2022.11.20
【注文住宅】新築に付けると後悔!選ぶ人が減っている残念な設備TOP10【2022年最新版:前編】
「この設備、選ぶ人減ってます。」
皆さんもせっかくマイホームを建てるなら、できるだけ便利に快適に、気持ちよく暮らせるように新築ならではの設備を導入したいと考えると思います。
ただ昔は当たり前でも今は人気が無かったり、意外と生活してみたら不便、思ったよりメリットも少ないし使いにくい設備もあるので、選択には細心の注意が必要です。
そこで今回のブログでは、「新築で選ぶ人が減っている残念な設備TOP10」のうち、前編でまずは10位~6位までを詳しくご紹介します。
実際に暮らしてから「付けないほうが良かった」「使わなくなった」「コストもかかるしメンテナンスも大変」と後悔しないように、設備を選ぶ際の判断材料にしていただけると幸いです。
大工時代を含めて15年以上、たくさんのお客様の家づくりに携わった経験を踏まえて、有益な情報をできるだけわかりやすくお伝えしますので、ぜひこのタイミングでYouTubeのチャンネル登録をしていただき、最後までご覧ください。
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それでは1つずつ解説します。
10位 井戸水引込み
選ぶ人が減っている設備は、井戸水の引込みです。
これは敷地内に井戸がある方の場合に限りますが、以前は水道代が節約できるという事で、家の水道に井戸水を引込む工事をするお宅がわりと多かったですが、最近はかなり減ってきています。
この理由はいくつかあり、例えば井戸水を引く時点では保健所とかの検査で水質が大丈夫でも、周辺環境の変化によっては将来に水質が悪くなってしまったり、近くに大きな建物が立ったり造成工事があったりすると、井戸が枯れて水が出なくなってしまう可能性があります。
あとは井戸水は鉄分やマンガンの含有率が高い場合があるので、洗濯に使うと衣類に色が付いたり、カルシウムが多いと給湯器の故障の原因にもなってしまいます。
水道代の節約と思って井戸水を引いても、逆に余分な費用がかかったり、余計な心配が増えてあまりメリットがない可能性もあるので、採用を検討する際には将来の事まで考慮するようにしましょう。
9位 ホームシアター
選ぶ人が減っている設備第9位は、ホームシアターです。
これは趣味として好きな人からすると人気の設備で、最近はコロナもありますし、平日の夜とかゆっくりしたい休日に、家で手軽に映画やミュージックビデオを大画面で見る事ができます。
ただネットの口コミとかを見ると後悔の声も結構あり、
・使ったのは最初の数回だけだった
・近隣への騒音が気になって音の迫力が物足りない
・お金の使い道を間違えた、リビングを広くすれば良かった
みたいな内容が散見されます。
そういったネガティブ意見の影響かはわかりませんが、ホームシアターの人気は一時期と思うと減っています。
家族構成を含めライフスタイルの変化に伴って、趣味や休日の過ごし方も変わってくるので、100万円近くのお金をかけてまで本当に必要かどうか、しっかり検討して採用可否を判断するようにしましょう。
8位 浴室の窓
選ぶ人が減っている設備第8位は、浴室の窓です。
一昔前までは、一戸建てのお風呂に窓がないというのは考えられなかったイメージですが、最近はほとんどのお客様から、お風呂に窓はいらないというご要望をお聞きします。
その理由として良く聞くのが、
・防犯的にあまり開けられない
・プライバシーが心配
・冬場に寒くなる
・換気は換気扇で十分
という4つの内容で、完璧に囲われた坪庭があればプライバシーも気にならないし、夜空を眺める事もできて良いですが、敷地広さ含めなかなか叶えられないのが現実だと思います。
どうしても自然の風を入れてカビ対策をしたい場合には窓が必要なので、メリット・デメリット両面を考えて、検討していただけると幸いです。
7位 天窓
選ぶ人が減っている設備第7位は、天窓です。
天窓というのは室内の天井に付ける窓の事で、上から外の光をダイレクトに家の中へ落とせるので、階段ホールや北側の部屋、LDKなど、敷地環境や間取りプランで、どうしても暗くなってしまう部分を明るくするために活躍します。
なので天窓に関しては、お客様の希望で付けるというより、住宅会社側が設計の際に採用可否を判断するケースが多く、
・真夏は室温の上昇が避けられない
・ガラスが汚れた時に掃除が大変
・人も家具も日焼けが気になる
・施工品質や納まりが悪いと雨漏りの原因になる
・窓本体と施工で20万円前後する
という5つのデメリットがあるので、お客様の強い要望や採光がどうしても取れない、といった感じで何か特別な理由がない限り、積極的に採用する住宅会社は減っている傾向にあります。
なので住宅会社側から天窓の提案があった際には、空が見えたり上から光を入れられたり、上方向への開放感を感じられるのは天窓独自のメリットですが、しっかり内容を良く聞いて、本当に必要かどうかを判断してほしいと思います。
あと余談ですが、仮に天窓を付ける場合には、LIXILや日本ベルックスという一流メーカーのモノを採用していただくと、品質も高いので雨漏りなどの心配が少なくておすすめです。ただ設計耐用年数は25年ぐらいなので、可能であれば建築後20年を過ぎた辺りには交換するようにしましょう。
6位 吊り戸棚
選ぶ人が減っている設備第6位は、キッチンの吊り戸棚です。
これはキッチンの上にある収納棚の事で、吊り戸棚を付ける事で収納力がアップするので、私が大工をしていた10年ぐらい前だと、ほとんどのお客様が採用していたイメージです。
ただこれも生活様式やトレンドが変わった事もあって、今はほとんどのお客様が吊り戸棚を設置しなくなっています。
その理由としては例えば、
・椅子や台の上に乗らないと届かないから使いにくい
・歳を取ったら使わなくなるから
・対面キッチンで上に棚があると圧迫感がある
・パントリーを別で作るからいらない
という声が多く、高い位置にあるから使いにくいのは昔からだと思いますが、対面キッチンやパントリーという考え方は、わりと最近の間取りトレンドになります。
実際に吊り戸棚を付けたは良いけど、使わなくなったという声も口コミを見ると多いので、吊り戸棚がある事でのメリット・デメリットをそれぞれ考慮したうえで、本当に必要かどうか、他の収納スペースで代用できないかなども検討するようにしましょう。
●まとめ
それぞれの概要はここまでお話した通りで、昔は当たり前に付けていた設備も、ライフスタイルの変化やトレンドによっては不要になったり、よくよく考えるとメリットよりもデメリットの方が多いという場合も往々にしてあると思います。
しかも当たり前ですが、どんな設備を付けるにしてもお金がかかるので、最終的に使わなくなってしまうと勿体ないですし、それなら違う場所に予算を回したかった、という後悔にもつながってしまいます。
なので今回と次回の後編のブログも参考にしていただきながら、自分たちのマイホームで採用するかどうかの判断材料の一つにしていただけると幸いです。
ちなみに以前の動画で、キッチン設備で選ぶべきおすすめオプション4選や洗面化粧台のメーカー毎の特徴についてお伝えしているので、興味のある方は下のリンクからぜひご覧ください。
ご覧いただきありがとうございました。
今後も随時更新予定です!
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