2022.01.23
【自宅なのに落ち着かない】プライバシーを守る4つの対策を大公開!
皆さんもせっかくマイホームを建てるなら、プライバシー対策をしっかりして、人目を気にせず安心安全に、リラックスしながら快適に過ごせる空間を作りたいと思いますよね?
ただ実際には、広くて開放的なリビングを作ったのに、道路や周りの家からの視線が気になって、せっかく大きな窓を取ったのにカーテンを閉めっぱなしで、結果的に後悔してるという話を良く聞きます。
そこで今回のブログでは、これから家を建てる人はもちろん、既に家を建てた人でも活用できるプライバシー対策を4つご紹介して、居心地のいい快適なマイホーム生活を実現してもらいたいと思います。
ちなみに今回ご紹介する以外でも、「こんな方法もある」「これは想定外だった」みたいな生の声をいただけるとありがたいので、ぜひYouTubeの方にコメントください。
大工時代を含めて15年以上、たくさんのお客様の家づくりにたずさわった経験をふまえて、これから家を建てる人が失敗しないための情報を、できるだけわかりやすくお伝えしますのでぜひ最後までご覧ください。
●4つのプライバシー対策
今回ご紹介するマイホームのプライバシー対策は次の4つになります。
1.窓
2.ガラス
3.庭
4.リビング
基本的な部分の話も多いですが、実際に活用できる失敗しないための具体的な方法もご紹介したいと思います。
1.窓
プライバシー対策1つ目は、窓の位置と大きさです。
多くの方が、できるだけ各部屋に自然光を入れたい考えると思います。しかし周辺環境を考慮しながら窓を設置することが大切で、場合によっては大きな窓をやめて、下の方に付ける地窓にしたり天井に付けるハイサイドの窓を活用すると、プライバシー対策になります。
細かい部分は道路の位置や隣家との距離、隣家の窓の位置と、間取りとの取合いによって変わります。自由設計の注文住宅であれば、しっかりその辺りを加味して設計ができます。
また隣が空き地でも、もし家が建つとしたらこっちに寄せるだろう、ここには窓は配置しないと思うなど、ある程度は予測が可能なので、配慮して窓位置を考えるようにします。
窓は少なければ断熱性や気密性も良くなり、インテリア設置の面でも意外とメリットがたくさんあります。興味のある方は以前の動画で詳しく解説しているので、下のリンクからぜひご覧ください。
2.ガラス
プライバシー対策2つ目は、プライバシーフィルムです。
先程の窓配置を考慮しても、どうしてもここに窓がほしいとか、後から視線が気になると気づいたときに活躍するのが、ガラスに貼るプライバシーフィルムです。
明るさや開放感は確保しつつ、家の中からは外の景気が見えるけど、外からは中の様子が見えにくい優れものです。費用もそれ程高くなり過ぎずに設置できるので、検討する方が多い対策になっています。
プライバシーを保護するのはもちろん、紫外線をカットして床やカーテンの劣化を抑えたり、遮熱断熱の効果があって冷房の効率を高めてくれたり、ハンマーや尖った物でも突き破れない防犯フィルムの機能を兼ねた物もあります。
このプライバシーフィルムの注意点を2つお伝えすると、購入自体はネットショップとかでかんたんにできますが、透明度が均一じゃないなど粗悪品も多くあります。フィルム自体の品質がピンキリなので、できれば3Mやサンゲツなど正規メーカーの製品を購入するようにしましょう。
またフィルムを貼るのは結構難しくて、器用な人ならYouTubeなどで研究すればできるかもしれませんが、シワになったり継ぎ目が浮いたりして、すぐに剥がれてしまう可能性があります。
なので少し値段は割高ですが、住宅会社の人や専門のサッシ業者さんに依頼した方が、仕上がりもきれいで保証もあるので、長く安心できるようになります。
自分で貼ると金額は安く抑えられますが、失敗するとリビングなどで格好悪いフィルムを毎日見ることになります。しかも後で貼り替えると余分に手間もお金も必要になます。なので新築にしても既築にしても、検討するときは一度プロに相談するようにしましょう。
3.庭と外構
プライバシー対策3つ目は、中庭と外構です。
これは建物の形や外構工事で工夫する方法で、例えば形をL字やコの字型にして中庭を作ったり、外構で目隠しフェンスや壁を作ったりすると、窓への視線を遮れてある程度プライバシー確保ができるようになります。
建物の形を変えると、少し建物の工事費用は高くなるかもしれませんが、建物の壁で庭を囲えばそのぶん外周の目隠しフェンスが短くなって、費用の節約ができます。建物と一体的に作れば強度を保つことができるので、地震の時に囲いの塀が倒れる心配を減らせます。
目隠しフェンスは建物の間取りや敷地の状況、ご予算に応じて、材種や施工方法などを臨機応変に対応できるメリットがあります。しかし目隠しフェンスを付けたのは良いけど、微妙に高さや長さが足りないという失敗があります。
どのようにフェンスを設置するかにもよりますが、支柱の関係で後から高さや長さを足すと、不格好になったり割高になったりします。
なので外構計画をするときは、実際に現地で打合せをすることが大切です。図面だけだと周りの道路や、隣家との距離感しかわかりません。しかし現地に立つと、周辺の環境を立体で認識できます。
すると隣の家の窓や庭など、視線がどの方向から来るかが具体的にわかり、どのぐらいの高さのフェンスがどこまで必要か、ある程度把握できるようになります。
もちろん背の高いフェンスでぐるっと敷地を囲えば良いですが、予算の兼ね合いで現実的には難しいと思います。また防犯面で考えると逆に危なくなるので、可能であれば必要な場所に必要な分だけ、ピンポイントで計画するようにしましょう。
ちなみに、外構で失敗しないためのポイントについては、別の動画で詳しく解説しているので、興味のある方は下のリンクからぜひご覧ください。
4.リビング
プライバシー対策4つ目は、2階リビングです。
最近、徐々に注目を浴びている2階リビングは、近隣環境にもよりますが、ほとんど外からの視線が気にならないという大きなメリットがあります。2階だと高低差があるので、道路からの視線は気になりません。
周りの家も基本は1階にリビングを配置して、2階部分は腰から上の小さな窓だけという間取りが多いと思います。そのため2階リビングのソファーに座ったときに、窓からの景色は周りの家の屋根や、空しか見えないという景観になります。
ただ2階リビングは上り下りが大変とか、寝室が1階で防犯的に怖いとか、デメリットもそれなりにあるので、しっかりその点も考慮したうえでの採用になります。もし敷地が狭いとかインナーガレージがほしいとか、プランの優先順位によっては有効な間取りの1つなのも確かです。
なのでいろいろな選択肢や可能性の中から、最善の判断をしてほしいと思います。
ちなみに2階リビングのメリット・デメリットについても、別の動画で詳しく解説しているので、興味のある方は下のリンクからごぜひご覧ください。
●まとめ
今回ご紹介したプライバシー対策は次の4つになります。
1.窓の位置と大きさ
2.プライバシーフィルム
3.中庭と外構
4.2階リビング
せっかくマイホームを建てるなら、プライバシー対策をしっかりして、人目を気にせず安心安全に、リラックスしながら快適に過ごせる空間を作りたいと思いますよね?
ただ実際には、広くて開放的なリビングにしたり大きな窓を取ったりしたのに、道路や周りの家からの視線が気になってカーテンを閉めっぱなしで、後悔してるという話を良く聞きます。
プライバシー対策は後からできる事もたくさんありますが、建物のプラン段階から計画して工事した方が選択肢が広がります。
また仕上がりもきれいで費用も抑えられることが多いので、外からの視線にしっかり配慮したい場合は、できるだけ早めに住宅会社の人に相談して、暮らしやすい家を実現してほしいと思います。
今回のブログ内容が全てではないですが、これからマイホームを考える人にとって、少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。
今後も随時更新予定です!
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