2021.09.05
【毎日の家事でストレス!】洗濯しにくい新築プラン!3つの失敗例を大暴露!
皆さんもせっかくマイホームを建てるなら、できるだけ洗濯しやすい家にしたいと思いますよね?
3大家事の料理、洗濯、掃除のうち、結構体力を使うのが洗濯で、子供が成長すると洗濯物も増えるので、洗ったり運んだり干したりが本当に大変になります。
服も大きくなるし中学高校になって運動系の部活だったりすると服も汚れも増えて、一日一回の洗濯じゃ追いつかなくなるので、できるだけ洗濯しやすい家にする事で時短にもなるし体への負担をかなり減らす事ができます。
そこで今回のブログでは、洗濯がしにくくなってしまう可能性が高いプラン失敗例3選と、あると便利な設備を1つご紹介して、建ててから「しまった」という後悔を減らせるように、できるだけ家事がしやすいストレスフリーな暮らしに役立ててもらいたいと思います。
ちなみに今回ご紹介する以外でも、「この間取りにして良かった」「この設備は微妙だった」みたいな生の声を頂けると有り難いので、良かったらYouTubeの方にコメントを下さい。
大工時代を含めて15年以上、沢山のお客様の家づくりをお手伝いさせて頂いた経験を踏まえて、これから家を建てる人が失敗しない為の情報を出来るだけ分かりやすくお伝えしますので、ぜひ最後までご覧下さい。
洗濯しにくい3つのプラン失敗例
結論から言うと、洗濯しにくいプランの失敗例は次の3つになります。
①収納量
②広さ
③動線
実際に家の間取りや設備はそのご家庭毎に違っていて、家族構成や生活スタイルによっても変わるので、今回ご紹介するプランが必ず失敗という訳ではないですが、1つの参考として聞いて頂けると嬉しいです。
それでは1つずつ説明して、最後にあると便利な設備も合わせてご紹介します。
①収納量
洗濯しにくいプランの失敗1つ目は、洗濯機の周りに収納が十分取れないプランです。
一般的に脱衣室の収納スペースには、洗濯用に洗剤、柔軟剤、漂白剤、シミ落としや、用途によって使い分ける為に何種類か用意する必要があります。
他にもお風呂で使う買い置きのシャンプーやボディソープとかまであるので、意外と収納量の確保が大切になってきます。
あとはタオル類もそうだし、ご家庭によっては下着やパジャマも一緒に収納したり、足ふきマットもあるので、収納のしやすさや出し入れのしやすさも重要になってきます。
なのでアパートなどで定番の脱衣室の中に洗面台が設置してある間取りだと、洗濯機と洗面台を置いたらほとんど上にしかスペースが無くなってしまいます。
収納量の確保も難しいし使いにくくもなってしまうので、可能であれば洗面台はホールなどの一角に設けるか、脱衣室を一般的な2畳の大きさよりも少し広くして収納を別で作る事をお勧めします。
ただ、ご予算や敷地の制限的に面積を広くする事が難しければ、洗濯機や洗面台の上でも使いやすくなるように造作で棚を作ったり、壁の厚みを利用したニッチを作ってタオルや小物を収納できるようにするのも有効です。
洗濯機の周りに何を収納したいか、しっかり考えて収納量を確保するようにしましょう。
②広さ
洗濯しにくいプランの失敗2つ目は、洗濯物を干すスペースがしっかり取れないプランです。
例えばベランダに洗濯物を干す場合、一般的なベランダは壁の厚みとかを考慮すると奥行き70cmぐらいが多いですが、この作りだと洗濯物を干す時にちょっと窮屈で、重たい洗濯かごを持ちながらだと結構大変だったりします。
なのでご予算や面積的に可能であれば奥行きは1mぐらいあると便利で、洗濯物が風に吹かれても外壁に擦れなくなるので、汚れも気にしなくて良くなります。
あと室内干しの場合は脱衣室やランドリールーム、2階ホールの一角にサンルームを作る事も多いですが、その際にも服と壁、服と服が干渉しない位置に物干しを取り付けたり、家族の人数分がしっかり干せるだけのスペースを計算して予め計画するようにしましょう。
ちなみに、ベランダを付けると便利な反面デメリットもそれなりにあって、以前に別のブログで詳しく解説していますので、興味のある方は下のリンクからぜひチェックして下さい。
③動線
洗濯しにくいプランの失敗3つ目は、動線が遠いプランです。
これは生活スタイルによっても多少変わりますが、家事のしやすさだけを考えると出来るだけキッチンと洗濯機は近い方が良くなります。
洗濯機と物干しスペースも近いほうが良くて、物干しスペースと収納も近い方が行き来が楽で便利になります。
実際には敷地環境や条件によるので一概には言えないですが、例えば洗濯機はだいたい1階の北側の配置が多く洗濯物を干すのが2階の南側のベランダだと、北側から階段を上って南側へ移動するのでプランによってはかなり遠い動線を、重たい洗濯物を持って移動しないといけなくなります。
もちろん敷地や間取りの関係でどうしても2階のベランダしか干す場所がない方もいるかもしれませんが、毎日の体の負担や老後の事も考えると可能であれば他に洗濯物を干す場所も想定したり、今時だとガス乾燥機の乾太くんなどを検討する事もお勧めします。
あとは、洗濯機の近くにランドリールームを作ったとしても乾いた洗濯物をしまう場所が遠いと、それはそれでまた大変なので脱衣室やランドリールームに最低限、タオルやパジャマ、下着とかは収納できるようにして、可能であれば1階にファミリークローゼットも計画するようにしましょう。
1階に2帖とか3帖とかまとまった収納場所を確保するのが難しい場合は、廊下に面した壁面収納を上手に配置して、動線に配慮しながら収納量も確保できるように工夫しましょう。
ちなみに家事をしやすい動線、収納アイディアについては、別のブログで詳しくお伝えしていますので、下のリンクからぜひご覧下さい。
あると便利な設備
最後に、あると便利な設備をご紹介しますが、それはずばりスロップシンクです。
スロップシンクというのは、洗濯機の横とか玄関土間に付ける事が多いコンパクトで深めのシンクの事で、汚れた靴やシミの付いた衣類を洗ったりするのに使います。
正直これは必須設備ではないですがあれば便利なのは間違いないですし、最近需要も増えてきているのでご紹介させて頂きます。
実際に、家族のスニーカーやお子さんの上履き、泥とかで汚れた運動着をお風呂で洗うって事もあるかもしれませんが、ずっとしゃがみっぱなしだと足腰が疲れるし、かといって一般的な洗面台だとボールの深さが15cmとか浅いので、周りに飛び散らないように気を使ってしまいます。
でもスロップシンクの場合は深さがだいたい40cmぐらいあるので、上履きとかブラシでゴシゴシ洗っても汚れ跳ねの心配もないし、排水口に蓋をすれば汚れた衣類の浸け置きも出来るので、お風呂や洗面台を占領せずに済みます。
ポイントとしては、せっかく付けるなら蛇口から水だけじゃなくお湯も出るようにする事で、汚れも落ちやすくなるし冬場に手が冷たくなるのも防げます。
勿論、設置するには多少スペースが必要ですが、小さい物なら50cmぐらいの幅があれば大丈夫なので、汚れ物を手洗いする事が多い方にはお勧めの設備になります。
まとめ
以上、ここまでのまとめに入りますが、洗濯しにくいプランの失敗例は次の3つです。
①収納量
②広さ
③動線
それぞれの概要はここまでお伝えした通りですが、冒頭でもお話したように、3大家事の料理、洗濯、掃除のうち結構体力を使うのが洗濯で、子供が成長すると洗濯物も増えるので、洗ったり運んだり干したりが本当に大変になります。
今回の内容は基本的な部分の話が多いですが、なにをどれぐらいどこに収納したいか、洗濯物をどこで干すか、洗濯家事の間取りの優先順位までしっかり決めておかないと、実際に住んでから「しまった」と後悔する可能性が高くなってしまいます。
このブログが全てでは無いですが、これからマイホームを考えている人にとって、少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。
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