2020.11.12
【確実】不動産屋から掘り出しものの土地情報を手に入れる5つのテクニック
土地を探している人は安くて条件も良い土地、いわゆる掘り出しものをできれば手に入れたいと、思っていますよね?
ハッキリ言うと、基本的にはない!と思っていただいて間違いありません。
ただし、タイミングがかなり重要でなかなか出回っていないですが、本当に極まれにそのような条件の良い掘り出しものの土地が、存在するのも事実です。
でも、そういった掘り出しものの土地情報は、広告やネットに出てくることはなくて、ほとんどが不動産屋さんを通して直接話が来て、交渉が決まってしまいます。
そこで今回は、そういったレアな土地情報を不動産屋さんから優先的に回してもらうための、5つのテクニックを紹介します。
家ももちろん一生ものですが、土地は自分たちの代だけじゃなくて、先祖代々、子供やその先の孫にも引き継がれるものです。
可能であれば、できるだけ良い条件の土地を買いたいですよね。
今回のブログを読んでもらえれば、これから家づくりで土地を探す人にとって、不動産屋さんから掘り出し物の土地情報を教えてもらえる確率をグッと上げることができます。
理想に近い土地を効率よく見つける参考になりますので、ぜひ最後までご覧ください。
掘出しもの情報を教えてもらうテクニック
結論から言うと、不動産屋さんに掘り出しものの土地情報を教えてもらうには、単にマメに電話をしたり、良い情報があったら教えてと頼んだりするだけでは不十分です。
次に紹介する5つの条件をクリアして、それを不動産屋さんに明確に伝えておくと、掘り出しもの情報を優先的に教えてもらえる可能性が必ずアップします。
1:予算を明確にする
2:希望条件を整理しておく
3:住宅会社を決めておく
4:銀行ローンの仮審査をしておく
5:良い土地が出たらあなたから買いたいと伝える
なかなかいい土地が出ないエリアとか、人気があってたくさんの人が土地を探している地域とかだと、いかに不動産屋さんの頭の中に、土地の具体的な情報と一緒に、お客様の情報が記憶されているかが重要です。
そのためにはこの5つの条件をクリアしておくことが前提になります。
つまりいかに不動産屋さんに自分を覚えてもらえるか?本気度を相手に伝えられるかです。
たくさん抱えている不動産屋さんの顧客リストのライバルの中で、いかに気にしてもらえるか?提案する際の優先順位を上げられるか?ここが大切になってきます。
それでは1つずつ具体的に説明をしていきます。
1:予算を明確にする
1つ目の掘り出しものの土地情報を手に入れるテクニックは、予算を明確にすることです。
不動産屋さんは新しい土地情報が入ってきた時に、まず金額を見て「これはあのお客様の予算とぴったりだな」と、土地の金額とお客様の情報を結びつけます。
このとき「◯◯万円ならあのお客様だ」と、ぱっと不動産屋さんの頭に思い浮かぶかどうかが重要で、優先的に土地情報の連絡が入るかが決まります。
ここで大切なのが、予算金額をより具体的に明確にしておくことで「2,000万円~3,000万円の間」とか、「できるだけ安く」とかのぼんやりした予算だと、正直、不動産屋さんの優先順位は低くなります。
人気のエリアであればあるほど、他のお客様からの問い合わせも多いので、不動産屋さんは土地の情報が入るたびに、すべてのお客様の情報を見返して照合することは難しいのです。
そのため、この金額ならあのお客様だなと、ぱっと浮かぶように明確に予算を伝えておくことが大切です。
この後お話しする銀行の仮審査をすれば、自分たちの具体的な土地の予算がわかるので、なるべく明確な金額で不動産屋さんに予算を伝えておきましょう。
2:希望条件を整理しておく
2つ目の掘り出しものの土地情報を手に入れるテクニックは、希望条件を整理しておくことです。
たとえば土地の広さを具体的な坪数や、「30坪くらいの家と車2台が置ける広さ」といったイメージでも構わないので、不動産屋さんに伝えておくといいでしょう。
他にも
・小学校の学区
・南道路希望か
・川やお寺など、近くにあったら嫌なもの
・駅や買い物する店までの距離
などを家族で話し合って、不動産屋さんに条件を伝えておくのもおすすめです。
希望がはっきりしている人の方が「この土地条件はあのお客様にピッタリだ」と、条件が不明確な人より優先的に不動産屋さんの頭に浮かび、情報を教えてもらいやすくなります。
ただあまり条件が細かすぎると、そもそもそのような土地はなかったり、教えてもらう情報も限られてしまったりするため、先ほどの4つの条件くらいにしておいた方が良いでしょう。
3:住宅会社を決めておく
3つ目の掘り出しものの土地情報を手に入れるテクニックは、家を建てる住宅会社を決めておくことです。
不動産屋さんからすると、家を建てる会社が決まっていないお客様は、住宅会社によって建物の坪単価も違うので、金額などの条件が合う土地を提案しても、予算が足りず条件を変更されるかもしれないと考えます。
また、最終的に予算の関係で土地と新築ではなく建売にされる方もいるため、「どうせ探しても決まらない」とあまり本気で探す気になりません。
住宅会社が決まっていると相手も本気に
逆に、住宅会社が決まっているお客様なら、その住宅会社の坪単価に合わせて、土地の予算が決まっているため、「これぐらいの大きさの建物を建てるから、これぐらいの大きさの土地がほしい」と希望が明確です。
不動産屋さんからすると、こうしたお客様の方が話が早く進みそうだし、本当に条件に合う土地を提案したら決めてくれそうだと感じますよね?
やはり不動産屋さんもたくさんお客様がいるため、本気度の高い方に良い条件の土地情報を優先して、伝えてくれるのが自然だと思います。
土地探しの前に家も見よう
そのため、土地探しを先行するのも相場観などを把握できて良いのですが、大切なのは自分たちの理想の家を建てるための土地探しです。
まずはその理想の家を建ててくれる、信頼できる住宅会社を決めるようにしましょう。
土地探しの前にいろいろな住宅会社を見ることで、もしかしたら自分たちの理想の暮らし、価値観、家自体も変わるかもしれません。
たとえば土地の条件として、住宅街がいい、南道路がいい、庭はいらないと最初は考えていたとします。
しかし、いろいろな家や住宅会社のコンセプト、暮らし方に触れることで、自分たちの理想の暮らしが変化するかもしれません。
「敷地を広く取って2階リビングにして景観を大切にしたい」「南道路じゃなくて北道路の方が自分たちの理想の間取り的に良さそうだ」「家をコの字型にしてプライバシーの守れる中庭を作りたい」などなど・・・
もし土地を決めてしまった後に、このような自分たちの本当の価値観に気づいて、しかもそれが決めてしまった土地では難しいとなったら悲しいですよね?
土地探しを住宅会社に任せると有利に
しかも親切な住宅会社なら、土地の見方や選び方をアドバイスしてくれて、土地探しも合わせて家づくりを任せてほしいというスタンスの住宅会社もあります。
それならその方が、責任を持って土地も提案をしてくれるので安心できると思います。
土地探しも大切ですが、住宅会社選びを優先すると、実は土地探しも有利になることが多いので、ぜひ実践してみてください。
4:銀行ローンの仮審査をしておく
4つ目の掘り出しものの土地情報を手に入れるテクニックは、銀行ローンの仮審査をしておくことです。
銀行ローンの仮審査というのは、この人にお金を貸してもきちんと返してくれるかどうか、信頼できそうかを銀行が収入や勤務先などの条件、個人の今までのローンの履歴を確認して審査をすることです。
本格的な審査は家や土地が決まってからですが、前もって仮のおおまかな審査を受けることは可能です。
ある程度経験のある不動産屋さんは、お客様との話が順調に進んでも、契約直前で銀行からの住宅ローンが受けられない事が判明して、話がなくなってしまったという経験を少なからずしています。
そのため不動産屋さんの中には、土地を買う予約をする条件として、仮審査を受けてもらうようにしている所もあります。
仮審査が済んでいると有利
逆に、既に銀行での仮審査は済んでいて、銀行から住宅ローン貸せますよ、オッケーですよと承認をもらっているお客様なら、本気度も伝わるし最終的に借りられないということが起きにくくなります。
これは、普通に不動産屋さんのやる気がUPしそうですよね?
実際に、売地の地主さん側が、住宅ローンの仮審査を受かっている人でないとダメという条件を付けている場合もあります。
どのみち土地を買うまでに仮審査を遅かれ早かれ受けるとしたら、掘り出しものの土地情報を教えてもらう上でも有利になるので、銀行ローンの仮審査は早めに受けておいたほうが得だと思います。
5:良い土地が出たらあなたのところから買う
5つ目の掘り出しものの土地情報を手に入れるテクニックは、良い土地が出たらあなたから買いたいと明確に、不動産屋さんに伝えておくことです。
昔にくらべ戸建てを建てる数も減ったし、なかなか土地も売れないため、ほとんどの不動産屋さん同士で、お互いの土地情報を共有しています。
そのため掘り出しものの土地情報が出ても、不動産屋さんは常に「このお客様は他の不動産屋仲介で買うんじゃないか?」という不安を抱えています。
そうなると、確実に自分の会社で契約をしてくれそうな、知り合いやその家族、同級生などに良い土地情報を優先して連絡します。
そこで明確に「良い情報の土地があったら、あなたから買いたいです」と伝えておくと、不動産屋さんも人間なので、モチベーションが上がります。
そしてより真剣にいい土地情報を探そう、あったら一番に伝えようって思ってくれます。
もちろん、その不動産屋さんが信頼できる相手かどうかをしっかり見極める必要はあります。
その上で信頼できそうで親身になって動いてくれそうなら、できるだけ早い段階で伝えておくと、熱心に良い土地を探してくれる確率は高くなるでしょう。
まとめ
最後まとめに入りますが、不動産屋さんから掘り出しものの土地情報を手に入れるテクニックは、次の5つになります。
1:予算を明確にする
2:希望条件を整理しておく
3:住宅会社を決めておく
4:銀行ローンの仮審査をしておく
5:良い土地が出たらあなたから買いたいと伝える
簡単に言うと、いかに不動産屋さんに自分を覚えてもらえるかどうか?本気度を相手に伝えるか?が重要です。
たくさん抱えている不動産屋さんの顧客リストのライバルの中で、気にしてもらえるか?提案する優先順位を上げられるか?が大切になります。
土地の予算やエリア、環境などの条件を明確にして、どこの住宅会社でどれぐらいの大きさの建物を建てるのを決めて置くと良いでしょう。
銀行からの住宅ローンの承認ももらっておいて、良い土地が出たらあなたから買いますとハッキリ伝えておけば、頑張らない不動産屋さんはいないですよね?
実際に掘り出し物の土地情報が出てくるかどうかは、正直タイミングや運にも大きく左右されます。
でも、今回ご紹介した事をすべてクリアしていれば、掘り出しものの土地情報を教えてもらえる確率は、格段にアップするはずです。
多くの人が一生暮らす土地になるので、良い土地に出会うためにも、不動産屋さんに協力してもらいやすい工夫をしながら、土地を探してみてください。
ただ私の一番のオススメは、家を建てるプロである住宅会社の人も巻き込んで、家を建てる視点での土地のアドバイスももらいながら、不動産屋さんと連携して土地を探すことです。
そうすれば掘り出し物の土地情報もそうですが、土地で失敗する原因も減らす事ができます。
今回のブログが、これからマイホームを考えている人にとって、少しでも参考になれば幸いです。
失敗しない土地探しに関しては、他のいくつかのブログで詳しくお伝えしています。
良かったら下のリンクからチェックしてみてください。
※以下へのリンクを最後に貼って下さい。
001【初心者必見】買っちゃダメな土地TOP3!
028【マニアック】危険予測できる土地の調べ方!3つのテクニックで購入失敗を回避
031【防災!】水害に強い土地の選び方!被害を避ける4つのポイント
ご覧いただきありがとうございました。
今後も随時更新予定です!
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