2020.10.29
【奥様限定】動かないご主人が家を建てたくなる5つのステップ
私は大工時代も含めると15年ほどお客様の家づくりのお手伝いをしていますが、マイホームを建てようと動き出すのは、圧倒的に奥様が先な気がします。
その理由は十中八九、毎日家事や育児をしていて、日頃から家に不満を感じているのが奥様だからです。
奥様的にはまわりの友達も建て始めたし、そろそろ自分もマイホームが欲しいと思って、ご主人を家の見学会やイベントに誘います。
でも、なかなかご主人が建てる気になってくれないと、悩んでいる奥様も多いのが現実です。
私も過去に「どうしたら主人が本気になってくれるか分からない」と、一人でイベント来場された奥様に相談された事が何回もあります。
まれに奥様はあまり乗り気じゃなく、ご主人の方が積極的に見学会に行ったり、イベントに相談しに行ったりして、やる気マンマンの人もいます。
でも、それは本当にまれなので、最初の取っ掛かりは奥様が引っ張るつもりでいたほうがいいと思います。
そこで今回は奥様限定として、なかなか動いてくれないご主人にマイホームを建てる気にさせる、5つのステップをご紹介します。
このブログを見て実践してもらえれば、ご主人みずから「家を建てるぞ」と立ち上がり、積極的に動いてくれるはずです。
毎日家事に子育てに忙しい奥様が、早く素敵なマイホームを手に入れて、快適な毎日を送れるようになるポイントを紹介しています。
ぜひ最後まで読んでみてください。
ご主人が建てる気にならない本音
結論から言うと、ご主人が建てる気になってくれないのは、マイホームを「今」本当に必要だと感じていないからです。
もちろん、多くの男性がいつかはマイホームが欲しいと思っています。
でもそれが「今か?」と聞かれると、「まだいいでしょ!」と思っています。
昼間は仕事で家にいないし、帰ってきてもくつろいで寝るだけなら、奥様と違って正直アパートなどの賃貸でも不便を感じることは少ないはずです。
奥様からしたら寂しいかもしれませんがそれが男の本音で、それを前提でスタートしないとモチベーションのギャップにガッカリして、残念ながら前に進むことはできません。
ただ単に住めればいいとか、特に不満がないとか思っているご主人に、いくら展示場を見に行こうと誘ってもハッキリ行って面倒くさいから来てくれません。
もちろん、パンフレットをもらってきても見てくれることはないでしょう。
建てる気にさせる5つのステップ
では、どうしたらご主人はマイホームを建てる気になってくれるのか、次の5つのステップに分けてお伝えします。
STEP1:マイホームでご主人のスペースを提案する
STEP2:小遣いを減らさないことを約束する
STEP3:知り合いにマイホームはいいと話をしてもらう
STEP4:ご主人に家の比較を頼む
STEP5:見学会などのイベントに連れて行く
それでは順番に解説していきます。
STEP1:マイホームでご主人のスペースを提案する
ご主人を建てる気にさせる1つ目のステップは、「マイホームでご主人のスペースを提案する」ことです。
賃貸のネックは間取りが狭くてプライベートな時間を確保できないことで、ご主人はリビングで過ごすことが多いと思います。
そのため、なかなか一人の時間を楽しんだり、仕事から帰っても一息ついたりできません。
特に小さなお子さんがいると、疲れて家に帰ってから遊んだり、お風呂に入れたり、休日はどこか出かけたりすることになります。
子供はかわいいのですが、本当の意味でリラックスできない、心にゆとりが持てない、疲れが取れないと、感じてしまっているご主人は多いと思います。
もちろん、これは奥様にも言えるとは思いますが、あくまでご主人にマイホームへの興味を持ってもらい「マイホームっていいかも」と思ってもらうためです。
家を建てる時は、ご主人が一人でゆっくり過ごせる空間を作ることを提案してみましょう。
多目的スペースなら奥様も活用できる
趣味があるご主人なら、小さな書斎を作ってそこに漫画やテレビゲームを置くのもいいし、特に趣味がないなら2階に上がったホールを広めに取り、カウンターと椅子を置くのもいいと思います。
そこで家族に邪魔されずのんびりしたり、スマホで動画を見たりして過ごせば、かなりリラックスできるはずです。
多目的のスペースなら、ご主人以外にもお子さんの漫画コーナーになったり、奥様も雑誌を読みながらお茶を飲んだりと、家族で活用できます。
アパートでリラックスできないのは奥様も同じだと思いますが、まずはご主人にマイホームに興味を持ってもらうために、一度くつろぎスペースを提案してみてください。
私も男なので分かりますが2畳など小さくてもいいので、秘密基地のような場所に男はどこか憧れを持っています。
実際に私の会社でも、書斎をつくるお客様も多いので、提案の一つとしてアリだと思います。
STEP2: 小遣いを減らさないことを約束する
ご主人を建てる気にさせる2つ目のステップは、「小遣いを減らさないことを約束する」ことです。
マイホームを建てることに乗り気じゃない理由の1つとして、「住宅ローンを組んだら小遣いを減らされるんじゃないか」と、実は心配しているご主人も多いと思います。
会社の同僚や先輩、友達などで、先にマイホームを建てた人から「ローンが始まったら意外とキツくて小遣いを減らされた」という話を、ご主人は聞いているかもしれません。
すると、ただでさえもう少し小遣いが欲しいのに、マイホーム建てたら逆に減らされるかもと思ってしまいますよね?
小遣いを減らさないと先に伝える
そのため、マイホームを建てても小遣いを減らさないことを奥様から先に提案してみると、ご主人の心配が少しは減って家づくりに興味を持ってくれるかもしれません。
実際に家づくりがスタートして予算を組んでいった時に、どうしても出費を削らないといけないことがあるかもしれません。
しかし、その時はその時で正直に相談して、話し合えばいいと思います。
まずは、ご主人の不安要素を少しでも取り除いてあげることが先決なので、マイホームを建てても小遣いを減らさないと軽く伝えてみてください。
STEP3:知り合いにマイホームはいいと話をしてもらう
主人を建てる気にさせる3つ目のステップは、「知り合いにマイホームはいいと話をしてもらう」ことです。
会社の人でもいいし友達夫婦でもいいし、兄弟でもいいので、既にマイホームで暮らしていてなるべくご主人と遠慮なく話せる人に頼んでみてください。
やはり自分の奥さんからマイホームが欲しい、絶対にマイホームいいよって言われるより、第三者から言われた方が信ぴょう性があって素直に聞くことができます。
先にマイホームを建てた先輩がそういうなら、俺もマイホーム建てようかな?と前向きな気持ちになりやすいと思います。
ヤラセっぽくならないように注意
ただ注意をしてほしいのが、ヤラセっぽくなってしまうと逆効果になる恐れがあることです。
本当に普段からマイホームを建てて良かったと言っている知り合いで、話しやすそうな人に相談してみましょう。
アパートと比べたマイホームの良さを、サラッとご主人に伝えてもらうとより効果的です。
STEP4:ご主人に家の比較を頼む
ご主人を建てる気にさせる4つ目のステップは、「ご主人に家の比較を頼む」ことです。
ここまでのステップが順調に進んでいれば、だいぶご主人もマイホームに興味が出てきて、前向きになっているはずです。
そこでもうひと押し、奥様から「家を見てきたけどよくわからない、建てるのは先でもいいから違いを調べて教えてほしい」と頼んでみましょう。
もともと男性は性格的に合理的な人が多く、比較するために調べるのが好きな生き物です。
車やパソコン、家電なんかを買う時に詳しく調べるのは、どちらかと言えばご主人のほうが得意な人が多いと思います。
男性は性能を調べるのが得意
断熱性能やランニングコスト、安心安全のための耐震性能など家の性能については、奥様から見ると難しく思えるかもしれません。
しかし、男性は結構好きな分野で、調べ始めたらのめり込んでしまった、というご主人は結構多いのです。
奥様が「わからないから調べてほしい」と頼めば、安い買い物じゃないし建てるならちゃんと比較したいという思いが芽生えて、ご主人が家づくりにハマるきっかけになるかもしれません。
ご主人に、特に家の性能比較について調べてもらうように頼み、家づくりに本格的に関心を持ってもらうようにしてみましょう。
STEP5:見学会などのイベントに連れて行く
ご主人を建てる気にさせる5つ目のステップは「見学会などのイベントに連れて行く」ことです。
住宅会社が行う実際の家の見学会や、さまざまなイベントにご主人を連れて行き「やっぱり新しい家っておしゃれだし快適でいいな」と思ってもらうことが目的です。
ここまでのステップがうまくいっていれば、今までよりも積極的にご主人も参加してくれると思います。
他の人も家を建てていると実感してもらう
見学会にご主人を連れて行くにはもう一つ目的があって、それは他の人も家を建てていると実感してもらうためです。
見学会に行けば他のお客様に会うこともあるし、実際のお客様の家で行われる見学会なら、家を建てるのは特別なことじゃないと実感できます。
家を建てることはほとんどの人が初めてで、年齢によっては会社や友達の中でも少数派の場合もあります。
自分が家を建てるのは今ひとつ現実的じゃない、まだ先のように感じてしまっているご主人はたくさんいます。
そこに、自分と同じような年齢の人が家を建てていたり、見学に来ていたりするのを見れば「自分でもできそうだな、やってみようかな」と自然に感じると思います。
これは、どんな凄腕の住宅営業マンのトークより何倍も効果があるので、ぜひ見学会やイベントにご主人を連れ出して、ご主人の背中を押してもらいましょう。
まとめ
最後まとめになりますが、なかなか家づくりに動かないご主人をやる気にさせるステップは 次の5つです。
STEP1.マイホームでご主人のスペースを提案する
STEP2.小遣いを減らさないことを約束する
STEP3.知り合いにマイホームはいいと話しをしてもらう
STEP4.ご主人に家の比較を頼む
STEP5.見学会などのイベントに連れて行く
少し面倒に思うかもしれませんが、丁寧にやればかなり効果が期待できるのでぜひ挑戦してみてください。
ご主人が乗り気じゃないのに、イヤイヤ家づくりに参加してもらうより、前向きに協力してもらった方が気持ちよく計画を進めることができます。
また、奥様もどんな家にしよう?とかどこに頼もうか?とかを、一緒に悩んだり相談したりできます。
本当に悩んだり迷ったりすることも多いので、そんな時に相談できる相手がいると心強いはずです。
ないとは思いますが全部奥様が決めて建てた後に、ご主人からもっとこうしてほしかったと言われても嫌ですよね?
特に自由設計の注文住宅の場合は、お金の事さえクリアできれば建物のプランを考え、どんなリビングにしよう?とか、どんな洗面にしよう?とか楽しい事がいっぱいです。
絶対にご夫婦で一緒に、思い出を作りながら家づくりを楽しんだほうがいいと思います。
マイホームは、多くの人が一生に一度あるかないかの大きな買い物です。
今回のブログがご夫婦で楽しく家づくりを進めるための、一つのキッカケになれば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。
今後も随時更新予定です!
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