2021.09.26
【夏の電気代を削減!】エアコン以外でできる3つの暑さ対策を徹底解説!
皆さんもせっかくマイホームを建てるなら、夏の暑さをできるだけ抑えられる家にしたいと思いますよね?
しかも、エアコンを極力使わずに暑さ対策ができるなら、省エネで毎月の家計も助かるし、環境にも優しい家になって一石二鳥です。
勿論それには、窓や断熱材に高性能な製品を採用したり、家の気密性能を高めるのは大前提で、更に+αのちょっとした工夫やあまりコストをかけずにできる暑さ対策も取り入れられたら、省エネ効果がよりアップする事間違い無しなので、今回のブログではエアコン以外でできる暑さ対策を3つご紹介して、快適なマイホーム生活に役立ててもらおうと思います。
ちなみに今回ご紹介する内容以外でも、こんな事をしたら良かった、これは微妙だったみたいな生の声を頂けると有り難いので、良かったらYouTubeの方にコメントください。
大工時代を含めて15年以上、沢山のお客様の家づくりをお手伝いさせて頂いた経験を踏まえて、これから家を建てる人が失敗しない為の情報を、できるだけ分かりやすくお伝えしますのでぜひ最後までご覧ください。
3つの夏の暑さ対策
エアコン以外でできる、夏の暑さ対策は次の3つになります。
1.窓周り
2.外構
3.送風
それでは一つずつ解説していきます。
1.窓周り
エアコン以外の暑さ対策1つ目は、窓周りです。
一般的に夏の熱気は窓からの侵入が50%前後を占めていて、窓サッシの性能向上は勿論、窓周りの工夫によっても家の中の涼しさは大きく変わってくるので、ご紹介したいと思います。
まず1つ目の工夫はカーテンで、遮光タイプや裏地の付いた厚手のカーテンを選ぶ事で直射日光の侵入を防いでくれて、断熱効果を高める事ができます。
他にも遮熱タイプのカーテンだと外からの熱を25%以上カットしてくれたり、私のマイホームでも使っていますが、ハニカムスクリーンというシェードタイプの製品だと断熱効果が40%もアップして、しかもスッキリシンプルで意匠性にも優れているのでお薦めです。
次に2つ目の工夫はシャッターで、一般的に防犯や台風対策で設置する人が多いと思いますが、南側とか日差しが強い方角の窓にシャッターを付けて真夏に閉めると実は暑さ対策にも有効だったりします。
あとシャッターの種類によっては、部分的にスリットを開けられて風通しできるタイプもあり、日差しを遮りながらも風は入れたいというご希望にも対応できてかなり便利です。
カーテンに関しては最初に計画しても良いし、暮らしながら自分たちにあったモノを選んでも良いと思いますが、シャッターの場合は後付よりも可能であれば最初から設置するタイプの方が、金額も抑えられるし見た目もスッキリしているのでお薦めです。
ちなみに、カーテンを選ぶ際の注意ポイントや防犯設備の考え方については、別の動画で詳しく解説しているので、興味のある方は、下に貼ってあるリンクからぜひご覧ください。
2.外構
エアコン以外の暑さ対策2つ目は、外構です。
外構というのは家の周りとか庭部分の事で、次の2つを意識して計画して頂くと家の室内外の暑さを抑える事ができます。
まず1つ目の工夫は家の周りに日陰を作る事で、例えば窓の上に庇とかオーニング、タープを付けたり、スダレやグリーンカーテンで緑化したり、シンボルツリーとか植栽を窓の前に作って、見た目の涼しさを感じながら日差しを遮るのも有効です。
ただ逆に冬とか時期によっては、暖かい日差しを室内に採り入れたい時もあると思うので、自由に出し入れできるオーニングやタープは良いと思います。
植木とかをする場合には必要に応じて落葉樹を選んで頂いて、夏は葉っぱで日射遮蔽できるように、冬は葉が落ちて日射取得できるように計画しましょう。
次に2つ目の工夫は地面の仕上げで、駐車場や庭、家の周りの地面を何で仕上げるかと言うのも重要になってきます。
基本は何もしない場合は土になりますが、例えば車を停める場所はコンクリートにしたいとか、庭や家の周りも草むしりをしなくても済むようにコンクリートで仕上げると、その手間が無くなったり水はけは良くなりますが、日差しの反射が強くて家の外は勿論、照り返しで室内まで暑くなってしまう可能性があります。
なので場合によってはコンクリートではなく化粧砂利や防犯砂利を敷いたり、定期的なお手入れは必要になってしまいますが場所によって芝生やウッドデッキを作ってあげると、庭とか活用の幅も広がるし、意匠デザイン的にも雰囲気が良くなって、尚且、夏の暑さ対策にも有効になるので、選択肢の1つとして検討して頂けると幸いです。
ちなみに外構の失敗例や計画する際の注意ポイントについては、別の動画で詳しく解説しているので、興味のある方は、下に貼ってあるリンクからぜひご覧ください。
3.送風
エアコン以外の暑さ対策3つ目は、送風です。
基本的にエアコンの冷気は、床付近に降りてきて溜まってしまう性質があるので、これを送風で家全体に循環するように送り出してあげると、例えばエアコンが設置されているLDK以外の場所も涼しくなって、必要以上に温度を下げなくても済むようになります。
実際に暮らしの知恵として、エアコンと扇風機を併用する事で効率的に部屋全体を涼しくできるのは聞いた事があるかもしれませんが、家全体を考えると扇風機よりも送風のパワーがあるサーキュレーターを使った方が、より効果が高くなるのでお薦めです。
なのでエアコン併用の使い分けとしては、広範囲に程よい風を送る事ができる扇風機は10帖以内の個室で使って、広さのあるLDKとか吹抜けがある場所には遠くまで風を送る事ができるサーキュレーターを使う方が理に適っています。
ちなみにサーキュレーターは機種によって、衣類乾燥モードで部屋干しの際に早く乾かせられたり、首の縦振り横振りができたり、冬場の暖気循環や加湿器との併用で効果が高かったりして1年を通して色々な場面で活用できるので、興味のある方はぜひ検討してほしいと思います。
まとめ
最後まとめに入りますが、エアコン以外でできる夏の暑さ対策は次の3つになります。
1.窓周り
2.外構
3.送風
それぞれの概要はここまでお伝えしてきた通りですが、冒頭でもお話したようにエアコンを極力使わずに暑さ対策ができるなら、省エネで毎月の家計も助かるし環境にも優しい家になって一石二鳥です。
ただそれには窓や断熱材に高性能な製品を採用したり、家の気密性能を高めるのは大前提で、更に+α今回ご紹介したようなちょっとした工夫をしてあげると、より省エネ効果や暮らしやすさをアップさせる事ができます。
注意ポイントとしては、家の断熱気密性能は住宅会社によってかなり差があるので、新築だから必ず性能が良い訳ではないし、間取りの作り方によっても空気循環のしやすさや家の温熱環境は変わってくるので、しっかり依頼する住宅会社のスペックや設計力を吟味するようにしましょう。
今回のブログが全てでは無いですが、これからマイホームを考えている人や夏の暑さ対策に困っている人にとって、少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。
今後も随時更新予定です!
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