2021.03.04
【パパ・ママ必見!】赤ちゃんにやさしい家のつくり方!〜5つのポイントを徹底解説〜
これからマイホームを建てたいと考えてる方で赤ちゃんが生まれたばかりとか、いずれ子どもがほしい、もう1人ぐらい予定しているとかそんなご家庭も多いと思いますが、出来るだけ赤ちゃんにとっても住環境が良い優しい家にしたいと考えますよね?
もちろん赤ちゃんの時期は短い期間なので、赤ちゃんだけのためと言う訳ではありませんが、ちょっと配慮したり工夫するだけで赤ちゃんを含めて家族みんなが過ごしやすくなる事間違い無しです。
たとえばちょっとした段差を気にしてあげるだけで転びにくくなったり、プランを少し工夫するだけで危ない物を口に入れてしまうのを防いだりできます。
今回のブログを読んでもらう事でマイホームを建てて赤ちゃんと一緒に住んだ時に、赤ちゃんにとって優しい家がどんなものか、面倒を見るご家族にとってもストレスが少ない家づくりの基本が明確になります。
大工時代を含めて15年以上たくさんのお客様の家づくりを任せて頂いた経験から、これから家を建てる人にとって少しでも役立ててもらえるような情報を、出来るだけ分かりやすくお伝えしますのでぜひ最後まで読んでください。
赤ちゃんに優しい作り家のポイント
結論から言うと、赤ちゃんに優しい家作りのポイントは、次の5つです。
①優しい床材を選ぶ
②段差のない玄関アプローチ
③防音性の良い窓
④リビングを見渡せるキッチン
⑤玄関の収納スペースを広くする
どれも奇抜なアイデアではないですが、この基本をしっかり理解しておくと、家族みんなにとって快適に過ごせる事間違い無しです。
それでは1つずつ説明していきます。
①優しい床材を選ぶ
赤ちゃんにやさしい家づくりのポイント1つ目は、優しい床材を選ぶ事です。
床材はフローリングとも言いますが赤ちゃんにとって優しいという意味では、この床材に使う素材がすごく大切な要素の1つになります。
赤ちゃんは家族の中で1番床に近い位置で生活していて寝っ転がったりハイハイしたり、おもちゃで遊んだりするのも床だと思うので、たくさんの時間を全身で触れているのが床材になります。
なので清潔に保つのはもちろんですが、できるだけ自然素材のものを使ってほしいと思っていて、私の会社でも本物の木を使った無垢の床材を標準採用して、さらに赤ちゃんが舐めても大丈夫な自然ワックスで仕上げています。
無垢床の場合は木の特性で空気中の温度が表面に伝わりやすいので、触った時にじんわり自然の温かみを感じる事が出来て、赤ちゃんを含め家族にとても過ごしやすい住環境を実現してくれます。
塩ビ床は表面に樹脂コーティングがしてあって傷がつきにくかったり水に強いという面では優れていますが、そのおかげで蓄熱効果は少なくてどうしても表面はひんやり冷たいので、冬は大人でも足元が寒いなと感じてしまいます。
当然赤ちゃんも冷たく感じてしまうのでハイハイをするような時期の事を考えると、やっぱり床材には無垢をお勧めしたいと思います。
ちなみに塩ビ床と無垢床のメリット・デメリットや注意ポイントについては、別のブログで詳しく解説しています。
興味のある方は下のリンクからぜひチェックしてみてください。
②段差のない玄関アプローチ
赤ちゃんにやさしい家づくりのポイント2つ目は、段差のない玄関アプローチです。
玄関アプローチというのは道路や庭、駐車場から玄関までの通路の事で、家を建てる敷地の状況によってどうしても段差や階段をつくらないといけない場合が多いです。
当たり前ですがよちよち歩きの赤ちゃんにとっては転倒リスクもあるし、家族みんなにとっても出来るだけ段差が少ない方がストレスなくスムーズな動線を実現できます。
一般的には道路よりも建物を建てる敷地の方が排水などの兼ね合いから高くなっている事が多いので、基本的に段差や階段は必要になります。
この対策としては3つあり、段差や階段を付けるにしても一段の高さを出来る限り低くしたり段差の奥行きも広くしてあげたり、あとはスロープなども上手に併用できると、転倒リスクも減らせて上り下りがしやすくなります。
ただ実際には段数が増えてしまったり場所を多く取ってしまうので、外構デザインや家の配置、土地の大きさや敷地条件、動線計画によっては対策に制限が出てくる可能性があります。
住宅会社の方や外構屋さんと相談して、出来るだけ配慮するようにしましょう。
③遮音性の良い窓
赤ちゃんにやさしい家づくりのポイント3つ目は、遮音性の良い窓です。
今アパートで暮らしで赤ちゃんがいて実感している方も多いと思いますが、結構泣き声が気になってしまいます。
昼間ならまだ良いですが夜とか明け方とかの夜泣きだと周りが静かなので余計に泣き声が響いてしまい、近隣の人に迷惑になっていないかな?と赤ちゃんをあやしながらも気を使わないといけません。
アパートやマンションは上下左右が隣接しているので当たり前ですが、一戸建ての場合でも多少は泣き声が聞こえてしまいます。
そこで登場するのが遮音性の良い窓で、外の音は家の中に入りにくいし中の音も外に漏れにくい窓になっていて、窓本体の気密性が高くなるようにガラスの枚数や仕様を変えると遮音性を担保できます。
ちなみに遮音性能は耐震等級のような感じでT等級という名前で表されています。
T1からT4まで4段階のレベルがあってT4が最高ランクになりますが、一般的な住宅だとT2かT3を採用している事が多いです。
あとは引き違い窓より開かないFIX窓やドアのように開く縦すべり窓の方が音漏れが少ないので、近隣環境に合わせて窓の配置や種類を選定するようにしましょう。
ちなみに窓の性能や窓選びの注意ポイントについては別のブログで詳しく解説しています。
下にリンクを貼っておきますので、興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。
④リビングを見渡せるキッチン
赤ちゃんにやさしい家づくりのポイント4つ目は、リビングを見渡せるキッチンです。
最近は対面キッチンとかアイランドキッチンを選択される方も多いですが、その理由として洗い物や料理をするためにキッチンに立った時、リビングを見渡せるというのが大きいと思います。
赤ちゃんがハイハイ出来て動き回れるようになると本当に予想外の行動をするようになって、例えば危ないものを口に入れてしまったりうっかりテーブルの上とかに手が届いてしまって大切なモノを壊してしまったり、具合が悪くてちょっと吐いてしまったりとか色々な事が起きる可能性があるので、しっかりと目を配って見守る必要があります。
うちの場合だと子供が3人いるんですが赤ちゃん時代はアパート生活で壁付のキッチンだったので、うちの奥さんは本当にいつも赤ちゃんをおんぶしながら料理や家事をしていました。
実際おんぶすれば安心ですが10キロ前後の赤ちゃんをずっとおんぶするのも結構大変だし、夏の料理中は普通でも暑いのに密着しているので余計に体感が暑くなってしまいます。
なので可能であれば赤ちゃんがリビングで、ある程度自由にしてても大丈夫なように、キッチンからの死角を出来るだけ減らしたり見渡せるように少しでも間取りを配慮して、プランニングする事をオススメします。
⑤玄関の収納スペースを広くする
赤ちゃんにやさしい家づくりのポイント5つ目は、玄関の収納スペースを広くする事です。
やっぱり赤ちゃんの事を考えるとベビーカー置き場は必須で、アパート時代は玄関が狭いからと車に積みっぱなしにする方も多いと思います。
でもせっかく新築マイホームを建てるのであれば、玄関とかに置けるのスペースがあると本当に重宝します。
ベビーカーは畳んだとしても割と場所を取るし、日差しや風が強い日は外に出てからより、玄関の中で赤ちゃんをベビーカーに乗せられると便利ですよね?
実際ベビーカーを使うのは2歳とか3歳ぐらいまでで一時的ですが、成長すれば今度は外遊びの道具とか、もっと大きくなると部活の道具とかを置く場所も必要になってくる可能性があるので、玄関の収納スペースはやはり広い方が長い目で見た時に役立つと思います。
ただ実際に玄関の収納スペースを広くするとなると、家の大きさや間取りのバランス、敷地の広さやご予算とかも関係してくるので、できるだけ早い段階から住宅会社の人に意向を伝えて相談するようにしましょう。
まとめ
最後まとめに入りますが、赤ちゃんに優しい家作りのポイントは次の5つになります。
①優しい床材を選ぶ
②段差のない玄関アプローチ
③防音性の良い窓
④リビングを見渡せるキッチン
⑤玄関の収納スペースを広くする
それぞれの概要はここまでお話した通りですが、冒頭でもお伝えしたようにこれからマイホームを建てたいと考える方の多くが、自分たちはもちろん出来るだけ赤ちゃんや子供にとっても住環境が良い優しい家にしたいと考えてると思います。
今回ご紹介した5つは人それぞれですべて正解では無いですし内容はどれも小さな工夫ですが、実際に暮らし始めるとこのちょっとした配慮が赤ちゃんにとってもご家族にとっても、ストレスを軽減して快適な生活をおくるために重要だったりします。
今回のブログがこれからマイホームを考えている人にとって、少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。
今後も随時更新予定です!
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