2021.08.24
【テレワーク時代の今こそ!】趣味にも使える書斎を作る4つのポイント
皆さんの中にもマイホームを建てる時、自分だけのスペースとして書斎がほしいと思っている方もいるんじゃないでしょうか?
趣味部屋としても使えるしテレワークするにも有効なので、実際の打合せでも「小さくても良いから書斎がほしい」みたいな要望が増えているように感じます。
そこで今回のブログでは、使いやすくて快適な書斎を作る為のポイントを4つお伝えして、「やっぱり書斎を作って良かったな」と思えるプランニングができるようになってもらいたいと思います。
ちなみに今回ご紹介する以外でも、書斎を作る上でここを工夫したら良かった、ここは失敗した、みたいな生の声を頂けると有り難いので、良かったらYouTubeの方にコメントください。
大工時代を含めて15年以上、沢山のお客様の家づくりをお手伝いさせて頂いた経験を踏まえて、これから家を建てる人が失敗しない為の情報を出来るだけ分かりやすくお伝えしますのでぜひ最後までご覧ください。
快適な書斎を作るポイント
結論から言うと快適な書斎を作るポイントは次の4つです。
①広さ
②机と棚
③防音と場所
④コンセント
それでは一つずつ説明していきます。
①広さ
快適な書斎を作るポイント1つ目は「広さ」です。
広さはどんな使い方をしたいかや収納する物によっても変わりますが、多くの方が2帖前後あるとちょうど良い大きさ感になると思います。
稀に1帖でも良いから書斎がほしいとご希望される方もいらっしゃいますが、1帖と言うと一般的なトイレの大きさと同じぐらいで、奥行きは1.6mあるので広いですが、幅が80cmぐらいになってしまうので、長時間いる事を想定するとちょっと窮屈に感じてしまうと思います。
せっかく書斎を作るなら無駄に広すぎるのも良くないですが、変に狭くても収納が足りなくなってしまったり物理的に使いにくくなってしまうので、適切な広さの確保が大切になってきます。
パソコン作業がメインとか、机の上で完結できるような趣味ならそんなに場所は取らないかもしれませんが、何か楽器を練習したいとか本棚がたくさんほしい、釣り竿を収納したいとかとなると少し広さの考え方は変わってくるので、書斎の目的を明確にして実際にどれぐらいの広さが適切なのか考えるようにしましょう。
②机と棚
快適な書斎を作るポイント2つ目は「机と棚」です。
これは先程の話にも関係する事で机や棚の大きさ、必要な数が明確になっていないと、適正な書斎の広さも分からないし費用面も左右してしまう可能性があります。
まず机のサイズは書斎でする予定の仕事や、どういう趣味かで大まかに予想がつくと思うので、適切な横幅や高さ、奥行きを決めるようにして、あとは既製品の机を買うか造作カウンターのような感じで作り付けにするか決めるようにしましょう。
ネット通販とかで気に入った机を自分で探すという方法もありますが、ピッタリと収まる机を探すのは結構難しいし、作り付けにしてしまった方が無駄な隙間も出来ません。
なので個人的には自由度の高い造作カウンターがお薦めで、費用も3万円ぐらいで設置できるので費用対効果は良いと感じています。
棚や収納関係に関しても同じで、何をどんな風に収納したいか、釣り竿、仕事の本、漫画とかもそうだし、今まで集めたグッズやプラモデルを棚に飾りたい方もいるので、棚の奥行きや必要な幅も計算する必要があります。
これも既製品の収納ラックや本棚、ディスプレイケースを買ってくるのも有りだと思いますが、書斎の広さに合わせて上手に家具を買い揃えて、収納するのは意外と難しかったりします。
例えば本棚とかであれば、壁の厚みを利用して造作で作る事も計画次第では可能なので、無駄なくスッキリと納める事ができます。
当たり前ですが机や収納をしっかり考えて、使いやすい形で計画する事が書斎の満足度を大きく変えるので、その辺りも考慮しながら書斎の理想を叶えるようにしましょう。
ちなみに、造作で使いやすいカウンターや収納をつくるポイントについては、別のブログで詳しく解説しているので下に貼ってあるリンクからぜひご覧ください。
③防音と場所
快適な書斎を作るポイント3つ目は「防音と場所」です。
まず防音ですが、普通に仕事したり特別音の出ない趣味を楽しむ感じであれば、そんなに気にする必要は無いと思いますが、音楽を聞いたり楽器を使った趣味なら、ある程度防音に対する配慮が必要になると思います。
ただ部屋の防音はどこまでするのかレベルによって金額が大きく変わるので、他の部屋に全く音が伝わらないようしたいとかであれば、内容によって100万円200万円は普通にかかってきます。
あるいはドアの種類や内装材を少し変えて、多少配慮できていれば大丈夫な感じであれば30万円ぐらいの予算でも防音工事が可能です。
あと書斎を設置する場所も大切で、例えば楽器でもドラムとかを叩く場合には床は土間の方が気を使わなくて良かったり、筋トレマシンを置きたいとか釣り竿を収納したい場合にも、土間のほうが汚れや傷を気にしなくて良い利点があります。
なかなか趣味の為の書斎を作るとなると書斎を作れるだけで有り難いみたいな感じで、どこの場所でも大丈夫と仰る方も多いですが、せっかく作るなら場所にもこだわってあげた方が実際に使う際の満足度は高くなると思います。
なので書斎をつくる目的に合わせて1階に作るべきか2階に作るべきか、更に床の素材やドア、内装建材の仕上げまで考慮して、出来るだけ使いやすいストレスの少ない書斎を計画するようにしましょう。
④コンセント
快適な書斎を作るポイント4つ目は「コンセント」です。
これは書斎に限らない話ですが、やはりコンセントの数や位置は重要になってきます。
後で追加しようと思っても出来ない事が多いし、出来たとしても費用は割高なので、出来れば最初から多めに設置しておく事がお薦めになります。
例えば仕事で使う場合にはパソコンやプリンター、携帯の充電用も必要だと思いますし、それ以外にも扇風機とか電気ストーブ、加湿器や空気清浄機を置く方もいると思うので、仮に今は必要ないって感じていても一応で想定よりも1つ2つ多く設置しておいたほうが良いと思います。
あとコンセントではないですが、書斎を2階に作ってWi-Fiの親機は1階っていう配置だと、位置関係によってはWi-Fiの電波が届きにくくなる可能性があるので、親機からのLAN配線も書斎まで通しておくと、ネット環境が安定するので仕事やゲームとかをする際にも重宝するのでお薦めです。
ちなみに家の失敗で多いコンセントの付け忘れチェックポイントについては、別のブログで詳しく解説しているので、下に貼ってあるリンクからぜひご覧ください。
まとめ
最後まとめに入りますが、書斎を作るポイントは次の4つです。
①広さ
②机と棚
③防音と場所
④コンセント
それぞれの概要はここまでお話した通りですが、冒頭でもお伝えしたように書斎は趣味部屋としても使えるしテレワークするにも有効なので、実際の打合せでも「小さくても良いから書斎がほしい」という要望が増えてきています。
ただ当たり前ですが書斎も漠然とスペースだけを取ればいい訳ではなくて、細かな部分にも配慮しながら作った方が限られた空間を有効活用できて、満足度が高くなると思います。
今回ご紹介したポイントが全てではないですが、書斎をつくる目的や使い方を明確にして、必要な広さや収納をなるべく具体的に計画して、無駄のない書斎を作ってもらえたら幸いです。
あと書斎とは少し違いますが、ガレージとかロフトの注意点を解説したブログもありますので、下に貼ってあるリンクから、宜しければご覧ください。
ご覧いただきありがとうございました。
今後も随時更新予定です!
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