2022.01.25
【狭くても大満足】狭小住宅で後悔しない為の3つのポイントを徹底解説!
皆さんもせっかくマイホームを建てるなら、狭小住宅だとしても、デザイン性はもちろん使い勝手も良くて、快適な暮らしができる家にしたいと思いますよね?
実際に限られた大きさの土地に狭小住宅を建てると、駅近とかで便利だったり、土地値が高いエリアや、なかなか売り地が出ない地域にマイホームを建てられます。また光熱費や維持費も抑えられてコスパも良いので、そのメリットに魅力を感じて検討する人も多いと思います。
ただ現実に家の面積は限られるので、「おしゃれにしたい」「使い勝手の良い間取りにしたい」など、いろいろと想い描いている自分の理想がかなえられるか、心配という方も多いと思います。
そこで今回のブログでは、満足度の高い狭小住宅を作るための、具体的なポイントを3つご紹介して、「狭小住宅にして良かった」と暮らしてから感じてもらえるようにしたいと思います。
ちなみに、狭小住宅の基本的なメリット・デメリットについては、別の動画で詳しく解説しているので、興味のある方は下のリンクからぜひチェックしてください。
大工時代を含めて15年以上、たくさんのお客様の家づくりにたずさわった経験をふまえて、これから家を建てる人が失敗しないための情報を、できるだけわかりやすくお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。
●狭小住宅の後悔しないポイント
今回ご紹介する狭小住宅で後悔しないためのポイントは、次の3つになります。
1.外観
2.開放感と収納
3.土地
それでは1つずつ説明していきます。
1.外観
狭小住宅のポイント1つ目は外観です。
狭小住宅は土地の面積に比例して建物の面積も小さくなるので、家の見た目的にも小さく見えてしまいがちですが、少しでも払拭できるポイントをお伝えします。せっかく建てるなら立派に見せたい、という方には活用していただける方法だと思います。
土地の間口にもよりますが、外壁の色を膨張色の白をベースにすると家が少し大きく見えます。これは洋服と一緒で、白と黒の同じ大きさのTシャツを並べると、白が大きく見えて黒が小さく見える錯覚を利用します。
これは白が膨張色で、他の色と比べて膨らんだり、広がったように見える現象です。逆に黒は収縮色なので、小さく引き締まっているように見えます。
囲碁をやったことがある人はわかると思いますが、白と黒の碁石は膨張色と収縮色なのに、同じ大きさに見えます。これは白と黒で碁石の大きさを微妙に変えてあり、細かいですが白は21.9mm、黒が22.2mmで0.3mm黒の方が大きくなっています。
逆にいうと白は黒より大きく見えるので、これぐらいの差を付けないと同じ大きさに見えないということです。これを単純ですが家に換算すると、横幅5mの白い家があったとして、黒い家で同じぐらいに見せようと思うと、白い家より余分に7cmぐらい横幅を大きくすることになります。
例えば家の外壁は白系にして、家の前に立てる門柱などをグレーや黒系にすると、対比で余計に建物が大きく見えたりします。モノトーンな感じが好きな方は、そのような配色を組み合わせるのもおすすめです。
ちなみに白い壁は汚れやすいので、できるだけ撥水効果や防汚機能が付いた外壁を選ぶことが、長い目で見て大切になります。以前の動画で白い家の汚れ対策について詳しく解説していますので、興味のある方は下のリンクからぜひご覧ください。
2.開放感と収納
狭小住宅のポイント2つ目は、開放感と収納です。
狭小住宅を検討している方にとって、外観以上に中が狭く感じそうとか、住みにくそうという心配があると思います。しかしこれも対策のポイントを知っていると、かなり解消できます。
家の中を開放的に広く見せるテクニックは、以前の動画で詳しく解説しているので、そちらを参考にしていただければバッチリだと思います。そこで今回は、注意ポイントと収納をメインにお伝えします。
まず開放的な空間にしたいと考えたときに、外に面して大きな窓を付ければ良いて考える人も多いと思います。しかし耐震性や温熱環境、防犯やプライバシーの面から考えると、実際は大きい窓はメリットだけではありません。
大きい窓は外から暑さや寒さが入りやすくなるし、周囲の環境によっては中が丸見えになってしまうこともあるので要注意です。
これは大きい窓を付けない方が良いという意味ではありません。性能面やプライバシー面を考えずに付けると、結果的にカーテンを閉めっぱなしになり、閉塞感のある家になる可能性があります。なのでプライバシー対策など広さ以外の点も、しっかり考えるようにしてほしいと思います。
また狭小住宅では、収納が少なそうというのも代表的な心配の1つだと思います。これは細かな収納の取り方のポイントを知っていると、収納スペースをある程度確保できるようになります。
特に気をつけたいポイントは、リビングの収納を充実させることです。家族みんなが使い過ごす時間も長い場所なので、当然物も多く散らかりがちです。
なので、いつでもスッキリとしたリビングにするには、できるだけ収納を取るようにします。特にお子さんのランドセルやおもちゃをしまうような、ちょっとした収納を作っておくと、しまう面倒が減って子どもたちも自分で片付けをしやすくなります。
もちろんリビング以外でもキッチンや洗面所などに、隙間家具をうまく活用して収納を作るのもおすすめです。また壁の厚みを利用してニッチを作ったり、階段やスキップフロアの下を収納にしたりする方法もあります。
とにかく建物を立体的に捉えて、なるべく無駄なく収納が取れるようにすると、狭小住宅を広く使えるようになります。
ちなみに、窓を小さく少なくするメリット・デメリットや、収納計画で失敗しないポイントについては、別の動画で詳しく解説しています。興味のある方は下のリンクからぜひご覧ください。
3.土地
狭小住宅のポイント3つ目は、土地です。
もし土地購入のときにいくつかの候補の中から選べたり、最終判断で本当にこの土地で良いか迷うことがあったら、実際に候補地へ足を運んでいろいろな経路を確認するのがおすすめです。
狭小地は通勤とか実家が近くとか、立地的なメリットで選ぶことが多いと思います。なので本当に便利かどうか、実際に確かめるようにしてほしいと思います。
例えば、大きな通りに出る信号が毎朝大渋滞するとか、駅の近くの踏切がなかなか開かなくて通過に時間がかかるとか、時間帯を変えて足を運ぶと意外なデメリットを発見することがあります。これでは「もう少し離れた場所でも良かった」ということになりかねません
経路確認は狭小地に限らず普通の土地でも実施した方が良いですが、特に狭小地は交通の便の良さや立地で選ぶ人も多いので、ぜひやってほしいポイントです。
今回ご紹介した以外にも、土地選びの注意点はたくさんありますが、建てたい家によって注意事項は変わります。できれば建物と合わせて土地選びのアドバイスをしてもらえるように、先に家の建築を依頼する住宅会社を決めてから、土地探しをするのがおすすめです。
ちなみに住宅会社と一緒に土地を探すメリットや、土地探しの失敗例と注意点については、別の動画で詳しく解説しています。興味のある方は下のリンクからぜひご覧ください。
●まとめ
今回ご紹介した狭小住宅で後悔しないためのポイントは、次の3つになります。
1.外観
2.開放感と収納
3.土地
皆さんもせっかくマイホームを建てるなら、狭小住宅だとしても、デザイン性はもちろん、使い勝手も良くて快適な暮らしができる家にしたいと考えると思います。ただ現実問題として、面積が限られる中で建てるので、本当に理想通りの家にできるか心配という方も多いと思います。
実際に建物だけで100%満足するのは難しいかもしれませんが、工夫の余地はたくさんあります。狭小地の場合は立地やエリア、金額的なメリットも大きいと思うので、土地と建物セットで100点に感じられるような、マイホーム計画を作るのが理想的な考え方だと思います。
今回のブログ内容が全てではないですが、これからマイホームを考える人にとって、少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。
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