2021.11.02
【パナソニックvs三菱vs日立】IH主要3大メーカーを徹底比較!料理が美味しく掃除が楽なのは?
皆さんもせっかくマイホームを建てるなら、料理がしやすくて快適なキッチンにしたいと思いますよね?最近はガスと同じぐらいIHも人気があり、いろいろなメーカーから製品が発売されているので、どれにしようか迷っている方も多いと思います。
そこで今回のブログでは、主要3大メーカーのIHの特徴を料理を美味しく、掃除が楽になるポイントに絞って詳しくお伝えして、自分たちに合うIHメーカーはこれだねとある程度選べるようになってもらいたいと思います。
ちなみに今回ご紹介する以外でも、このIHの機能が良かった、これは微妙だった、といった生の声をいただけるとありがたいので、良ければYouTubeの方にコメントください。
大工時代を含めて15年以上、たくさんのお客様の家づくりに携わった経験を踏まえて、これから家を建てる人が失敗しないための情報を、できるだけわかりやすくお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。
●比較するIHの3メーカー
今回比較するIHメーカーは、次の3つです。
①パナソニック
②三菱
③日立
他にもIHを作っているメーカーがあり、ご紹介する特徴や機能についてはIHのモデルによっても変わるため、今回の解説はあくまで主観として参考程度に見ていただきたいと思います。
実際にIHを選ぶときはショールームへ行き、使い勝手やそれぞれのメリット・デメリットを直接確認して、採用していただけると幸いです。
①パナソニック
IHメーカーの比較1つ目は、パナソニックです。
パナソニックの特徴は「ラクッキングリル」で、IH&遠赤とダブルフラットの2つを強みにしています。
まずIH&遠赤ですが、グリル皿の下にあるIHで食材全体を均等に温めて、さらにグリル上の遠赤外線ヒーターで表面をカリッと焼き上げます。このため美味しさを中に閉じ込めつつ、食感も楽しめる仕組みになっています。
次にダブルフラットはグリルの大きさが国内市場トップクラスなので、ボリュームのある食材や鍋を使った調理がしやすいのが特徴です。
しかも他メーカーのグリルの内部に凹凸があり、掃除が大変なケースも多いのですが、ダブルフラットならグリル内の天井、側面、底がすべて平らの形状になっています。このため掃除がしやすく手間を減らすことができます。
今のIHはパナソニックに限らずグリル部分で、肉や魚などのいろいろな調理ができるようになっています。そのおかげで料理の幅が広がっていますが、その分あとの掃除も大変です。
なのでグリルをたくさん使いたい、掃除を楽にしたいという方にとって、パナソニックのラクッキングリルの掃除のしやすさは、おすすめポイントの1つになります。
②三菱
IHメーカーの比較2つ目は、三菱です。
三菱の特徴は3つで、「びっくリング加熱」「グリルレンジ」「びっクリアオーブン」になります。
まずびっくリング加熱はIHのコイル部分が分割されていて、部分ごとに自動で加熱して対流を起こし鍋の中をかき混ぜ、具材をまんべんなく温めてくれます。しかも鍋の大きさや食材の量、種類に応じて細かな加熱調整を自動で行うため、40%の節電を実現しています。
さらに煮くずれが起きにくくカレーなども焦げ付きが減り、料理の手間を減らししつつ美味しくできる機能にもなっています。
次のグリルレンジは、名前のとおりグリルに電子レンジの機能が備わっています。温めと焼くを同時にできるため、表面は焼けているのに中が生焼けということを減らします。
逆に電子レンジで温めたときのように、中は温かいけど外はしんなりという状態もなくなるので、かなり重宝する機能だと思います。
最後のびっクリアオーブンは、熱風を循環させる加熱方式で油を使わないノンフライ料理が作れるグリル機能で、ヘルシーで健康的な食事を作りたい方におすすめです。ここまでご紹介したように三菱のIHは、総合的なバランスが良いイメージになります。
③日立
IHメーカーの比較3つ目は、日立です。
日立のIHの特徴は2つで、「ラク旨グリル&オーブン」「コネクテッド家電」になります。
まずラク旨グリル&オーブンは、焼く、煮る、蒸す、温めるの、それぞれの調理方法に合わせて自動で火加減を調節する機能です。いろいろな料理を手軽に作れて、しかも三菱のIHグリルと同じく、油を使わないヘルシーなノンフライ料理も作れます。
また波型のグリル皿と平型のグリル皿が付属していて、波型は肉などを裏返さなくても外側をパリッと料理できます。
平型は煮込み系の料理やパエリアなどを作るのにも重宝するので、シーンごとにグリル皿を変えてグリル調理とオーブン調理を使い分けできるのもポイントです。
次のコネクテッド家電では、まず専用のアプリをスマホにダウンロードして作りたい料理のレシピを検索します。作り方や材料をチェックしてOKなら、IH本体にアプリを使って情報を転送すると、料理の火加減や時間設定を自動で行ってくれる機能です。
料理がもともと得意で、レパートリーも豊富な人なら必要ないかもしれません。しかし私のように料理初心者で、何を作ったらいいかわからない、どうやって作ったらいいかわからない、でも新しい料理にも挑戦したいという人には重宝する機能です。
初めて作る料理は火加減などが難しいと思いますが、定期的に新しいレシピが追加配信されるので、手軽に楽しみながら料理に挑戦できるようになります。
全体の印象としてはなるべく料理の手間を減らし、気軽にいろいろな料理ができるように工夫しているのが日立のIHイメージになります。
●オールメタル対応について
最後のまとめに入る前に、IHを選ぶときに気になる機能の1つ、オールメタル対応について解説します。
通常のIHではアルミや銅でできた鍋、フライパンは使えず、もし使えても種類が限定されることが多いです。ただオールメタル対応のIHなら、アルミや銅のものが幅広く使えるようになります。
もともとアルミや銅の鍋などを持っていてそのまま使いたい方は、オールメタル対応のIH一択になると思います。しかしメーカーや機種によって、オールメタル対応の有無や条件が変わります。
例えば同じオールメタル対応でも、鉄やステンレスでは3.2KWの高火力で、アルミや銅は2.6KWに火力が落ちる、というモデルもあります。そのため機種ごとの条件なども、しっかり確かめて選ぶようにしましょう。
ちなみにIHとガスコンロはどっちが良いのか?という問題や、キッチン本体の選び方、間取りの注意点については、別の動画で詳しく解説しています。興味のある方は、下のリンクからぜひご覧ください。
●まとめ
以上、ここまでのまとめに入りますが、今回ご紹介したIHの主要メーカーは次の3つです。
①パナソニック
②三菱
③日立
それぞれの概要はお伝えしたとおりですが、IHは発売されてから結構時間がたっている製品なので、販売当初から考えるとかなり改善と進化をしています。特に鍋やフライパンを加熱するトップ部分のIH機能は、メーカーごとの違いがほとんど無いほどです。
そのため今回の内容でもわかるとおり、メーカーごとの違いはグリルが中心になっています。料理でグリルをよく使う方は、特にしっかり確認して選んでいただくと、より満足できるIHキッチンになる可能性が高くなります。
一見するとメーカーそれぞれの特徴に、そこまで大きな差は無いように感じます。しかし毎日料理する方にとっては、ちょっとした違いが積み重なって料理のしやすさやストレスにつながると思います。
そのためショールームにキッチンを見に行くときは、IHの細かい特徴やポイントにも気をつけていただけると幸いです。
今回ご紹介した内容がすべてではないですが、これからマイホームを考える人にとって少しでも参考になれば嬉しいです。
ご覧いただきありがとうございました。
今後も随時更新予定です!
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