2022.07.26
【注文住宅】カーテン選びで後悔続出!人気の7種類メリット・デメリットを徹底比較!
「私なら、このカーテンはやめます」
マイホームのインテリアの中で、意外と大切になってくるのがカーテン選びで、家の雰囲気に合わせてデザインを選ぶ必要もあるし、外からのプライバシー保護や断熱効果、風通し、明るさなど、見た目以外にも重要な役割を担ってくれます。
そこで今回の動画では、「代表的なカーテン7種類のメリット・デメリット」をご紹介しますので、暮らし始めてから「なんか暗い」「思ったより使いにくい」「失敗した」と後悔しないように、しっかり検討していただけると幸いです。
大工時代を含めて15年以上、たくさんのお客様の家づくりに携わった経験を踏まえて、有益な情報をできるだけわかりやすくお伝えしますので、ぜひこのタイミングでYouTubeのチャンネル登録をしていただき、最後までご覧ください。
それでは1つずつ解説します。
1.ドレープカーテン
1つ目のカーテンは、ドレープカーテンです。
ドレープはゆったりとしたヒダという意味で、一般的にカーテンと言うと、このドレープカーテンを思い浮かべる方が多いと思います。
まずメリットとしては、恐らく日本で一番普及しているカーテンなので、生地や色、デザインの種類も一番豊富で、遮光タイプや遮熱防火タイプなど、機能面でも充実した選択肢があります。開け閉めも上のレールに沿って横にスライドさせるだけなので、故障しにくいし操作性も抜群です。
反対にデメリットとしては、開けた時にカーテンの生地がまとまった「たまり」がサイドにできるので、小さな窓や横長の窓だと、開けた時のたまりが目立ちすぎてしまいます。デザインのバランスを取るには、床から天井までの掃き出し窓とか、ある程度大きめの窓に付けるのがおすすめです。
あと家のテイストとしては、スタイリッシュな雰囲気より、少し可愛い感じのお家の方が合うので、デザインや機能的に良さそうであれば、ぜひ検討していただけると幸いです。
2.レースカーテン
2つ目のカーテンは、レースカーテンです。
これは薄手の透けた生地を使っている製品で、光を通しながらある程度外からの視線も防げるようになっていて、単体で取り付けるというより、ドレープカーテンの内側に設置するとか、組み合わせて使うのが基本になります。
まずメリットとしては、こちらもドレープカーテンと同様、一般的に多く使われる種類なので、光や風の通し方、外からの見えにくさなど含め生地やデザインが豊富で、たくさんの選択肢の中から自分に合ったモノを選ぶ事ができます。
ただ逆にいうと選択したレースの透過度によっては、外からの視線を期待したほど遮れない場合があり、「外から丸見えで結局レースカーテンだけにしておけない」とか「すぐに買い替えた」という失敗談も聞いた事があります。
なのでレース素材を選ぶ際には、サンプルを見ながら店内でいくつかピックアップするのは良いですが、最終決定は外の光に当てながら、実際にどれぐらい光を通すのか、視線を遮れるのかを目視で必ず確認して、納得したモノを選ぶようにしましょう。
3.シェードカーテン
3つ目のカーテンは、シェードカーテンです。
これは1枚の布を紐やチェーンを引いて、上に折り畳むように上げるタイプのモノで、ドレープカーテンのようにサイドに生地のたまりができないので、すっきり見えるのが特徴になっています。
こちらの注意点としては完全に開ききった状態でも、生地を上に折り畳んだ際に「たたみ代」ができてしまうので、どうしても窓ガラスの上部に被ってしまう事と、一回一回紐を引いて開け閉めしないといけないので、操作性という意味では若干面倒くさくなる可能性があります。
あと似たようなモノでロールスクリーンもありますが、表面がフラットで見た目がシンプルになり過ぎてしまうので、布のラフな感じや少しシワのあるイメージ、ナチュラルで柔らかい雰囲気を出したい方におすすめのカーテンになります。
4.ロールスクリーン
4つ目のカーテンは、ロールスクリーンです。
これは先程のシェードカーテンに少し似ていますが、上に折り畳まずにロールで巻き上げるタイプになるので、左右にも上にもたまりができずに、よりスッキリとした印象にする事ができます。
メリットとしては見た目や機能がシンプルなので、比較的どんな家にも合わせやすいのと、窓だけではなく、例えばファミリークローゼットの入口とかパントリーの入口とか、扉まではいらないけど急な来客の時には、サッと閉めて隠したいみたいな生活シーンでも活用する事ができます。
ただ注意点としてはサイズに限界があるので、横幅の大きい窓だと2つ設置する必要があり、どうしても中央部分は隙間が空いて光が漏れてしまいます。
またロールスクリーンを完全に上まで開けていれば良いですが、中途半端な所で止めて窓を開けていると、下についてる重りのバーが風で煽られて、カタンカタンと音が鳴って気が散ってしまいます。
あと洗濯の際にも、カーテンの取り外しが大変という声も聞くので、使う場所やお手入れの事も踏まえて、検討するようにしましょう。
5.ブラインド
5つ目のカーテンは、ブラインドです。
ブラインドはスラットという羽が何枚も横方向に付いていて、全体を開け閉めしなくてもスラットの角度を変える事で、簡単に光や風の量を調整できるのがメリットです。見た目もシンプルで素材も木製とアルミ性があるので、家のテイストに合わせて選択する事ができます。
ブラインドの注意点としては、構造的にどうしてもホコリが溜まりやすくて、スラット一枚一枚にホコリが乗るので掃除が大変な事と、ロールカーテンと同じように風に煽られると、カシャンカシャンと音が鳴ってしまいます。
あと素材や製品の強度にもよりますが、何かモノをぶつけたり子どもがカーテンで遊んだりすると、スラットが曲がったり壊れたりしやすいので、お子さんの手の届かない窓など設置場所に気をつけるようにしましょう。
6.バーチカルブラインド
6つ目のカーテンは、バーチカルブラインドです。
先程ご紹介したブラインドはスラットが横方向ですが、バーチカルブラインドはスラットが縦方向になっているので、ホコリ問題はそれほど気にする必要がありません。
基本的にメリットはブラインドと同じで、閉めた状態でも光や風の量を調整できたり、素材もテイスト毎にいくつかあるので、個人的にはシンプルでおすすめですが、一点、壊れやすいというデメリットがあります。
実際に私の実家やモデルハウスでも使っていますが、構造的に繊細で不具合が起きやすいので、操作する時も少し気を使いますし、小さなお子さんがガシャガシャやれば普通に壊れると思います。
金額的にも安くはないですが、個人的には1番故障のリスクがあるイメージなので、採用する際には、取り扱いに気をつけるようにしましょう。
7.プリーツスクリーン
7つ目のカーテンは、プリーツスクリーンです。
生地をジャバラ状に加工してあり、ブラインドのように上に畳みながら開けるタイプで、レースカーテンのように少し透けている生地と、遮光生地の2種類が組み合わせてあり、上げ下げの量で光のバランスが調整できるツインスタイルが人気があります。
メリットとしてはレースと遮光の切り替えができたり、ロールスクリーンのようにシンプルでありながら、シェードカーテンのような素材感も出せて、なおかつ、断熱性の高い生地を選べば室内環境を整える事ができます。
ただデメリットとしては、スリットは無いものの横に折り畳まれるのでホコリが溜まりやすい事と、構造も少し複雑で生地の折り方も特殊なので、カーテンにぶつかったり押したりすると、形が崩れて台無しになってしまいます。
あとおまけになりますが、似たような見た目でハニカムスクリーンという種類もあり、これは断熱性が抜群なので、今回ご紹介したプリーツスクリーンと合わせて、機能やデザインを考慮して採用可否を検討していただけると幸いです。
●まとめ
ちなみに以前の動画で、カーテンでよくある失敗例や、ダイニングテーブル、ソファの正しい選び方について詳しく解説しているので、興味のある方は下のリンクからぜひご覧ください。
ご覧いただきありがとうございました。
今後も随時更新予定です!
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