2022.03.01
【後悔しない材質はコレ!】ガーデンファニチャーの失敗しない選び方!3つのポイントを詳しく解説!
皆さんもせっかくマイホームを建てて、ちょっとした庭や少し広めのバルコニーを作るなら、テーブルや椅子を置いて、快適に過ごせる空間にしたいと思いますよね?
外に置く家具はガーデンファニチャーと呼ばれていて、1人でゆっくりくつろぐのも良いし、家族や友達でバーベキューしたり、普通に気分を変えて外でランチをしたり、いろいろな用途や目的に使えます。
ただ選ぶモノによって見た目はもちろん、使い勝手や耐久性も変わってくるので、どこに注意して買ったら良いかわからないという方も多いと思います。
そこで今回のブログでは、ガーデンファニチャーを選ぶ時のポイントや注意点を解説して、自分たちの暮らしに合った外家具を選べるようになってもらいたいと思います。
ちなみに今回ご紹介する以外でも、「ここも大切」とか「これは微妙だった」みたいな生の声をいただけるとありがたいので、良ければYouTubeの方にコメントください。
大工時代を含めて15年以上、たくさんのお客様の家づくりにたずさわった経験をふまえて、これから家を建てる人が失敗しないための情報を、できるだけわかりやすくお伝えしますのでぜひ最後までご覧ください。
●ガーデンファニチャーの失敗しない選び方
まず結論から言うと、ガーデンファニチャーの失敗しない選び方は次の3つになります。
1.スタイル
2.材質
3.屋根
それでは1つずつ説明していきます。
1.スタイル
ガーデンファニチャーの選び方1つ目はスタイルで、これはテーブルと椅子の種類や組合せ方を決める事です。全体の雰囲気や使い勝手が左右される大切なポイントになるので、今回は4つご紹介したいと思います。
ダイニングスタイル
まず1つ目がダイニングスタイルです。角型や丸形のテーブルとそれを囲うように椅子を配置して、ちょっとお茶したりランチしたり、みたいな感じで食事を楽しむ事を主な目的にしていて、場所は少し広めに必要になります。
リビングスタイル
2つ目はリビングスタイルです。イメージとしては庭やバルコニーなどそれほど家具を置く場所を確保できない場所や、食事を楽しむというより、少し飲み物を飲みながら庭の緑を眺めたり、バルコニーから景観を楽しみたい場合に活躍する配置で、椅子とサイドテーブルで完結します。
ラウンジスタイル
3つ目はラウンジスタイルで、ソファーとローテーブルを配置して、ゆったりくつろぎながら家族との会話を楽しんだり、食事を楽しんだりして多目的に使えるイメージです。ただ結構な場所を取るので、最低でも4畳半ぐらいのスペースは必要になると思います。
ビーチスタイル
最後4つ目はビーチスタイルで、正直あまり需要は多くないと思いますが、実際に庭にプールがあったり、バルコニーとかで日向ぼっこをしたいような時に、椅子の角度を調整できるデッキチェアを置くイメージです。何脚置くかにもよりますが、ある程度の広さが必要になると思います。
まずはここまでご紹介した4つの中で、どのスタイルが自分たちの暮らしや目的に合っているかを考えます。当たり前ですが使わなくなったら意味が無いし、ここを間違えてしまうとこの後ご紹介する、材質や屋根にこだわっても台無しになるので、慎重に検討するようにしましょう。
2.材質
ガーデンファニチャーの選び方2つ目は材質で、テーブルや椅子など選ぶ素材によって、全体の雰囲気や耐久性、金額も変わります。今回ご紹介する代表的な、3つの材質それぞれの特徴を理解したうえで、選択してほしいと思います。
樹脂系
まず1つ目の材質は樹脂系で、その中で大きくポリプロピレンとポリエチレンに分ける事ができます。
イメージとしてポリプロピレンは、プールサイドとかフードコードで良く見かける、白色のテーブルや椅子に使われる材質です。軽くて持ち運びも楽で、防水性が高く手入れも楽な材質です。
ただ直射日光にさらしたままだと劣化が早くなるので、マメに片付けるかオーニングとかを付けて日陰に置くようにするのがポイントになります。
もう1つのポリエチレンは金額が少し高めですが、耐久性に優れていて日ざらし雨ざらしでも、ある程度劣化の心配が少ない材質です。いろいろなカラーや形に加工できるので、バリエーションが豊富なのも特徴です。
例えばアジア系のリゾートで良く見かける、編込みラタンの椅子とかは雰囲気が良いので人気です。本物だと傷むのが早くすぐにダメになってしまうので、ラタン編込み風のポリエチレン製品を選んでいただくと、長持ちしてコスパも良くなります。
まとめると、樹脂系でできるだけ安く簡易的に作りたいとか、屋根がしっかりある場所ならポリプロピレンでも良いと思います。ただ雰囲気にもこだわりたいとか、耐久性を重視して長く使いたいなら少し高いですが、ポリエチレンの樹脂を選ぶようにしましょう。
金属系
2つ目の材質は金属系で、その中でも大きくアルミ、スチール、ステンレスの3つに分ける事ができます。
アルミは錆びにくいし軽いので、出し入れがしやすいというメリットがあります。ただ他の金属に比べると柔らかいので、ちょっとぶつけるとかんたんに凹んだり、曲がったりしやすいという注意点があります。
スチールはちょっと重いですが、アルミよりも硬さがあるので多少ラフに扱っても変形しにくい良さがあります。反面で防錆処理をしっかりする必要があり、さらに経年で防錆処理の効果が薄くなります。またどこかにぶつけるとすぐに錆びるので、外で使うにはこまめに拭いたり少し気を使います。
最後のステンレスはスチールと同様ちょっと重いですが、錆びに強くて耐久性も高い材質です。ただし金属の中では値段も1番高いので、選択する場合は十分に吟味して購入する必要があります。
まとめると、金属系を使う場合は、値は張りますが個人的にステンレス製一択のイメージです。しかしどうしても気に入ったデザインがないとか、予算を抑えたい場合はアルミ製、あえて少し錆びてもアンティークな雰囲気にしたいなら、スチール製が良いと思います。
木質系
最後3つ目の材質は木質系で、外家具の場合は金額が少し高くて重さもありますが、材料自体に油分をたくさん含んでいて、耐水性と耐久性が非常に優れているチーク材が主流です。
チーク材の家具を室内で使う場合には、自然と油分が表面にしみ出て膜を作ってくれます。しかし屋外では雨や紫外線で落ちてしまうので、定期的にサンドペーパーで少し表面をこすってから、オイルステン塗料を塗ってあげると長持ちします。
木独特の風合いが好きな方や、メンテナンスが苦にならない方には木質系がおすすめです。しかしできるだけ手間をかけたくないとか、使う時だけ配置する感じで出し入れを頻繁にする予定なら、軽くて耐久性の高い樹脂系や金属系がおすすめになります。
3.屋根
ガーデンファニチャーの選び方3つ目は屋根で、今回は建物に設置するようなオーニングやタープとかではなく、単独の独立で完結できるパラソルについて2つご紹介したいと思います。
まず1つ目はマーケット式で、真ん中に穴があるテーブルの場合に選択ができて、プールのフードコートとかに良くある形です。テーブルの真ん中にさして傘みたいに開くだけなので、設置もかんたんで場所も取らないメリットがあります。
ただ日陰ができる範囲はそんなに大きくないので、例えば丸テーブルをぐるっと囲んで使う場合、誰かしらは日向になってしまうデメリットがあります。
2つ目はハンギング式で、写真のように土台と支柱とアームにわかれていて、パラソル部分を吊っている形です。土台部分が結構大きめなので場所が少し必要だったり、金額もマーケット式に比べると少し高めです。
ただ見た目もおしゃれな雰囲気のモノが多いし、傘も3mとか広いタイプもあるので、日陰を作りやすいメリットがありテーブルが無くても設置できます。
まとめると場所があまり取れないとか、テーブルを設置してダイニングスタイルで楽しむ場合にはマーケット式で良いと思います。一方ラウンジスタイルでゆったりとくつろぎたいとか、雰囲気も大切にしたい場合にはハンキング式がおすすめになります。
●まとめ
今回ご紹介した、ガーデンファニチャーの失敗しない選び方は次の3つになります。
1.スタイル
2.材質
3.屋根
外家具はバルコニーや庭での暮らし方を広げてくれて、マイホームの満足度を変えてくれる1つのツールです。ただ初めて買う方にとって、どれを選んだら良いかわからないし、もし変なモノを選べば使いにくいとか、面倒くさいという理由で使わなくなる可能性があります。
以前にも今回とは別の角度から、庭や外構を作る際の注意ポイントについてお伝えしています。もし気になる方は下に貼ってあるリンクからぜひご覧ください。
今回のブログ内容が全てでは無いですが、これからマイホームを考える人にとって、少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。
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