2022.12.25
【注文住宅】サンルームで後悔続出!?知らないと怖い5つのデメリットを徹底解説!
「今人気のサンルーム、実はデメリットがたくさんあります。」
洗濯をできるだけ楽に快適に、天気や花粉を気にせず乾かしたい、可能なら自然の光で天日干ししたいという方に非常に人気のサンルームですが、それなりにデメリットもあり、設置してから後悔したという声も多かったりします。
そこで今回のブログでは「サンルームのデメリット5つ」を詳しくご紹介します。
暮らしてから「思ったより使いにくい」「やっぱりいらなかった」「もっと考えれば良かった」と後悔しないように、サンルームを検討するうえでの参考にしていただけると幸いです。
大工時代を含めて15年以上、たくさんのお客様の家づくりに携わった経験を踏まえて、有益な情報をできるだけわかりやすくお伝えしますので、ぜひこのタイミングでYouTubeのチャンネル登録をしていただき、最後までご覧下さい。
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それでは1つずつ解説します。
●サンルームのメリット
まずは簡単にサンルームのメリットをお伝えすると、
・天気が悪くても洗濯物が干せる
・洗濯物にPM2.5や花粉が付く心配がない
・干場以外にもフリースペースとして活用できる
主にこの3つが代表的で、サンルームならではのポイントになりますが、反対にデメリットも存在するので、詳しくご紹介したいと思います。
1.固定資産税が上がる
サンルームのデメリット1つ目は、固定資産税が上がる事です。
基本的にサンルームを設置しようと思うと、大きさやグレードにもよりますが、大体100万円前後は工事費が必要になります。
建物でいうと3帖ぐらいは面積を増やせる金額になるので、それだけでも結構な出費ですが、+α毎年発生する固定資産税の課税対象にもなります。
サンルームの場合の固定資産税は年間数千円程度なので、ちゃんと活用できていればそこまで高いとは感じませんが、使わなくなってしまうともったいないので、後悔につながる可能性があります。
あとは家が完成した後に設置する場合、建ぺい率オーバーで知らないうちに違法建築物になってしまったり、登記の申請費用で10万円ぐらいは必要になるので注意するようにしましょう。
2.家の保証が無くなる
サンルームのデメリット2つ目は、家の保証が無くなる事です。
これはサンルームに限らず、家が完成した後に設置すると発生する問題で、例えば太陽光パネルや窓の上に設置するオーニング等もそれにあたります。
まず家の保証が無くなる理由としては、サンルームを設置する際に家の外壁に穴を空けたりしますが、外壁の種類によっては、その穴によって家の断熱性能の低下や、壁内結露が起きる可能性があり、他にもサビや腐食の原因にもなります。
あとは単純に、外壁に穴を空けるので雨漏りリスクも上昇します。
基本的に家を建てた住宅会社で工事する場合は、サンルーム等の設備も含めて保証してくれる事が多いですが、お引渡しの後に別の会社で工事する際には、改造の扱いになりサンルーム部分に関して、家の保証がなくなるケースがほとんどだと思います。
かといってサンルームを設置した業者さんが、家の保証をしてくれる訳も無いので、建てた住宅会社以外で工事する場合には、それぞれの保証の範囲についてしっかり確認して、後から問題が起きた際にも対応できるようにしましょう。
3.手間がかかる
サンルームのデメリット3つ目は、手間がかかる事です。
当たり前ですがサンルームは外にあるので、壁の汚れや雨だれが残ってしまったり、天井には鳥の糞などが付いたりしますが、全体が透明のパネルで囲まれているので、内側から見るとかなり汚れが目立ってしまいます。
あとはリビングに隣接して設置した場合には、リビングの窓越しからその汚れが目に入ってしまうので、家族はもちろん来客の事を考えると、余計にこまめな掃除をする必要が出てきます。
しかもサンルームの壁はまだ良いですが、天井や屋根の掃除は結構大変です。天井は脚立を立てたり、柄の伸びる道具でなんとか掃除できると思いますが、屋根はおそらく届かないですし、あまり無理をすると転落の可能性も出てきます。
かといって高圧洗浄とかで下手に掃除してしまうと、家本体の外壁に影響を及ぼしてしまったり、防水処理のために施工したコーキングが傷ついてしまって、雨漏りの原因になってしまう可能性があります。
一応、屋根は色付きのパネルや半透明のパネルが選べるので、多少は汚れを目立ちにくいようにできますが、それでもたまには掃除する必要があります。
また外壁とサンルームの接着面に施工してあるコーキングも、10年に1回ぐらいは打ち直さないと劣化してダメになってしまいます。なので、その手間や費用を十分に理解したうえで、サンルームを設置するようにしましょう。
4.夏は暑い
サンルームのデメリット4つ目は、夏は暑い事です。
これも当たり前ですが、サンルームは基本的に全面から日が入る構造になっているので、夏の室内はかなり高温になります。
なので洗濯物を干す目的だけで設置する場合には良いですが、中でプールを出したり、椅子やテーブルを置いてゆっくりしたい、みたいな感じで多目的に使いたいのであれば、夏の日射対策を考える必要が出てきます。
ちなみに、一般的に採用される事が多いポリカではなくて、熱線吸収タイプを選べば多少は室温上昇を防げます。しかし日陰になる訳ではないので、洗濯物を干してるだけで汗だくになってしまう事実は変わらないと思います。
なので有効な対策として、例えば屋根からの直射を遮るために天井シェードを付ける方法があります。普段はシェードを広げて室温上昇を防止し、洗濯物を干すときは畳んで光を取り入れる感じで、使い分けができると非常に効果があります。
基本、大体どのメーカーでも10万円前後のオプション費用で設置が可能です。他にも換気扇を付けたり、壁のパネルを部分的に開けて風を通せるタイプを選ぶと、こもった熱を逃がせるようになるので、そちらも合わせて検討していただけると幸いです。
5.梅雨時期は使いにくい
サンルームのデメリット5つ目は、梅雨時期は使いにくい事です。
サンルームは天気の良い日はもちろん、曇りでも風通しを確保すれば洗濯物は結構乾きます。
ただ梅雨時期で湿度が高く、なおかつ雨が降っていて窓を開けられない状態だと、なかなか洗濯物が乾かないうえに、部屋干しのように嫌な臭いが付いてしまう事があります。
なので梅雨時期でサンルームを使う場合には、除湿器やサーキュレーターを併用してあげると効果的で、短時間で乾いて部屋干しのような臭いも付きにくくなります。
あと新築時にサンルームを作るなら、除湿機とかのためにあらかじめ外壁に外部コンセントを設置しておくと便利です。意外と洗濯物から落ちてホコリもたまるので、掃除機用としても活用できます。
せっかくサンルームを作っても、梅雨は乾きがイマイチで使えないともったいないので、今回の対策も参考にしていただけると幸いです。
●まとめ
サンルームのデメリットについては以上になりますが、以前の動画でランドリールームなど他の室内干しの場所の比較や、洗濯乾燥機、除湿機について詳しくお伝えしているので、興味のある方は下のリンクからぜひご覧下さい。
ご覧いただきありがとうございました。
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