2022.04.05
【どっちが正解!?】マイホームの外構工事はどに頼む?住宅会社か直接外構業者が良いのか徹底解説
皆さんもせっかくマイホームを建てるなら、素敵な家を作るのはもちろん、駐車スペースやお庭など、できるだけ費用を抑えつつ、おしゃれで使いやすい外構エクステリアにしたいと思いますよね?
具体的な外構工事の話で、例えば失敗しないための庭の作り方やカーポートの選び方、おすすめできない設備については、以前の動画で詳しくお伝えしているので、まだ見ていない方はそちらもご覧いただければと思います。
今回はそもそも、外観意匠として家の雰囲気を大きく左右する、大切な外構工事をどこに頼んだ方がいいのか、ベストな依頼先についてご紹介したいと思います。
実際に外構工事を頼む場合には、建物を依頼する住宅会社に頼むパターンと、直接お客様が知り合いとか地域の外構業者を探して頼むパターンの2つに別れます。当然それぞれに一長一短あるので、しっかり総合的に考えて選択しないと、こんなはずじゃなかったと後悔してしまう可能性があります。
なので今回のブログでは、大切な外構工事の依頼先の選び方や、それぞれのメリット・デメリットを詳しくお伝えして、問題やトラブルなくエクステリアを含め、素敵なマイホーム計画を実現してもらいたいと思います。
ちなみに今回ご紹介する以外でも「ここも注意した方が良い」「あれは微妙だった」みたいな生の声をいただけるとありがたいので、良ければYouTubeの方にコメントください。
大工時代を含めて15年以上、たくさんのお客様の家づくりに携わった経験をふまえて、これから家を建てる人が失敗しないための情報を、できるだけわかりやすくお伝えしますのでぜひ最後までご覧ください。
●依頼先ごとのメリット・デメリット
まず結論から言うと、住宅会社に頼む場合のメリットは3つで
1.トータルプラン
2.信頼性
3.施工品質
で、逆にデメリットは金額になります。
次に直接外構業者に頼む場合のメリットは2つで
1.選択肢
2.金額
で、逆にデメリットは分離発注と施工品質になります。
それでは1つずつ説明していきます。
●住宅会社
まず初めは住宅会社に頼むメリット・デメリットをお伝えします。
1.トータルプラン
住宅会社に頼むメリット1つ目は、トータルプランです。
これは家の間取りや外観意匠を考える時に、外構のデザインも考慮しながらプランを作る事ができるという意味です。建物のプランができ上がってから、空いてる空間に後付で外構を考えるより、理にかなった設計が可能になります。
例えば、駐車スペースやアプローチ、お庭の兼ね合いから建物の配置や玄関の位置を考えたり、外からの視線の目隠しで、フェンスやシンボルツリーなどを考慮しながら、窓の位置や大きさを決定したりできます。
また、外観意匠もバランス良く整えようと思うと、カーポートや物置きを置く位置とかも含め、建物設計の段階からあらかじめ考えておかないと、家はスタイリッシュでおしゃれだけど外構はなんか変だな、となってしまう可能性があります。
もちろん、タイルやフェンスなどの種類、ポストの大きさ、表札の字体など、より細かい事を決めていくのは、住宅会社と提携しているプロの外構業者と直接打合せをする事になります。
ただ、建物の設計段階から使いやすさやデザインなど、外構とセットでトータルプランできる点は、住宅会社に外構を頼む大きなメリットの1つになります。
2.信頼性
住宅会社に頼むメリット2つ目は、信頼性です。
これは単純な話で、自分たちのマイホームを依頼する会社を決める際にも、多くの人がいろいろな住宅会社に話を聞きに行って、比較検討して悩みに悩んで信頼できる所を見つけると思います。
そのため、外構も家に比べると規模や費用が小さいとはいえ、重要性という意味では変わらないと思うので、外構業者への信頼性も大切になります。
自分達で1から、ネット検索したりいろいろと話を聞きに行って、外構業者を見つけるのももちろん良いと思います。しかし大切なマイホームを任せられる、信頼できる住宅会社があるなら、外構も含めてセットでお願いした方が、個人的には安心できると思います。
しかも万が一、住宅会社と提携している外構業者の提案に満足ができなければ、そこから新たに自分達で探すという選択肢もあると思うので、リスクも少なくておすすめになります。
3.施工品質
住宅会社に頼むメリット3つ目は、施工品質です。
これは先程の信頼性の延長になりますが、住宅会社は横のつながりでたくさんの外構業者を知っていますが、その中で提携している会社は1社2社ぐらいだと思います。
正直、提案力や施工品質などは外構業者さんによって全然違いますが、お客様から外構もセットで請ける以上、外構業者の提案や対応が悪かったり、工事がイマイチだったりすれば、住宅会社への信用も比例して落ちてしまいます。
なので、住宅会社からしても提携先は慎重に選びますし、建物の施工監理と合わせて外構工事にも責任を持ってもらえるので、安心できる要素の1つだと思います。
あとは、暮らし始めてから外構エクステリアに不具合があっても、住宅会社が窓口になって対応するので、アフターフォローの意味でもメリットは大きいと思います。
1.金額
ここまで住宅会社に頼むメリットをご紹介しましたが、唯一、金額がデメリットになり得ると思います。
これは一概には言えないですが、基本的には金額勝負と言うより、提案力や施工品質に自信のある外構業者と提携していると思いますし、更に住宅会社の監理料も発生してしまうので、一般的な相場より極端に安くなる事はないと思います。
なのでとにかく安く外構工事を仕上げたい場合には、外構業者を自分たちで探して依頼した方が良いですし、少し金額が増えても安心や施工品質を大切にしたい場合には、住宅会社に依頼するのがおすすめになります。
●直接外構業者のメリット・デメリット
ここからはお客様が直接、外構業者に依頼する場合をご紹介しますが、基本的には住宅会社に依頼するメリット・デメリットの反対になるようなイメージなので、かんたんにお伝えしたいと思います。
メリット
まず外構業者に直接頼むメリットは、選択肢の多さと金額です。
地域にあるたくさんの外構業者が候補に上がるので、デザインのバリエーションが広がって、様々な提案を受ける事ができます。もし知り合いとかに信頼できる外構業者がいれば、その方にお願いするのも1つの手だと思います。
あとは少し大変かもしれませんが、いろいろな外構業者から見積りをもらって比較検討できて、知り合いなら特別価格で発注できる可能性があるので、200万円、300万円などある程度の規模で外構工事を考えている方は、より金額面のメリットを享受できると思います。
ただ当たり前ですが、建物と同様、外構工事も基本的には価値と対価は比例しているはずです。なので金額面だけで比較せずに、プランの提案力や施工品質も加味して、決めていただきたいと思います。
かといって外構の場合は建物みたいに、モデルハウスやお客様の家を実物で何件も見る事は難しいと思うので、金額の安さを重視する場合はより慎重に時間をかけて、依頼先を決めるようにしてください。
デメリット
次に外構業者に直接頼むデメリットは分離発注です。
建物を設計するタイミングで外構業者まで決まっていれば良いですが、基本は分離発注で家は家、外構は外構と切り離してしまいます。
家の間取りや予算が決定した後とか、家が完成した後に外構の打合せというケースが多いので、場合によっては庭や駐車スペースが思っていたより狭くなってしまったり、希望の位置に希望の外構設備が入らないとか、想定外の事が起きてしまう可能性があります。
あとは物理的に地域の優良な外構業者を、自分たちで探すのは結構大変です。
時間にゆとりがあってじっくり検討したい方であれば問題ないですが、インスタグラムやホームページで検索して、気になる会社があったらそれぞれに話を聞きに行って、それぞれの業者に現地調査や提案をしてもらうので、打合せを含め想像以上に時間や手間がかかってしまいます。
それともう一つ大切なのが施工品質で、住宅会社に依頼する場合には第三者的な立場で施工監理したり、必要であればチェック是正や工程管理までしてくれます。そのため建物完成⇒外構工事⇒お引渡しまでの流れが、一元化されてスムーズで安心できます。
しかし直接外構業者に依頼する場合には、自分で工程管理しつつ施工の確認もしないといけなくなります。
デザインや金額に関しては施工事例を見せてもらったり、プランや見積りをもらえばわかりますが、施工品質は完成してみないとわからないし、正直、見てもわからない部分が多いと思うので、しっかり検討して依頼先を判断するようにしましょう。
●まとめ
今回ご紹介した住宅会社に頼む場合のメリットは3つで
1.トータルプラン
2.信頼性
3.施工品質
で、逆にデメリットは金額になります。
次に直接外構業者に頼む場合のメリットは2つで
1.選択肢
2.金額
で、逆にデメリットは分離発注と施工品質になります。
今回は住宅会社に依頼するパターンと、外構業者に直接依頼するパターンの2つをお伝えしました。
今ハピナイスの場合はこの2つの折衷案的な感じで、自社では外構工事を請けていないですが、建物設計の際にある程度、駐車スペースやアプローチ、庭や目隠しフェンスなども合わせてざっくり計画しています。
具体的な提案や施工監理は、信頼できる外構業者さんをお客様にご紹介して、直接やりとりをお願いする形を取っています。
もし外構工事で失敗してしまったら、せっかくマイホームが素敵に完成しても、家づくり全体で考えた時に後悔してしまう可能性があります。
何が正解で不正解かはないですが、それぞれメリット・デメリットはあるので、今回のブログ内容が全てでは無いですが、これからマイホームを考える人にとって、少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。
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