2022.09.13
【注文住宅】後悔する間取りベスト5!デメリットを知って失敗を回避!
「この間取り、後悔します。」
皆さんもせっかくマイホームを建てるなら、間取りを快適に便利に、家事や育児ができるだけ楽になるように、動線や収納も配慮したいって考えると思いますが、図面では完璧だと思っても、意外と生活してみたら盲点で、間取りで失敗したって声が多かったりします。
そこで今回は「後悔する間取りベスト5」をご紹介しますので、暮らしてから「なんか使いにくい」「もっと考えれば良かった」と後悔しないように、間取りを考える上での参考にしていただけると幸いです。
大工時代を含めて15年以上、たくさんのお客様の家づくりに携わった経験を踏まえて、有益な情報をできるだけわかりやすくお伝えしますので、ぜひこのタイミングでYouTubeのチャンネル登録をしていただき、最後までご覧ください。
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それでは1つずつ解説します。
1.小屋裏収納
後悔する間取り1つ目は小屋裏収納で、少し前と思うとだいぶ少なくなりましたが、まだまだ一定の需要があります。
小屋裏収納は天井裏に床や壁を作って、下からハシゴや階段で上がれるようにした収納スペースの事で、できるだけ家の中に収納をたくさん作っておきたいとか、デッドスペースになるなら有効活用したいって場合に作る事があります。
ただ実際に使ってみると、
・ハシゴの上り下りが怖い
・大きな荷物があげられない
・せっかく階段まで作ったけど出し入れが面倒くさい
という声が多くて、結局使わなくなってしまうケースがほとんどです。
あとはコストをできるだけ抑えて簡易的に作る事が多いので、夏は蒸し暑く、冬は寒いって悪環境になって、置いておくモノを選ばないと、ダメになってしまう可能性もあります。
なので屋根裏収納を作る場合には、せっかくならしっかりコストをかけて作るのがおすすめで、断熱材を壁や天井にしっかり充填したり、換気扇や窓をつけて、ちゃんとした部屋のように機能する計画にする事が大切です。
それか何十年も使ってないけどどうしても捨てられないモノとか、常に出し入れする必要がないモノを収納する場所として割り切って作るなら、非常に有効なスペースになると思います。
正直、屋根裏は天井の高さも1m40cm以下にしないといけないので、部屋として使うにしても生活はしにくいですし、モノを収納するにしても中腰で移動しないといけないので、使い勝手はかなり悪いと思います。
その辺りをすべて織り込んだうえで作るなら問題ないですが、なんとなく「あったら良いな」ぐらいで計画してしまうと、後悔する可能性が高いので、できるだけ1階や2階にクローゼットを確保するような設計をして、どうしても収納が足りない場合の最終手段で考えるようにしましょう。
2.ワークスペース
後悔する間取り2つ目は、リビングのワークスペースです。
コロナ以降リモートワークが広まった事で、キッチンカウンターを少し広めにしたり、スケルトン階段の下に作業スペースを作ったりして、リビングの一角にワークスペースを作る方が増えています。
リビングの中にワークスペースを作れば、専用の独立した仕事部屋を作るよりも家の面積をあまり増やさずに済むので、予算が抑えられるメリットがあります。
ただ実際に作った人のSNSを見てみると、
・近くに家族や子どもがいて仕事に集中できない
・結局デスクを買って、寝室の片隅で仕事をしてる
・最初の数回使ったけど、結局外のカフェで仕事をしてる
みたいな意見が多くて、使わなくて無駄だったという感想も散見されます。
もちろん子どもが勉強するスペースとしても兼用できますが、ほとんどが郵便物や書類、帽子やカバンとかをどんどん置いて物置化してしまう事が多いようです。
なのでせっかくワークスペースを作るなら、個室とまではいかなくても、2階ホールとか寝室の一角みたいな、ある程度家族と距離が取れて集中できる場所に作るのがおすすめになります。
3.小上がり和室
後悔する間取り3つ目は、小上がり和室です。
小上がり和室は名前の通り、1段床の高さを上げてある和室の事で、空間のアクセントにもなりますし、畳に腰掛けたり下を収納にする目的でリビングの一角とかに設ける事が多いです。
あとはお子さんが昼寝したり、洗濯物を畳んだり、畳の上で座ってご飯を食べる時も視線が低くなり過ぎないのが良いという方もいらっしゃいます。
ただ実際に小上がり和室で生活してみると、
・やっぱり上り下りが面倒
・子どもが落ちそうで目が離せない
・掃除が大変
みたいな感じで、和室自体はあって良かったけど、1段上げずにフラットにしておけば良かったという後悔の声が意外と多かったりします。
なので小上がり和室がダメな訳ではないですが、腰掛けたり収納を作るなら40cmぐらいの段差はほしいですし、程よく空間を分けたい、安全性も考慮したいという場合であれば、一般的な階段の1段と同じ、20cmぐらいの高さがバランスも良いと思います。
ただ1段上げる場合には当然コストもかかりますし、高くすればするほど、小上がり和室に立った時に天井が低く感じて圧迫感は出やすくなるので、なんとなくではなく、何のために小上がりにするのか、目的を明確にしてから計画するようにしましょう。
4.勝手口
後悔する間取り4つ目は、勝手口です。
勝手口はキッチン付近に作る出入り口の事で、勝手口外にゴミ箱を置けば、生ゴミなどをキッチンに溜めずに済むし、ゴミ出しの時にも楽になります。
あと動線によっては、車から勝手口に直行して、買い物してきた食材などをダイレクトにキッチンへ運び入れる事ができたり、外の物置が勝手口の近くなら、使わない物をすぐ置きに行けたりと、外の設備や駐車場の配置によっては、玄関より使い勝手の良い第二の出入り口として活用できます。
ただ逆をいうと、勝手口よりも玄関からの方が外部とアクセスしやすいとなると、勝手口を使わなくなってしまい、「いらなかった」「食器棚をもう少し大きくしておけば良かった」という後悔につながってしまいます。
しかも勝手口は、外からの視線が届きにくい場所に設置する事も多くて、鍵さえ開けられれば侵入しやすいので、泥棒に狙われやすいというリスクもあります。
なので勝手口をどう使うかイメージしないで、必要性がないまま当たり前のように作ってしまうと、デメリットの方が上回ってしまう可能性があるので、間取りを考える際にはしっかり室内での生活イメージはもちろん、外部との連携まで考慮した上で計画するようにしましょう。
5.リビングトイレ
後悔する間取り5つ目はリビングトイレで、最近は廊下を極力少なくするプランが主流になっているので、リビングから直接出入りできるトイレを採用するケースが非常に増えています。
これはトイレに限らないですが、洗面所や脱衣室も同じように廊下を介さない間取りにする事で、床面積が少なくなり、建築コストが抑えられたり、リビングとの境があいまいになるので、よりリビングが広く見えるメリットがあります。
ただ当たり前ですが、リビングに他の人がいると使いにくいというデメリットがあって、リビングからドアが直接見えないように向きを工夫したり、袖壁を作ってワンクッションおけるように対策する事も多いですが、用を足す音や水を流す音を完全に消すのは難しいです。
この問題は特に男性より女性の方が気にされる傾向が高くて、友達の家がリビングトイレになっていて、遊びに行った時トイレを我慢したという声も聞いたことがあります。
正直これは個人差がありますし、間取りの優先順位によっても変わってくるので一概には言えないですが、気にしてしまいそうな方や来客の方へも配慮したい方は、リビング手前の玄関とかにトイレを設置するようにしましょう。
●まとめ
ちなみに以前の動画で、キッチンやお風呂など、水回り設備や動線でよくある失敗事例、対策について詳しく解説しているので、興味のある方は下のリンクからぜひご覧ください。
ご覧いただきありがとうございました。
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