2021.01.21
【ペットも家族】家族みんなが気持ちよく暮らせる家!7つのプランを紹介!
これからマイホームを考えている方で、自分達の暮らしはもちろん、せっかくなら犬や猫にとっても暮らしやすい、配慮した家づくりをしたいと考えている方も多いと思います。
自分たちには良くてもペットにとっては使いにくかったり、負担になってしまう素材や住環境もあるので、それが原因でストレスや病気になったら嫌ですよね?
そこで今回はペットが気持ちよく暮らせる家にするための、7つのプランをご紹介したいと思います。
すべてを取り入れることが難しくても1つ2つでも配慮するだけで、大切な家族の一員であるペットが喜んでくれる家になるはずです。
大工時代も含めて約15年、たくさんの家づくりをお手伝いしてきた経験を踏まえて、ペットが気持ちよく暮らせるためのアイデアを、出来るだけ分かりやすくお伝えしますので、ぜひ最後まで読んでください。
ペットが気持ちよく暮らせる7つのプラン
ペットが気持ちよく暮らせる家のプランは、次の7つになります。
1.玄関脇に足洗い場を作る
2.玄関内の収納を充実させる
3.ペットが上り下りしやすい階段にする
4.ペットも快適な空調にする
5.ペット専用の土間スペースを作る
6.プライバシースペースを作る
7.ペットにやさしい床材を選ぶ
どれもすごく目をひく工夫ではりませんが、少し配慮するだけでペットにとってもご家族にとっても、過ごしやすいプランになります。
それでは1つずつ説明していきます。
1.玄関脇に足洗い場を作る
ペットが気持ちよく暮らせるプラン1つ目は、玄関脇に足洗い場を作ることです。
これは散歩から帰って来て家に上る前に汚れた足を洗うためのモノで、これがあればウェットティッシュで拭いたり抱っこしてお風呂場に連れて行くよりも、断然楽でスムーズな動線にすることができます。
工事自体もそれほど難しくなくて少し広めに玄関の土間スペースを作り、水栓と排水をつけてあげるだけなので費用も10万円ぐらいで済みます。
今どきはコロナ予防もあるので、ご家族の手洗いうがい用の洗面台を玄関の一角に設置して、小型のペットならそこを足洗い場として兼用するのも1つの方法です。
ペットと一緒に暮らすご家庭であれば基本的なことですが、足の洗い場があるか無いかで負担は大きく変わると思うので、ぜひ検討してほしいプランの1つになります。
2.玄関内の収納を充実させる
ペットが気持ちよく暮らせるプラン2つ目は、玄関の収納を充実させることです。
ペットと散歩をする時の道具としてリードや糞を片付ける道具、お宅によっては靴やレインコートなんかもあるかもしれません。
それ以外にも餌とかブラシとかすべてを玄関でなくても良いですが、けっこういろいろな道具があると思うのでせっかく新築で家を建てるなら、どこに何を収納するのかあらかじめ決めておいてキレイにしまえる場所を作っておきましょう。
収納はどれもそうですが将来的に物が増える可能性もあるので、少し多めに作っておくのがお勧めです。
実際に私の家もマイホームに暮らし始めてからトイプードルを飼い始めて、物はどんどん増えていくし一匹じゃかわいそうだからもう一匹ほしいね!みたいな話もあるので、今後も収納やスペースは余計に必要な気がします。
計画的にできればプラスαで少しゆとりをもって、収納スペースをつくるようにしましょう。
3.ペットが上り下りしやすい階段にする
ペットが気持ちよく暮らせるプラン3つ目は、ペットが上り下りしやすい階段にすることです。
猫は身軽なのでよっぽど大丈夫ですが、犬の場合は階段が急だったり踏面っていう足を乗せる部分の奥行きが狭かったり、滑りやすい材質だったりすると負担が大きかったり、場合によっては股関節を痛めてしまう可能性があります。
今まで平家とかアパートとかで階段を経験していない方や新築したのをきっかけに犬を飼おうという方は、意外と気を付けないといけない部分の1つだったりします。
対策としては少し階段の面積が広く必要になってしまいますが、階段の段数を多くして階段を登る角度を緩くしてあげたり、足を乗せる踏面の奥行きを広くしたりペット用の滑り止めシートを張ってあげる方法もあります。
実際にはペットが1階だけで生活できるような間取りにすれば良いのですが、どうしても2階も一緒に共用したとなったときには、自分達の老後にも重宝する対策なのでぜひ取り入れてもらえると幸いです。
4.ペットも快適な空調にする
ペットが気持ちよく暮らせるプラン4つ目は、ペットも快適な空調にすることです。
これは当たり前ですがペットにとっても住環境を良くしようと思うと、空調がすごく大切です。
犬や猫は体温調節が苦手で特に暑さに弱いので、年中できれば快適な温度の所で過ごせるようにしたいですよね?
それにはエアコンが効いているLDKにペットのスペースを設けるのもいいし、玄関に入ってすぐの所にスペースを設けるのも良いと思います。
ここで大切なのが、やっぱり高気密高断熱の住宅を建てることです。
部屋のどこにいても同じ温度になるように家全体を魔法瓶のような保温性の高い家にして、なおかつ間取りを工夫することで全館空調に近い形にします。
そうすればペットにとっても家族にとっても住みやすいマイホームになるし、基本的にペットがいる場合は平日の日中でもエアコン付けっぱなしの状態になると思うので、少ないエネルギーで豊かな暮らしを実現できて光熱費も抑えることができます。
5.ペット専用の土間スペースを作る
ペットが気持ちよく暮らせるプラン5つ目は、ペット専用の土間スペースを作ることです。
これは先程の空調と少し被る話になりますが、ペット専用の土間スペースは体温調節が難しくて暑がりな猫や犬にとって、床がひんやり冷たくて気持ちが良いとっておきの空間になります。
冬は冬で日向ぼっこ出来るような場所が少しあれば、ペットも心地よくくつろぐことができます。
あとはドアの下の方に取り付けるペット専用の扉もつけてあげると、ドアを締めていても自由にペットが出入りできて不自由なく快適に暮らせるのでオススメです。
6.プライバシースペースを作る
ペットが気持ちよく暮らせるプラン6つ目は、プライバシースペースを作ることです。
ペットは意外とデリケートでストレスを感じたりすると、人間と同じで一人になりたい時があります。
用を足すときとか食事とかもペットの性格によっては、人に見られているとあまり食べなかったり実はストレスを感じていることもあるようです。
猫は比較的自由なので自分から姿を消して気分転換しているかもしれないですが、犬の居場所をリビングでと考えている方はちょっとしたスペースでも良いので、隠れ家的な人の視線が届かない専用のスペースを配慮してあげるとより良いと思います。
7.ペットにやさしい床材を選ぶ
ペットが気持ちよく暮らせるプラン7つ目は、ペットに優しい床材を選ぶことです。
人間でも硬い床やコンクリートの上で生活していると足が痛くなったり腰に響いたりしますが、ペットでも同様なことが起きます。
実際に室内で飼われている犬の約8割が腰痛持ちらしく、床材が原因かは分かりませんが少なくとも硬い床がプラスに働くことは無いと思います。
しかもこれも人間と同じですが、若いうちは全然平気でもだんだんと年を取ってくると、ペットも足に力が入らなくなったり肉球が乾燥して滑るようになって、余計に足や腰に負担をかけてしまいます。
なので一般的な住宅で使われている塩ビシートが表面に張られたフローリングだと、けっこう硬いし滑りやすい商品もあるので、物によってはペットにとって疲れてしまうものだったりします。
あとは爪で塩ビシートが傷ついた場合にも直すのも大変だし、放置していると汚く見えてしまうのであまりオススメできません。
そこで選択肢として上がるのはペット専用の傷がつきにくくて滑りにくい合板フローリング、クッション性があって表面に凹凸がある複層ビニールの床シート、あとは防水性があるクッションフロアもよく使われます。
しかし傷みが早い物もあるので、ある程度の期間で張り替えるつもりで使った方がいいと思います。
私個人的にオススメなのがスギとかヒノキ、パインのような針葉樹系の柔らかめの無垢フローリングで、無垢特有の自然の良い香りでペットを含めた家族全員がリラックス出来るし、足や腰にも優しいです。
柔らかいので傷はつきやすいですがその傷のおかげでさらに滑りにくくなるし、逆にその傷が一緒に過ごした歴史として残ってくれてビンテージみたいな味わいも出してくれるので、そんな考えに共感できる人には特にオススメです。
プラスαで無垢床だと浮造りという床材の表面を滑りにくくする加工や、ワックスで滑りにくくすることも出来るので興味のある方はいろいろと検索してみてください。
あとはあまりやったことは無いですがカーペットやコルク素材の床を敷き詰めたりするのも1つの方法で、クッション性が抜群に高いのでフローリングよりもさらに足腰に優しくなります。
ただ難点として無垢床も同じですがカーペットやコルクは、トイレトレーニングが完璧なペットじゃないとシミになってしまうので、しつけがまだ不安な方はちょっと考えたほうが良いかもしれません。
まとめ
最後まとめに入りますが、ペットが気持ちよく暮らせる家のプランは次の7つです。
1.玄関脇に足洗い場を作る
2.玄関内の収納を充実させる
3.ペットが上り下りしやすい階段にする
4.ペットも快適な空調にする
5.ペット専用の土間スペースを作る
6.プライバシースペースを作る
7.ペットにやさしい床材を選ぶ
今回お伝えした内容はどれも小さなことかもしれませんが、このちょっとした工夫でペットを含めた家族全員が、ずっと気持ちよく快適に暮らせることに繋がると思います。
費用もメチャクチャかかる訳ではないし、すべてを取り入れることが難しくても1つ2つでも配慮するだけで、自分達らしい素敵なマイホームになるはずです。
今回のブログがこれからマイホームを考えている人にとって、少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。
今後も随時更新予定です!
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