2021.02.09
【絶対確認!】倒産する住宅会社とは!?5つの見分け方を徹底解説!
皆さんは家づくりを頼んだ住宅会社がもし倒産してしまったらと心配になったり、考えたりした事はありますか?
正直、私が逆の立場だったら家を建てた後も大切にしたいので、少し心配になると思います。
実際にお客様から「大手のハウスメーカーより工務店の方が自分達の理想には合っているけど潰れそうで心配」という話を何回も聞いた事があります。
ただ今時は結構厳しい時代なので、大きい会社だからと安心できないのが実情です。
その中でも1番起きてほしくないケースは、建築途中にその住宅会社が潰れてしまう事だと思います。
一般的に家の代金は例えば3,000万円の家なら最初に3,000万円とか最後に3,000万円を払うわけではなく、工事が始まる着工の時に3分の1で1,000万円、工事の中間で3分の1で1,000万円、建物完成で残りの1,000万円と、3回に分けて請求する住宅会社が多いです。
もし仮に基礎工事が完成したタイミングで住宅会社が潰れてしまった場合、もう着工金として支払ってしまった1,000万円は基本的には返ってこないし、基礎工事以降の工事をしてくれる住宅会社も自分達で探さないといけなくなります。
それは絶対に避けてほしいので危ない住宅会社かどうかを契約前に簡単に見分ける、5つの方法をお伝えしたいと思います。
大工時代を含めて15年以上、地元でも潰れてしまったハウスメーカーや工務店を今までたくさん見てきた経験から、出来るだけ分かりやすく危ない会社の見分け方をお伝えしようと思いますのでぜひ最後まで読んでください。
危ない住宅会社の5つのポイント
初めに結論から言うと、危ない住宅会社の特徴は次の5つになります。
①完成保証制度がない
②営業マンやモデルハウスの対応が悪い
③工事中の現場を見ない
④週末なのにイベントをしていない
⑤SNSを活用していない
今回のブログでは住宅会社の財務状況を分析するなどの難しい話ではなく、お客様が住宅会社を見学したり商談をする最中に簡単に見分けられるポイントでお伝えします。
ただ、ここに挙げたことが当てはまるからすぐに倒産するとか絶対に倒産する訳ではなく、あくまで可能性の1つとして目安に考えてもらえると幸いです。
それでは1つずつ説明していきます。
①完成保証制度がない
危ない住宅会社の見分け方1つ目は、完成保証制度がない会社です。
これは字の通りですが住宅会社が仮に工事途中に潰れてしまっても、第三者機関が窓口になって他の住宅会社を派遣して工事を途中から遂行してくれたり、支払ってしまったお金を補填してくれたりして建物の完成を保証してくれる制度です。
この保証があれば万が一の事が起きても安心ですよね?
ただ注意事項としては、これはお客様が心配だから入りたいと言って入れる保証ではなく、住宅会社側があらかじめ入っていないと使えない保証になります。
しかも生命保険とかでも体調が悪かったり既に病気だったりすると加入できないように、その住宅会社の業績が悪かったら基本的には保証会社にしてもリスクが高くなるので加入できません。
まず加入するには会社の業績を表す決算書を3期分出して、それ以降も毎年しっかり決算書を提出して厳しい審査にクリアしないと更新できません。
なので、この完成保証制度に加入している事で当面は潰れる心配はないのかな?と少し安心してもらえると思います。
逆に加入していない住宅会社は、加入しないんじゃなくて出来ないのかな?と予測する事ができます。
もちろん、こういった保証以外に何かしらのリスクヘッジがされているならそれで良いと思いますが、どちらにしても完成保証制度があるかないかは必ず確認してほしい事項の1つになります。
②営業マンやモデルハウスの対応が悪い
危ない住宅会社の見分け方2つ目は、営業マンやモデルハウスの対応が悪い事です。
これは営業マンの態度対応が悪かったり、モデルハウスが汚かったりする事を意味します。
例えば営業マンが見るからに嫌々仕事をしていたり、会社の悪口を言ってたりしたら危険だと思います。
その営業マン個人の人間性ももちろん疑わしいですが、少なからず会社への不満が多くて人が去ってしまう社風かもしれません。
それと同じぐらい私的にはモデルハウスが汚いのも結構問題で、住宅会社からするとお客様に実物を見せて体感してもらう為の大切なツールである意味会社の顔なのに、掃除が疎かだったりすると全てにおいてそうなのかな?と正直、感じてしまいます。
しっかりモデルハウスの維持管理がマニュアル化されていないのか、それともスタッフの管理能力によるのかは分かりませんが、いずれにしてもモデルハウスが汚いのは問題だと感じます。
住宅会社やモデルハウスに話を聞きに行くときは、営業マンの態度やモデルハウスの清潔さなども合わせて確認するようにしましょう。
③工事中の現場を見ない
危ない住宅会社の見分け方3つ目は、工事中の現場を見ないという事です。
正直これは本当に参考程度であまり重要視する部分では無いですが、1つの目安にはなると思うのでご紹介します。
しっかりとお客様に選ばれている会社であれば、たまに車で走っていると工事中の新築を見かけるのが普通です。
広告とかではよく見かけるけど実際の家はそんなに見ないなという事であれば、もしかしたらお客様から選ばれていない可能性があります。
そうなると、広告宣伝費でお金は出ていくけど家が売れないから売上がたたなくて、もしかしたら経営状況は危ないかもしれません。
今どきの新築現場は会社の名前が入った大きな垂れ幕を掲げたり家を囲む工事用のフェンスに名前が入っていたりするので、どこの住宅会社が建築しているのか一目瞭然です。
ただ物理的に年間100棟建てる会社と年間20棟建てる会社を比べたら見かける棟数に差があるのは当たり前だし、年間棟数が多いからって潰れない訳じゃないので注意が必要です。
いずれにしてもまったく現場を見ないという事であれば、少し警戒した方が良いのかもしれません。
④週末なのにイベントをしていない
危ない住宅会社の見分け方4つ目は、週末なのにイベントをしていないという事です。
一般的な住宅会社であれば週末の土日こそがお客様と出会う絶好のチャンスなのに、モデルハウスがオープンしていないし何もイベントが開催されていないという状況は普通に死活問題です。
週末なのに何もしていない原因は見せる建物がないという事だとは思いますが、それでも自分の会社やタカラスタンダードとかLIXILとか住宅設備機器のショールーム会場を借りて相談会などのイベントをする事は可能です。
それもしていないと考えるともしかしたらお客様のご対応ができるスタッフが不足しているとか、そもそもイベントを開催できるだけの余力が無いとか何かしらのマイナス要因が働いている可能性があります。
だからとすぐに潰れるとかやばいとかの判断は難しいですが、飲食店が書き入れ時の土日を定休日にしているようなモノなので、週末にイベントを開催しない理由は、確認しておいて損は無い気がします。
⑤SNSを活用していない
危ない住宅会社の見分け方5つ目は、SNSを活用していない会社です。
これは今、経営的に危ないというよりも、これからの時代を考えた時にその会社がしっかり残っていけるのか?という部分の話になります。
一昔前までは折込チラシをまいてテレビCMで宣伝する方法が住宅会社の広告としては主流でした。
しかし今どきはテレビ離れもあるしそもそも新聞を取っていない人が多いので、FacebookとかInstagramとかピンタレストとかYouTubeとか、SNSの広告宣伝にお客様のニーズが集まっています。
私も今年32歳なのでまだ若い部類にギリギリ入ると思いますが、やはり何か調べたり情報収集しようって思うとインターネットで検索したりSNSでサクッと調べます。
テレビもまったく見ない訳ではありませんが、やはりリアルな情報だったり生の感想だったりはSNSの口コミとかが信憑性もあって、家づくりを検討する際にものすごく役に立ちます。
なので住宅会社がSNSを活用していないのは少しキツイ言い方ですが、今のお客様がSNSでリアルな情報を集めて家を建てる会社を選ぶという時代の流れに、順応できていないのかな?と感じてしまいます。
むしろSNSを通じてこれからマイホームを考えている人たちに家づくりで気をつけた方が良いポイントや失敗しない方法などを発信して、お客様にメリットを感じてもらう事がこれからの住宅会社の存在意義の1つかもしれません。
この話も絶対条件ではないですが、時代に合わせた情報発信をお客様が求めている形で上手に届けている住宅会社は、柔軟性があるのでこれからもお客様に選ばれやすい環境なのは間違いないです。
有名だから良い家づくりをしている、誰も知らない工務店はダメという事は一切ないですが、やはりお客様に自社の存在を知ってもらえないと何も始まらないのも事実です。
なので今ならSNSの運用をしているかどうか、これもその住宅会社が未来に繁栄するかどうかの1つの基準になる気がします。
まとめ
最後まとめに入りますが、危ない住宅会社の特徴は次の5つになります。
①完成保証制度がない
②営業マンやモデルハウスの対応が悪い
③工事中の現場を見ない
④週末なのにイベントをしていない
⑤SNSを活用していない
それぞれの概要はここまでお話した通りですが、多くの方が一生に一回あるかないかの大きな買い物で、マイホームを夢に見ている人もたくさんいます。
せっかくならこだわりたい理想の暮らしをかなえたい、そんな想いで住宅会社を探していよいよ工事開始、その矢先に住宅会社が潰れてしまったらと考えると本当に恐怖です。
ただ実際に全国でこういった事がポツポツ起きているのも事実で、暮らし始めて5年後10年後に自分の家を建ててくれた住宅会社が倒産したというのも実際にある話です。
家を建てた住宅会社が倒産したらきちんとアフターサービスが受けられないし、ましてや建築途中で倒産してしまったらそれまでに払ったお金が返ってこない可能性が高いです。
なので自分達の理想を叶えてくれる住宅会社かを吟味しつつ、その住宅会社の未来も見据えて比較検討する事が大切です。
今回のブログがこれからマイホームを考えいてる人にとって、少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。
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