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2021.12.14

【コスパ抜群!】片付けが楽になる、便利な小技収納3選!

 

皆さんもマイホームを建てるなら、散らかった物をサッとしまえる便利な収納を作り、できるだけ手間なく部屋をきれいにしたいと思いますよね?

 

しかし散らかっている部屋を片付けるのはけっこう面倒で、収納量をしっかり確保するだけでなく、小物専用のちょっとした収納スペースも作っておくとかなり便利です。

 

そこで今回のブログでは、場所も予算もそれほど取らない、散らかった物をサッとしまえるコスパ抜群の便利な小技収納を3つご紹介します。掃除や収納の手間をできるだけ減らして、便利で快適なマイホーム生活を手に入れてほしいと思います。

 

ちなみに今回ご紹介する以外でも、「こんな収納もおすすめ」とか「これは微妙だった」みたいな生の声をいただけるとありがたいので、ぜひYouTubeの方にコメントください。

 

大工時代を含めて15年以上、たくさんのお客様の家づくりにたずさわった経験をふまえて、これから家を建てる人が失敗しないための情報を、できるだけわかりやすくお伝えしますのでぜひ最後までご覧ください。

●3つの小技収納

 

今回ご紹介する小技収納は次の3つです。

 

1.ニッチ

2.吊り収納

3.マグネットパネル

 

それでは1つずつ説明していきます。

1.ニッチ

 

便利な小技収納1つ目は、ニッチです。

ニッチは壁の厚みを使った、奥行きが浅めの棚のことです。デッドスペースを有効活用しながら、デザインのアクセントにもなるという画期的な収納です。

壁の厚みを活用するので、奥行きは10cmぐらいしかありません。しかしスマホや時計などの携行品を置くのも良いし、写真や観葉植物を置く飾り棚としても使えます。

 

後は正面の凹んだ壁の部分に、マグネットパネルやコルクボードを貼れば、お子さんの学校のプリントや予定表を掲示することもできます。

 

またインターホンや給湯器のリモコン、スイッチなどをニッチ内にまとめて設置すれば、壁からの出っ張りをなくしてスッキリ見せつつ、集中操作で便利に使えます。

 

実際に私の家の玄関先にも、ニッチを1つ付けています。正面の凹んだ部分の壁に、フックを付けて車や自転車の鍵を掛けたり、今だと外出用のマスクを掛けたりしています。幅広い用途で活用していて、小さなスペースですがすごく重宝しています。

具体的な作り方は、室内の雰囲気にもよりますが、デザインアクセントにしたいときは正面の凹んだ部分の壁紙の色を変えたりします。

 

あるいはかわいいモザイクタイルを貼るのも良いし、上に小さなダウンライトを仕込んで間接照明にするのもおしゃれです。形も四角だけじゃなく、上の部分を家の屋根みたいに三角形にしたり、3つの丸を組み合わせてミッキーのシルエットで作ったこともあります。

 

ニッチの設置場所もけっこう自由で、柱や構造材、配線、配管などは避けますが、基本的に壁ならどこでも作れます。例えばキッチン正面の立ち上がり壁に、調味料入れとして作ったり、洗面台の横の壁にタオルやコップなどを置ける、+αの収納としても作れます。

他にも階段の途中の壁を凹ませて本棚を作ったこともあって、本当にちょっとした工夫と発想で、使いやすく便利な収納をかんたんに作れます。

 

金額はサイズや形、棚の数や照明の有無で変わりますが、一般的なニッチなら1ヵ所2万円前後で作れると思います。場所を取らずにちょっとした収納やアクセントがほしいときは、コスパの良い小技収納としておすすめです。

 

ちなみに家の外周部の室内側にニッチを付けると、断熱材が入らなくなって断熱欠損になる可能性があります。そのため依頼する住宅会社の人と設置場所や対策を考えて、家の性能を落とさないように注意しましょう。

 

2.吊り収納

 

便利な小技収納2つ目は、吊り収納です。

吊り収納は名前の通り天井から吊ったり、壁の上の方に設置する収納のことです。特に目新しいアイデアではないのですが、平面図だけを見ているとなかなか気づきにくい部分です。なのでできるだけ、空間を有効活用したいという方向けにご紹介します。

 

例えば冷蔵庫の上のデッドスペースに、普段あまり使わない物を置く棚を付けたりできます。あるいはLDKのスタディカウンターの上に本棚を付けたり、キッチンの上に天井からアイアンラックを吊るのもおしゃれさを保ちつつ、収納量も確保できておすすめです。

 

費用は作り方によりますが、棚だけなら数万円、本棚やアイアンラックでも10万円前後で設置できると思います。間取りプランの打合せのときは、物が多くなりそうな場所でどこか上の空間にデッドスペースはないか、ぜひチェックしてみてください。

 

注意ポイントとしては何でも空いてるところに付けてしまうと、見た目の圧迫感が出てデザインや雰囲気を壊すことがあります。また上に置く物によっては地震で落ちてくると危ないので、棚だけでなく扉付きにして対応しましょう。

 

ちなみに家事が楽になる収納アイデアや動線の作り方、オーダー家具でおすすめな設備については、別の動画で詳しく解説しています。興味のある方は下リンクからぜひご覧ください。

3.マグネットパネル

 

便利な小技収納3つ目は、マグネットパネルです。

これはマグネットが付けられる室内の壁のことです。別の動画で壁紙の下にマグネットが付く、Feボードを施工してお子さんのプリントなどを壁に貼るアイデアを紹介しました。

 

今回はさらに強力なマグネットが付けられて、重いラックやフックを付けても落ちないパネルをご紹介します。

 

例えばキッチンや洗面スペースは小物がたくさんあって、最初のうちはスッキリさせるために引き出しに収納すると思います。しかしよく使う物だと出し入れが面倒になって、つい上に出しっぱなしにしてゴチャゴチャ散らかっているお宅も多いと思います。

そこでキッチンや洗面スペースのまわりの壁に、マグネットパネルを施工してマグネット式のラックやフックを付けられるようにします。するとキッチンであれば鍋敷きやまな板、お玉などのキッチンツールをフックで引っ掛けられます。

 

洗面スペースなら家族用のタオルを掛けたり、洗顔ソープや化粧水、コップなどの小物をラックにしまえて、しかも出し入れがかんたんにできます。

 

具体的なマグネットパネルの種類としては、タカラスタンダードのホーローパネルが有名です。マグネットが付くだけでなく防水性や耐熱性にも優れているので、コンロまわりにも施工できます。

他にも壁紙などを扱っているシンコールや、水まわり建材メーカーのサンワカンパニーからもマグネットパネルが発売されています。ネット通販で数万円でかんたんに購入できて、クロスの上からでも施工可能なので、DIYで自分で設置するのもありだと思います。

 

もちろん作り付けのラックやフックを、初めから作るのも良いと思います。しかし生活していくうちに物が増えてサイズアップしたくなったり、フックの位置を変えたくなったりすることもあります。

 

そこでマグネット式なら、かんたんに動かしたり交換したりできるので、ライフスタイルに合わせて柔軟に対応することができます。

 

またマグネット式のラックやフックは、デザインやサイズなどかなりの種類が出ています。家の雰囲気や使い方に合わせて、自分らしい収納スタイルを作ってみてください。

 

ちなみに収納の致命的な失敗を防ぐチェックポイントや、掃除がしやすい家の間取りプランについては、別の動画で詳しく解説しています。興味のある方は下のリンクからぜひご覧ください。

●まとめ

 

今回ご紹介した小技収納は次の3つです。

 

1.ニッチ

2.吊り収納

3.マグネットパネル

 

家の収納は大きなクローゼットや、棚も充実させた方がもちろん良いと思います。ですが小さな小物をサッと出し入れできる、ちょっとしたすき間空間を活用した収納も作っておくと、かなり重宝して便利です。

 

家が完成してからラックなどの収納を、徐々に買いそろえていくのもありだと思いますが、初めから付けた方が見た目もスッキリします。設置に何十万円もかかるわけではないので、プロに相談しながら収納スペースを確保して、快適に暮らせるマイホームを実現してほしいと思います。

 

今回のブログが全てではないですが、これからマイホームを考える人にとって少しでも参考になれば幸いです。

 

ご覧いただきありがとうございました。

今後も随時更新予定です!

ぜひ、チャンネル登録をお願いいたします。

 

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