2022.10.30
【注文住宅】樹脂サッシ?アルミ樹脂複合?この動画で全て解決!窓の違いがまるわかり!【2022年最新版】
窓で悩んでいる方、これを見れば解決します
家を構成する要素として意外と重要なのが窓で、明るさを取り入れるのは勿論、外の暑さ寒さの侵入を防ぐ大切な役割があるので、どんな窓を選ぶかによって、毎月の電気代や暮らしの満足度は大きく変わってきます。
そこで今回のブログでは、LIXILってメーカーの商品を参考に、窓サッシやガラスの特徴を詳しくご紹介しますので、暮らしてから「思ったより寒い」「電気代が高い」「失敗した」って後悔しないように、窓を選ぶ際の判断材料にしていただけると幸いです。
大工時代を含めて15年以上、沢山のお客様の家づくりに携わった経験を踏まえて、有益な情報を出来るだけわかりやすくお伝えしますので、ぜひこのタイミングでチャンネル登録をして頂き、最後までご覧ください。
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それでは1つずつ解説します。
■前提
まずサッシの種類としては大きく分けると3つあります。
①室外側と室内側、両方にアルミを使っているアルミサッシ
②室外側はアルミ、室内側に樹脂を使っているアルミ樹脂複合サッシ
③室外側と室内側、両方に樹脂を使っている樹脂サッシ
ざっくり素材毎の特徴としては、アルミの場合は、耐久性は高いけど熱を通しやすくて、逆に樹脂の場合は、耐久性はアルミに比べると劣るけど、熱伝導率はアルミの約1/1000に抑えられています。
あとは③の樹脂サッシの場合、強度的な観点から窓の高さや横幅に制限が出るので、床から天井までの大開口の窓が出来なかったり、防火地域や準防火地域って制限がある土地だと、そもそも使っちゃいけないってなる可能性が高いです。
こんな感じで一長一短あるので、次はそれぞれ①②③のサッシをLIXILってメーカーの商品に当てはめて、実際にどれぐらい性能に差が出るのかお伝えしたいと思います。
■アルミサッシ
正直、今の時代でアルミサッシを採用するケースは非常に少ないと思いますが、商品としてはありますし、従来と思うと色々進化しているので、LIXILのアルミサッシ、サーモスAをご紹介します。
まず窓の断熱性を高める為には、ガラスよりも熱を通しやすいサッシ部分の面積を減らす必要があるので、従来のフレームが60mmだったのに対し、サーモスAは45mmの幅に抑えて断熱性を高めています。
なので同じ窓の大きさでも、ガラス部分の面積が増えた分、光も入りやすいし開放的、更にペアガラスの空気層も従来の12mmから16mmに厚くしているので、断熱効果が格段にアップしています。
実際にカタログ値でいうと、熱の伝えやすさを数値化した熱貫流率が2.48で、年間の光熱費が従来品と比べて13%省エネになるって結果が出ています。
■アルミ樹脂複合サッシ
次に愛知県など、比較的温暖な地域で断熱性と耐久性を両方担保したいって場合にお薦めなのが、アルミ樹脂複合サッシで、LIXILだとTWっていう商品で、ハピナイスでもこちらを標準採用しています。
まずTWの特徴としては、ガラスが2枚のペアガラスと3枚のトリプルガラスの2つの選択肢から選べて、しかもガラスとガラスの間に専用のガスも封入できるようになっています。
例えばペアガラスの場合は、空気に比べて熱の出入りを30%抑制してくれるアルゴンガスが入っているし、トリプルガラスの場合は、60%抑制してくれるクリプトンガスも選べるようになっています。
具体的な数値として、ペアガラスの場合はアルゴンガス入りで熱貫流率が1.44。
トリプルガラスの場合は、同じくアルゴンガス入りで熱還流率が1.04、クリプトンガスの場合は0.98でかなり低い数値が出ていて、アルミサッシの半分ぐらいしか熱が伝わらない事が分かりますし、アルミサッシと比べて、年間の光熱費が21%削減出来るって計算結果も出ています。
あとは良く、トリプルガラスの欠点として言われる重さですが、3枚のガラスのうち、真ん中のガラスの厚みを薄くした事で、従来よりも19%軽量化に成功していて、更にオプションで38%軽量化した製品も選べるようになっているので、ペアガラスと比べたらまだまだ重たいですが、昔と思うと軽くなっています。
■樹脂サッシ
最後は樹脂サッシのご紹介で、北海道とか寒冷地であれば基本的に樹脂サッシ一択のイメージで、冒頭でお伝えしたように、耐久性や防火性が他の2つと比べると少し劣るのと、開口部のサイズに制限は出てきますが、抜群の断熱性を誇っているので、省エネ住宅にしたいって方にもお薦めできます。
今は国の方でも、断熱等級の最高位が4だったのをいっきに567まで増やしたり、長期優良住宅やZEHの断熱基準も従来よりワンランク上がっていて、これから建てる家はより高い断熱性能が求められる時代になるので、より樹脂サッシが普及していく事が考えられます。
そんな中で今回は、ハピナイスでも標準採用しているLIXILの商品、EWをご紹介したいと思います。
まずEWの特徴としては、先程のTWと同様、ペアガラスの場合はアルゴンガス、トリプルガラスの場合はクリプトンガスも選べるようになっています。
具体的な数値として、ペアガラスの場合はアルゴンガス入りで熱貫流率が1.27。
トリプルガラスの場合は、同じくアルゴンガス入りで熱還流率が0.86、クリプトンガスの場合は0.79でTWよりも低い数値が出ていますが、実際にはアルミ樹脂と樹脂サッシでそこまで大きく性能の差が無い事が分かります。
なので今回ご紹介した3つの製品だと、サーモスAはあまり採用するメリットは無いと思いますが、アルミ樹脂複合のTWと樹脂サッシのEWに関しては、何を優先するかで選択肢が変わるイメージで、断熱性をある程度担保しつつ、開口部の開放感やデザイン性を優先するならTWだし、断熱性能を少しでも高めたいって場合にはEWを検討されるのが良いと思います。
あと余談ですが、LIXILの場合は更に上位グレードでレガリスって商品も出ていて、採用した事が無いので分かりませんが、驚異の5枚ガラスで断熱性能も抜群なので、コスパ含めて実用性はまだ無い気がしますが、興味のある方は調べて頂けると幸いです。
●まとめ
ちなみに以前の動画で、今回とはまったく違う観点から、窓選びで失敗しやすいポイントや窓が小さくて少ない家のメリットについて詳しくお伝えしているので、興味のある方は概要欄のリンクからぜひご覧下さい。
ご覧いただきありがとうございました。
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