2023.01.08
【注文住宅】最高の玄関ドア4選!選び方や特徴を工務店社長が解説!
「この玄関ドア、オススメです。」
家を構成する要素として結構重要なのが玄関ドアで、見た目のデザインはもちろん、玄関が寒くならないように断熱性もとても大切です。
また毎日の事なので使い勝手もポイントになってきますが、意外と住宅会社から提案されたモノをそのまま採用する方も多かったりします。
そこで今回のブログでは「最高の玄関ドア4選」を詳しくご紹介しますので、暮らしてから「思ったより使いにくい」「メンテナンスが大変」「もっと調べれば良かった」と後悔しないように、玄関ドアを選ぶうえでの参考にしていただけると幸いです。
大工時代を含めて15年以上、たくさんのお客様の家づくりに携わった経験を踏まえて、有益な情報をできるだけわかりやすくお伝えしますので、ぜひこのタイミングでYouTubeのチャンネル登録をしていただき、最後までご覧ください。
あとサイトのトップページにイベント情報も載っていますので、良かったらご参加ください。それでは1つずつ解説します。
1.阿部興業
最高の玄関ドア1つ目は、阿部興業のスタイルです。
阿部興行は、木製のドアや建具や家具を作っている創業77年の老舗メーカーで、今回は人気の高い、ウォールナットやアメリカンチェリーを使った玄関ドアをご紹介したいと思います。
スタイルの特徴としては本物の木の風合いを活かしながら、木の繊維によって起きる反りを通常の1/10に抑えてあるので割れにくく、デザインに関してもナチュラル系からスタイリッシュ系まで幅広い選択肢が用意されています。
しかも断熱性を表す熱貫流率については、ガラスのあるタイプでU値1.5、ガラスなしでは0.97と非常に高い数値が出ていて、見た目だけでなく性能面でも木の良さが生かされています。
あとは全てを無垢で作ってある玄関ドア、エンブレムやグレースというラインナップもあり、こちらはより重厚感がある一枚板ならではの風合いを味わえますが、どうしても経年で反りや割れは発生してしまうので注意が必要です。
正直、木製ドアは普通のアルミドア以上にアフターメンテナンスが必要になってくるので、施工会社の対応はもちろんですが、品質が高くしっかりとした実績のあるメーカーの製品を選ぶようにしましょう。
2.LIXIL
最高の玄関ドア2つ目は、LIXILのエルムーブ2です。
こちらの製品は、当社のお客様からも良く選ばれている玄関引戸で、開け閉めや出入りが楽なため、小さなお子さんがいるご家庭から年配の方まで、幅広い年齢層から支持されています。
その理由として、例えば少し玄関土間を広くしてベビーカーや自転車を置きたい場合に、一般的な開き戸タイプだと、扉を開ける時に手前にせり出してくるため、玄関の手前でベビーカーや自転車を一旦置かないと開けられない状態になります。
そして玄関ドアを開けたらベビーカーや自転車のところへ戻り、押しながら入らないといけません。たまになら良いかもしれないですが、毎日使う場合にはかなりロスになりますし、玄関ひさしの大きさによっては雨に濡れてしまいます。
あと玄関ドアは開ける度に一歩二歩下がるステップバックの動作が必要になるので、ポーチの階段部分で転倒するリスクもあり、さらにドアを引く力もある程度必要なので、お子さんや年配の方にも多少負担がかかってきます。
最後にエルムーブの場合、オプションで車のキーレスみたいに近づくだけで鍵が開くエントリーシステムと、扉を自動で開け閉めするリニアスライドシステムも用意されているので、車椅子の方も含めて総合的におすすめできる玄関ドアになっています。
3.三協アルミ
最高の玄関ドア3つ目は、三協アルミのビノーザです。
こちらはドア本体にステンレスやアルミ鋳物を採用して、本物の素材感を大切にした「材の美」をデザインの主軸に置いています。
具体的な種類としては、
・ヘアライン仕上げの上品なステンレス
・銅のサビをイメージした緑青パネル
・くし引きやダイヤ柄の鋳物パネル
の3種類があり、しかもドア本体の縁や枠材もRの曲線で作ってあるため、他のメーカーには無い個性的なデザインが揃っています。
また玄関の鍵は、1000兆2800億通りの個別キーが存在する「グランブイ」になっていて、アンチピッキング構造なのはもちろん、非常に硬い内部部品で破壊対策がしてあります。
さらに鍵自体にもIDタグが採用されているので、標準仕様でかなり効果の高い防犯対策がなされています。
カタログの写真だとなかなか伝わりにくいですが、実際に見ると一目で重厚感があるのがわかるので、モダンで上品な雰囲気の外観にしたい、素材感も大切にしたい、玄関ドアもあまり他の人と被りたくないという方に、おすすめの製品になっています。
4.エクセルシャノン
最高の玄関ドア4つ目は、エクセルシャノンのオリジナル玄関ドアです。
エクセルシャノンは、断熱性の高い樹脂サッシを作っている専業メーカーですが、一部木製の玄関ドアも取り扱っており、実際に当社のお客さまにも非常に人気がある製品になっています。
素材としてはチークやオークという樹種が基本で、薄い木の板をガルバリウム鋼板の上に貼った多重構造になっているため、純粋な無垢板の玄関ドアではないですが、そのおかげで割れや反りの心配が非常に少ない製品になっています。
しかもドア本体の中に、住宅でも良く使われる硬質ウレタンが充填してあるので、U値は驚異の0.77と非常に高い断熱性を持ち、さらに遮音性も優れているため、今回ご紹介している中で一番性能に優れた木質系玄関ドアになっています。
具体的なイメージとしては、
・冬の外気温が-0.3℃
・室内の暖房が22℃
・30坪2階建ての4人家族
で温熱シミュレーションをした場合、一般的な玄関ドアだと玄関の中が10.7℃ぐらいまで室温が下がってしまいます。
しかしエクセルシャノンのオリジナル玄関ドアは14℃ぐらいに保たれるので、同じ条件でも玄関ドアの違いだけで3℃以上も暖かい事がわかります。
当然、玄関の中が暖かいという事は、間取りにもよりますがその先の廊下や脱衣室も暖かくなります。すると暖房が付いているリビングなどから移動した時に、急激な温度差が原因で起きるヒートショックを防ぐ効果も期待できます。
エクセルシャノンのオリジナル玄関ドアを簡単にまとめると、なるべく高い断熱性能や室温環境が希望で、なおかつデザインは北欧風のナチュラル系が良いという方にとは、とてもおすすめな選択肢の一つになると思います。
●まとめ
ちなみに以前の動画で玄関ドアの主要メーカーの比較や、玄関で良くある失敗プランとその対策について詳しく解説しているので、興味のある方は下のリンクからぜひご覧ください。
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