2022.03.22
【家事の時短におすすめ】洗濯物を乾かす乾燥機を徹底比較!ランニングコストや価格相場も解説
皆さんもマイホームのタイミングで乾燥機を買うなら、きちんと乾かせるのはもちろん、省エネ性や仕上り具合、使い勝手なども含めてしっかり検討したいと思いますよね?
洗濯はほぼ毎日やる家事ですが、仕事や子育てで忙しい方の中には、洗濯物を干す時間を短縮したいとか、室内干しも併用して屋内で完結させたいと、新築を機に乾燥機の購入を検討してる方も多いと思います。
ただ一口に乾燥機と言っても、いろんな乾燥機の種類があるので、それぞれのメリット・デメリットをしっかり理解したうえで選ばないと、思ったより時間がかかる、使い勝手が悪い、仕上りが微妙など、期待よりも実際が下回って後悔してしまう可能性があります。
そこで今回のブログでは、乾燥機の種類と特徴をご紹介して、自分達の暮らしに合った最適な乾燥機を選べるようになってもらいたいと思います。
ちなみに今回ご紹介する以外でも、「この乾燥機がおすすめ」とか「これは想定外だった」みたいな生の声をいただけるとありがたいので、良ければYouTubeの方にコメントください。
大工時代を含めて15年以上、たくさんのお客様の家づくりにたずさわった経験をふまえて、これから家を建てる人が失敗しないための情報を、できるだけわかりやすくお伝えしますのでぜひ最後までご覧ください。
●比較する乾燥機の種類
まず結論から言うと、今回比較する乾燥機の種類は次の4つになります。
1.ヒートポンプ式洗濯乾燥機
2.縦型洗濯乾燥機
3.ガス式乾燥機
4.電気式乾燥機
最初にそれぞれの特徴を解説して、最後に初期費用や光熱費の相場をご紹介したいと思います。
1.ヒートポンプ式洗濯乾燥機
乾燥機の比較1つ目はヒートポンプ式洗濯乾燥機で、パナソニック、シャープ、日立など一流メーカーからたくさんの種類が出ています。
ヒートポンプ式は一般的に、斜めドラム式洗濯機に組み込まれた乾燥機の事で、空気中の熱を集めて高い熱を作り出すエアコンと同じ仕組みで、今回ご紹介する中では電気代が一番お得な種類になっています。
メリットは洗濯機と一体になっているので場所を取らない事と、洗濯物を移さずにそのまま洗濯から乾燥まで一貫してできるので、手間もかからないし時間の短縮になります。
ただヒートポンプ式は乾燥熱が70度前後ぐらいが一般的で、この後ご紹介する乾燥機専用機種に比べると温度が低くなっています。そのため乾燥した後の洗濯物のふっくら感やシワの付きやすさなど、仕上がりがイマイチに感じてしまう可能性があります。
なので仕上り重視の人は、実際にはどのような仕上がりかしっかり確かめてから、選ぶ方がおすすめです。
2.縦型洗濯乾燥機
乾燥機の比較2つ目は縦型洗濯乾燥機で、先程のヒートポンプ式と同様、数多くのメーカーから発売されています。
これは縦型洗濯機に乾燥機能を付けた物で、電気で銅線とかを温めて出る熱で衣類を乾かす、電気式が主流になります。正直乾燥の能力としてはイマイチな製品が多く、洗濯物の量によっては隅々まで温風がいかずに乾き方にムラが出たり、シワになりやすかったりします。
また乾燥時間が3時間前後で結構長いので、結果的に電気代が余分にかかる方式になっています。
ただ誤解のないように言うと、縦型の洗濯機は先程の斜めドラム式と比べ洗浄力が高くなっています。なので、あくまでメインは洗濯機で、基本は外干しか室内干し、雨の日や花粉がひどい時とかに補助的に乾燥機能も使う感じが、おすすめの活用方法になります。
3.ガス式乾燥機
乾燥機の比較3つ目はガス式乾燥機ですが、これは名前の通りガスを熱源にした製品で、現状だとリンナイの乾太くんが代表的な機種になります。
特徴はまず乾燥する温度が高い事で、だいたい80〜100℃ぐらいで乾かすので、他の乾燥機に比べて早く乾かせます。
ドラム内全体に均等に温風がいきわたる構造になっているので、乾燥のムラが少なく、湿気が中に溜まらないように外へ排出する排気口も設置するので、タオルなどもカラッとふっくら仕上げる事ができます。
ちなみに靴も乾かす事ができるので、お子さんが汚してきた靴を洗って、どうしても次の日までに乾かしたいという場合にも便利です。
あと乾太くんの場合は、スタンダードタイプとデラックスタイプを選択する事ができて、スタンダードは、3K、5K、8Kのサイズから選べます。
デラックスは5Kの一択になるので、洗濯物の量が多い家族はスタンダードの8Kがおすすめです。ただそんなに量が多くないとか、見た目がスタイリッシュな方が良い、フィルター掃除が楽な方が良い方にはデラックスがおすすめになります。
実際に私の家でも乾太くんのデラックスを採用していますが、奥さんいわく「本当に設置して良かった」と言っていました。ただうちは子どもも3人いるし、洗濯物を溜めてから乾燥機に入れる事も多いので、スタンダードの8Kの方が良かったかなと感じています。
都市ガスであれば、光熱費もある程度抑えられると思うので、仕上りにこだわりたい方におすすめの製品になります。
4.電気式乾燥機
乾燥機の比較4つ目は電気式乾燥機で、こちらもパナソニックや日立など、一流メーカーから数多くの機種が発売されています。先程ご紹介した乾太くんのような見た目をしていますが、電気で衣類を乾かす仕組みを採用しています。
ただ最近は電気代など光熱費の兼ね合いから、電気式よりはヒートポンプ式やガス式が主流になっています。
メリットとしては乾燥機のサイズにもよりますが、価格相場が6万円前後で比較的導入コストが安価なので、既に洗濯機があって追加で乾燥機を増やしたい場合には、他の製品に比べて出費を抑える事ができます。
ただ乾燥する熱の温度は75℃ぐらいで、ヒートポンプ式よりは高いですがガス式に比べると低めです。また熱の循環にもムラがあるので、仕上り具合としては若干の差かもしれないですが、ガス式の方が優れているイメージになります。
そのため初期投資を抑えたい方ならおすすめですが、ランニングコストや仕上り具合を考えるなら、他の機種を検討しても良いと思います。
●コスト
最後、気になるそれぞれの導入コストと光熱費についてお伝えします。2021年9月の時点で、次の表のようになります。
まず導入コストに関しては、5㎏ぐらいの洗濯物が乾燥できる機種で調査して、当たり前ですが洗濯機と一体型になってる乾燥機が割高になっています。ガス式乾燥機も本体費用以外にガスの配管工事や、排気口の工事が別途必要になので高額になっています。
次に光熱費に関しても導入コストと同様、4人家族の1日の洗濯物量が5㎏前後になるので、それを目安に1回乾燥機を回す際にかかる光熱費を、公式サイトで公表されている数値を元に算出しました。
ヒートポンプ式とガス式は光熱費が抑えられて、電気式を採用している縦型洗濯乾燥機と電気式乾燥機は、ヒーターを使うので割高になる事がわかります。
ただ厳密に言うと公式サイトの計算方法は各社バラバラで、実際に乾燥機を使った事がある人はわかると思いますが、乾燥時間は洗濯物の量や厚み、素材でも結構変わります。なので、本当に参考程度の目安として考えていただけると幸いです。
金額だけの比較でまとめると、ヒートポンプ式とガス式乾燥機は導入コストは割高ですが、光熱費が他と比べて半額以下になるので、10年ぐらい毎日乾燥機を回せば得になります。ただし、たまに使うとか5年ぐらいで壊れてしまうと、損をしてしまう可能性があります。
●まとめ
今回比較した乾燥機の種類は次の4つです。
1.ヒートポンプ式洗濯乾燥機
2.縦型洗濯乾燥機
3.ガス式乾燥機
4.電気式乾燥機
洗濯は毎日やる家事で、特に干す作業は天候や時期によって左右されます。しかも物理的に面倒で時間もかかるので、新築を機に乾燥機を買いたいと思っている方は多いと思います。
ただ乾燥機と言ってもいろいろな選択肢があるので、それぞれ仕上りや省エネ性、使い勝手など良い所や注意点などをわかったうえで、自分たちの暮らしで何を優先したいか、しっかり考えて選ぶのがおすすめになります。
ちなみに今回は乾燥機の事をメインにお伝えしましたが、食洗機やルンバ、生ゴミ処理機の失敗しない選び方についても別の動画で詳しく解説しています。興味のある方は下のリンクからぜひご覧ください。
今回のブログ内容が全てでは無いですが、これからマイホームを考える人にとって、少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。
今後も随時更新予定です!
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