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2022.04.15

【失敗続出!?】インナーガレージを作る際に大切な3つのチェックポイントを徹底解説!

 

皆さんの中にもせっかくマイホームを建てるなら、カーポートも良いけど家と合体したインナーガレージを作りたいと思っている方はいませんか?

 

インナーガレージで思い浮かぶメリットとしては、例えば車やバイク、自転車を雨や日差しから守れたり、家の中から眺められるという趣味の観点もあります。

 

また実用性で言えば、雨が降っていても濡れずに車と行き来できたり、ガレージから車を出してBBQしたりプールで水遊びしたりなど、屋根のある庭のような使い方もできます。

 

ただガレージと言ってもいろいろな作り方やスペースの取り方があり、目的に合わせて計画しないと、せっかくお金をかけて作ったのに「なんか使いにくいな」と後悔してしまう可能性があります。

そこで今回のブログでは、インナーガレージで失敗しないためのチェックポイントを3つご紹介して、理想とするガレージライフを実現してほしいと思います。

 

ちなみに今回ご紹介する以外でも「ここも注意した方が良い」「あれは微妙だった」みたいな生の声をいただけると有り難いので、良かったらYouTubeの方にコメントください。

 

大工時代を含めて15年以上、たくさんのお客様の家づくりに携わった経験を踏まえて、これから家を建てる人が失敗しないための情報をできるだけわかりやすくお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。

●ガレージの3つのチェックポイント

 

まず結論から言うと、インナーガレージのチェックポイントは次の3つになります

 

1.囲い方

2.広さ

3.設備

 

それでは1つずつ説明していきます。

1.囲い方

 

ガレージのチェックポイント1つ目は、囲い方です。

 

これはガレージの周りの壁をどう計画するかで、図のように大きく3つの種類に分けられます。

1面タイプと2面タイプは別名オープンガレージとも呼ばれていて、ガレージに車を停められますが、敷地が広ければガレージを通ってさらに奥に車を停めることもできます。

 

1面タイプ

 

1面タイプは壁が少ない分、建築コストが抑えられたり、車の乗り降りがしやすかったり、光や風が入りやすく開放的な空間にできます。

 

あとは隣や裏に庭があるとガレージと一体的に活用できますが、見た目通り結構オープンなので、吹き付けるような雨とかは入ってきますし、収納スペースを取るのも難しくなります。

 

2面タイプ

 

2面タイプは1面タイプより開放感は少なくなりますが、同じようにガレージの裏も一体的に有効活用できたり、両面に壁があるので適度にプライバシーを守ったりできます。

 

3面タイプ

 

次の3面タイプは入口以外が壁でぐるっと囲まれていて、上まで壁で囲えば棚とかを設置して収納スペースを作りやすく、半外みたいな感じで雨もかかりにくいので、車やバイクをいじるのにも最適ですが、方角によっては暗くなりやすかったり風通しが悪いというデメリットがあります。

 

このデメリットを払拭する方法としては、写真のようにガレージの奥とか壁の上部を少し開けるのが有効で、光や風を程よくいれつつ雨は入りにくい状態にできるのでおすすめです。

まとめると、できるだけ建築コストを抑えるために壁を少なくしたり、物理的なガレージの面積を抑えたい、庭とのつながりも作りたい場合には1面タイプがおすすめです。

 

またガレージをスルーして裏庭にも行きたい、ある程度プライバシーも守りたい場合は2面タイプ、多少コストはかかってもしっかり壁でぐるっと囲い、ホビースペースとしても活用したい場合は3面タイプがおすすめです。

2.広さ

 

ガレージのチェックポイント2つ目は、広さです。

 

ガレージとして必要な広さを考えるときは、ラパンとかの軽自動車で幅2.5m×奥行き5m、ボクシーとかのミニバンで幅3m×奥行き5.5mぐらいを1台分の基準にします。

 

奥行きはそこまでゆとりは必要ないですが、幅はドアを開けた時にガレージの壁や隣の車に当たらないように考えると、+30cmや50cmを見てあげると余裕が出ます。

 

この広さは先程の囲い方にも実は関係していて、例えば一般的なガレージの大きさ6坪を、幅3.5m×奥行5.5mで見たときには1面タイプも3面タイプも程良いと思います。

ただ軽自動車用に4.5坪で、幅2.5mで作ろうと思うとちょっと窮屈で、横の壁が少ない1面タイプにして開口部を利用できれば、少し余裕をもってドアを開けられます。

 

あとはガレージ内にキャンプやBBQ用品を置きたい、タイヤもしまいたい、子ども用のベビーカーや自転車も置きたいというときは、横幅を1mぐらい増やして7.5坪ぐらいスペースを取れば、ある程度の収納力が持てます。

ただガレージ内で車をいじったり何か作業したい場合は、最低でもさらに1mぐらいはスペースを取らないと厳しいので、9坪ぐらいは面積を確保する必要があります。

 

最後に直接広さには関係ないですが、ガレージは広くするほど耐震的に不利になるので、しっかり建物と合わせて構造計算をして、耐震性の確保とご家族の安心・安全は大前提で計画していただけると幸いです。

 

ちなみに家の耐震性を高めるためのプランや、地震に強い家の見分け方については、別の動画で詳しく解説していますので、興味のある方は下のリンクからぜひご覧ください。

3.設備

 

ガレージのチェックポイント3つ目は設備で、大きく「照明」「コンセント」「シャッター」の3つに分けられます。

 

照明

 

照明については、ただ車を置く駐車スペースとして使うのか、少し整備もできるようにしたいのか、用途や作り方によって計画を変えるのがベストです。

例えばダウンライトの照明をガレージ天井の中央に計画してしまうと、作業スペースが車の影になって手元が暗いとか、自分が影になって棚の中が見えにくいとかになる可能性があります。なので何箇所か分散して、手元まで照らせるように設置したほうが良いです。

ただ単に駐車スペースだけなら、あえて隅に寄せて壁を照らすようにしても雰囲気が出るので、個人的にはおすすめです。

 

またガレージに限らず外部照明はセンサー式のモノを設置しておくと、夜になったら自動で点灯したり、動きに反応して点灯して夜の荷物の積み降ろしや、お子さんの乗り降りも安全にできるし、防犯対策としても有効なので検討していただけると幸いです。

 

コンセント

 

コンセントもただ車を停めるだけでなく、ガレージ内で何か作業したり車を充電したい場合には、必要な場所に必要な数だけコンセントをあらかじめ設置しておきましょう。

 

ちなみに、家の照明計画の注意点やコンセントで多い失敗事例、おすすめの防犯設備に関しては、別の動画で詳しく解説しているので、興味のある方は下のリンクからぜひご覧ください。

 

シャッター

 

入口にシャッターまで付けるかは賛否わかれる所ですが、車や収納しているモノの防犯性を高めたり、家の中のようにしっかり密閉性を高めたい場合には必須な設備です。

 

開閉方法は手動と電動がありますが、多少コストはかかるもののガレージの場合は電動の方がやっぱり便利で、手動だと物理的に開け閉めも大変です。

 

電動は基本的にリモコン式なので、帰宅時に雨が降っていても車を降りずにリモコンで開けられたり、出かける時も一回車を停めてわざわざ閉めたりしなくて済みます。

ただ将来的な故障の可能性もあるので、メーカーが推奨している定期点検やメンテナンスは必ずやるようにしていただいて、そのためのコストも確保するようにしましょう。

●まとめ

 

今回ご紹介したインナーガレージのチェックポイントは次の3つになります

 

1.囲い方

2.広さ

3.設備

 

ガレージを検討するお客様は一定数いらっしゃいますが、実際にどんなことに気をつければ良いか、作り方の基本や細かな注意点まではわからない方も多いと思います。

 

また実際にガレージを作るときは、玄関へのアプローチや庭との関係性、収納用品の搬入経路などいろいろと同時に検討する必要があります。

今回の内容が全てではないですが少しでも参考にしていただいて、家やガレージの施工経験が豊富な住宅会社に相談しながら、素敵なマイホーム建築をかなえていただければ幸いです。

 

ご覧いただきありがとうございました。

今後も随時更新予定です!

ぜひ、チャンネル登録をお願いいたします。

 

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