデザイン性の高い注文住宅を提案しています。豊橋・豊川・蒲郡・新城・田原エリア周辺のお家づくりはHAPINICEにお任せください!

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