2021.10.26
【完全マニュアル】リビングをホームシアターにするための3つのポイントをプロが徹底解説!
皆さんもマイホームを建てるとき、せっかくなら他とはちょっと違う、家の中で楽しめたり友達に自慢できたりする自分らしい家にしたいと思いますよね?
今はコロナの影響から家で過ごす時間も増えて、家づくりの考え方やこだわりも変化しています。その中でも、手軽にみんなで映画や音楽のライブ映像、スポーツ観戦が楽しめるリビングシアターが、以前に比べかなり注目を集めているように感じます。
そこで今回のブログでは、リビングシアターを作るときにどんな設備をそろえれば良いか、具体的な方法や考え方をお伝えして、自分に合った設備を判断できるようになってもらいたいと思います。
ちなみに今回ご紹介する以外でも、この設備を付けたら良かった、これは微妙だった、みたいな生の声を頂けるとありがたいので、良かったらYouTubeの方にコメントを下さい。
大工時代を含めて15年以上、たくさんのお客様の家づくりに携わった経験をふまえて、これから家を建てる人が失敗しないための情報を、できるだけわかりやすくお伝えしますのでぜひ最後までご覧ください。
ホームシアター作りの3つのポイント
結論から言うと、リビングシアターを選ぶポイントは次の3つです。
①テレビかスクリーンか
②スピーカー
③プロジェクター
それでは1つずつ解説していきます。
①テレビかスクリーンか
リビングシアターの選び方1つ目は、テレビかスクリーンかです。
ホームシアターをリビングに作る場合、映像を見る方法としてテレビかスクリーンという2つの選択肢があります。
仮に専用スクリーンを付けても、別に普段使いのテレビも欲しいという方が大半です。最近は70インチぐらいの大型テレビも安くなっているので、できるだけ初期投資を抑えながら迫力ある画面で楽しみたい方には、大型テレビ+スピーカーという選択肢が一番現実的だと思います。
またテレビ画面の大きさの約3倍が、見る位置からテレビまでの最適な距離と言われています。例えば60インチなら2.2m前後、70インチなら2.6m前後がベストです。
LDKの広さや間取りによってそういった距離が取れるかが変わるので、70インチぐらいの大型テレビが適しているのか、80インチ以上のスクリーンが適しているのかも変わります。
ちなみに大型テレビの金額は、60インチでだいたい20万円前後、75インチが30万円前後です。そのためスクリーン+プロジェクターと普段使いのテレビの3つを買うより、大型テレビ1台+スピーカーの方が安く済みます。
テレビだけでもこの後で紹介するスピーカーを付ければかなり迫力が出るので、家族で楽しむホームシアターとしては十分満足という方も多いと思います。
ただしせっかくなら100インチぐらいある大画面で見たい、あるいは見る位置からスクリーンまで3mぐらい取れるのであれば、スクリーン+プロジェクターという選択肢もありです。
スクリーンの金額相場は4K対応の100インチで、電動昇降なら12万円前後、手動だと半額ぐらいになります。
まずはご予算や間取り、どの程度のホームシアターを完備したいかを考えたうえで、大型テレビかスクリーンかを選びましょう。もしスクリーンにするなら天井にスクリーンボックスを付け、インテリアの雰囲気を壊さないよう使わないときはスッキリ格納できるようにしましょう。
②スピーカー
リビングシアターの選び方2つ目は、スピーカーです。
これはスクリーンを選んだ場合は必須で、大型テレビの場合は本体のスピーカーだけでも良いと思います。ただしもっと臨場感や迫力がほしいという方は、別売りのスピーカーを追加するのがおすすめです。
スピーカーは値段もピンキリですが、手軽に大型テレビと併用するのであればサウンドバーというスティック状のスピーカー+低音用のウーファーのセットがおすすめです。値段は5万円前後ぐらいで、設置場所はテレビの横や下に置くだけなのであまりスペースを取らずに済みます。
その他にも独立したスピーカーをテレビの左右に置くセパレートタイプや、複数のスピーカーを配置するマルチタイプもあります。金額は10万円前後からで、設置スペースが必要になりますが臨場感や迫力は段違いにアップします。
こちらも間取りやご予算、ご希望に応じて、何を選択するか決めた方が良いと思います。仮に天井にスピーカーを埋め込み、前後左右にスピーカーを設置するマルチタイプを選ぶ場合は、専門の音響屋さんに設置場所を指定してもらうのがおすすめです。
またスピーカー本体や配線が掃除のじゃまにならず、スッキリとインテリアになじむように、間取りや内装の計画段階から住宅会社の人とも打合せするようにしましょう。
③プロジェクター
リビングシアターの選び方3つ目は、プロジェクターです。
大型テレビで見るなら不要ですが、スクリーンで見る場合はプロジェクターが必要です。選ぶポイントは明るさ、画質、金額のバランスが大切です。
まず明るさについては、昼間でもリビングを遮光カーテンで真っ暗にできたり、夜しか見ないなら2,000ルーメン前後あれば十分です。ただし少し照明を点けて見たいとか、明るい時間帯も楽しみたいとかなら、3,000ルーメンぐらいあった方が見やすくなります。
次に画質と金額ですが、ホームシアター初心者でそこまでクオリティーは求めないとか、家族で気軽に楽しみたいとかなら、10万円ぐらいのプロジェクターがおすすめです。
金額に比例して高画質機能やレンズシフト機能が搭載されるので、より鮮明な映像を楽しみたい本格派の方は、30万円や50万円などもう少し費用がかかります。
また設置場所については、テーブルなどにプロジェクターを置くと本体や配線が邪魔になり、使うたびに設置して映り具合を調整するのも大変なので、基本的には天井吊りがおすすめです。
天井吊りにする場合は、あらかじめ配管を通したり電源を天井に付けたり、本体を固定するための下地も付けたりします。一度設置すると後で移動させるのは難しくなるので、スクリーンの大きさや投影距離を計算して、間違いのないように計画しましょう。
ちなみに音漏れを防ぐための具体的な対策や、家で楽しむおすすめプランについては、別の動画で詳しく解説しています。興味のある方は下のリンクからぜひご覧ください。
・まとめ
最後まとめに入りますが、今回お伝えしたリビングシアターを選ぶポイントは次の3つです。
①テレビかスクリーンか
②スピーカー
③プロジェクター
それぞれの概要はここまでお話した通りですが、せっかくマイホームを建てるなら他とはちょっと違う、家の中で楽しめたり友達に自慢できるような自分らしい家にしたいという需要が増えています。
しかも今はコロナの影響から家で過ごす時間も増えたので、余計に家づくりの考え方やこだわりも変化しています。中でも手軽にみんなで映画や音楽のライブ映像、スポーツ観戦が楽しめるリビングシアターは、かなり注目を集めているように感じます。
ただ本格的なシアタールームを完備しようとすると、手間も費用もかかってしまいます。そのため今回は、どちらかというと簡易的にコストを抑えながら気軽にリビングで楽しめる方法として、リビングシアターをお伝えしました。
今回のブログが全てでは無いですが、これからマイホームを考えている人にとって、少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。
今後も随時更新予定です!
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