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2022.02.13

【デザインvs使いやすさvs費用】庭の仕上げ4種類を徹底比較!あなたが重視するポイントは?

皆さんもせっかくマイホームを建てるなら、暮らしやすい家にするのはもちろん、庭も居心地良く快適に過ごせるようにしたいと思いますよね?

 

実際にお客様に話を聞いてみても、そんなに広くなくても良いから庭がほしい、家族でバーベキューしたり、家庭菜園できる場所がほしいなど、庭のイメージを持っている方が多いように感じます。

 

ただ庭と聞くと、ウッドデッキや目隠しフェンスとかに目がいきがちです。もちろんそれも重要ですが、その前に地面の仕上げを失敗してしまうと、使い勝手や雑草などのお手入れのしやすさや、初期費用やメンテナンス費用や、庭全体の雰囲気も大きく変わってしまいます。

 

そこで今回のブログでは、代表的な庭の地面を仕上げる方法を4種類詳しく解説して、庭造りが初めての方でも、どんな仕上げがあって、それぞれどういう特徴があるのかをある程度理解して、自分たちの暮らしに合った庭を作れるようになってほしいと思います。

 

ちなみに今回ご紹介する以外でも、「この仕上げも良かった」「これは微妙だった」みたいな生の声をいただけるとありがたいので、ぜひYouTubeの方にコメントください。

 

大工時代を含めて15年以上、たくさんのお客様の家づくりにたずさわった経験をふまえて、これから家を建てる人が失敗しないための情報を、できるだけわかりやすくお伝えしますのでぜひ最後までご覧ください。

<h2>●代表的な庭の仕上げ

 

まず結論から言うと、代表的な庭の仕上げは次の4つになります。

 

1.人工芝

2.砂利や砕石

3.コンクリートとタイル

4.天然チップ

 

それでは1つずつ説明していきます。

 

<h3>1.天然芝と人工芝

 

代表的な庭の仕上げ1つ目は、人工芝です。

 

まず芝には本物の天然芝と人工芝があり、天然芝については別の動画で詳しくお伝えしているので、ここでは人工芝についてお伝えしたいと思います。

人工芝は名前の通り、樹脂などを使って人工的に作られた天然芝の模造品で、グレードが良いものであればパッと見は天然芝と遜色ないので、庭に緑を敷き詰めることで家全体の印象がきれいに見えます。しかし近くでよく見たり、寝転がったり触ったりすれば、やっぱり違うなと感じます。

 

人工芝のメリットとしては、天然芝のようにこまめなお手入れが必要ないので、手間をかけずに庭の緑を維持できることです。また日陰の場所でも関係なく敷けて、虫の発生も少なくなるので実はいろいろな目的で活用できます。

ただデメリットとしては、ずっと緑なので季節感を感じにくかったり、天然芝と比べて5倍ぐらいは初期費用が必要です。またグレードにもよりますが、人工芝やその下に施工する防草シートの耐用年数が10年前後なので、定期的に張替えする必要があります。

 

それとビニールプールを出したりするには良いですが、バーベキューとかで火を使うと人工芝は溶けてしまいます。なので、コンロを置く場所をデッキの上にしたり、そこだけレンガを敷くなどで対応するようにしましょう。

最後に注意点としては、施工費を安くするために自分で買って敷こうと考える方もいらっしゃいますが、下地の地面を平らにならしたり、人工芝をきれいにジョイントさせたりが結構難しいです。

 

結果的に仕上がりがきれいにいかなかったり、隙間から雑草が生えてしまったり、すぐにジョイントが剥がれてしまうこともあるので、可能なら専門業者さんに依頼した方が良いと思います。

 

ちなみに天然芝やウッドデッキなど、外構工事で気を付けたいポイントや失敗例については、別の動画で詳しく解説しています。興味のある方は下のリンクからご覧いただき、人工芝のメリット・デメリットと合わせて検討してください。

<h3>2.砂利や砕石

 

代表的な庭の仕上げ2つ目は、砂利や砕石です。

 

砂利や砕石はイメージしやすいと思いますが、細かくて角が少ない石が砂利で、少し大きめでゴツゴツしている石が砕石になります。

砂利や砕石のメリットは、それぞれ大きさや色など種類が結構たくさんあるので、家の雰囲気に合わせて真っ白とかグレーとかベージュとか選べる点です。金額もそれほど高くないし、自分でホームセンターとかで買って敷き詰められるので、気軽に選ぶことができます。

 

あとは土のままや天然芝を敷くより水はけも良くなり、多少は防草効果もあったりします。また、防犯砂利みたいに歩くとザクザク音が出るものが多いので、死角になる裏側に敷けば防犯効果も期待できます。

 

ただビニールプールとかには不向きで、使っている最中に底に穴が開いてしまうことがあります。また走り回ったりするような庭をイメージしているときは、砂利や砕石だと子供も走りにくいし、蹴飛ばしてムラになったり、植木とかを予定しているときは枯れ葉の掃除も大変だったりします。

 

まとめると実際にデメリットとしてはそこまで多くないですし、地中の排水配管とかをいじるにしてもかんたんで後から何とでもできるので、そういった意味でも選択しやすい方法の1つだと思います。

 

<h3>3.コンクリートとタイル

 

代表的な庭の仕上げ3つ目は、コンクリートとタイルです。

 

コンクリートは、セメント、水、砂を混ぜて固めたもので強度や耐久性が高く、現場の状況に合わせて施工もしやすいのが特徴です。見た目もシンプルで建築全般で広く使われる仕上げで、そこにアクセントやデザイン性を持たせたいとなったときに、上に貼るのがタイルになります。

まずコンクリートのメリットは、掃除もしやすいし雑草が生えないのでお手入れが楽という部分と、耐久性があって長持ちするので50年ぐらいは問題なく使うことができます。

 

反対にデメリットとしては、砂利や人工芝に比べ少し金額が高いのと、夏は照り返しで暑くなり、あとは地中の配管などに問題が起きたときに、コンクリートの撤去解体費用が必要になってしまうことです。

 

次にタイルのメリットは、コンクリートのメリットにプラスアルファで、デザインのアクセントを加えることができる点です。

 

コンクリートだけだと単調になりやすいですが、例えばウッド調のタイルを貼ってスタイリッシュな雰囲気にもできるし、テラコッタ調のタイルで可愛い雰囲気にもできます。

 

ただデメリットとしては、コンクリートの上に施工するのでさらに割高になるし、照り返しはなくなりますが、タイルによっては雨の日に滑りやすかったりします。また、焼き物で熱がこもりやすいので、夏には表面が熱くなりすぎて裸足では歩けなくなります。

 

まとめるとメリットもそれなりに多いですが、デメリットも結構あるので、費用をある程度かけてでもデザインを重視したいとか、お手入れの手間を減らしたい方におすすめの方法になります。

<h3>4.天然チップ

 

代表的な庭の仕上げ4つ目は、天然チップで、木の欠片をウッドチップ、樹皮の欠片をバークチップと言います。

一般的には庭全体に敷くというより、植木の下土に被せるようにして入れることが多いですが、他にもアプローチサイドやウッドデッキの周りなど、砂利敷きの代わりに使ったりします。

 

大きさや樹種など種類もたくさんありますが、檜や杉などの針葉樹系のチップがおすすめです。木の香りがほんのり広がって、リラックス効果や自己免疫力を高める効果があります。

 

他にも消臭効果や殺菌効果もあり、微生物やダニとかの繁殖を抑えられるので、ドッグランスペースにも良く使われています。さらに防草効果も少しあって金額もそれほど高くないので、ホームセンターで買って気軽に敷き詰めることができます。

 

ただデメリットとしては、何年かしたら土になってしまうので定期的に買い足す必要があることです。また日当たりや風通しが悪い環境によっては、下土が乾きにくいので湿気が溜まってカビてしまったり、ナメクジやダンゴムシなどが発生することもあるので、苦手な方は注意してください。

 

まとめると天然チップは森のような香りと、砂利とか他の材料では出せない柔らかくてナチュラルな雰囲気を持つなど、いろいろなメリットがあります。ただ敷く場所によっては不衛生になってしまう可能性があるので、場所や目的に合わせてしっかり選ぶようにしましょう。

<h2>●まとめ

 

今回ご紹介した庭の仕上げは次の4つになります。

 

1.人工芝

2.砂利や砕石

3.コンクリートとタイル

4.天然チップ

 

庭の地面の仕上げは意外と大切で、何を採用するかによって全体の雰囲気はもちろん、使い勝手や雑草などのお手入れのしやすさ、初期費用やメンテンナス費用も違ってきます。なので用途や目的に合わせて、メリット・デメリットを正確に理解したうえで選ぶ必要があります。

 

実際には外構屋さんと一緒に打合せをしながら決めていくと思うので、大きな失敗はないと思います。しかしそれぞれ特徴や適している場所や注意点が違うので、ある程度知識を持っていた方が、本当に自分達に合っているかどうか判断しやすくなります。

 

今回のブログ内容が全てでは無いですが、これからマイホームを考える人にとって、少しでも参考になれば幸いです。

 

ご覧いただきありがとうございました。

今後も随時更新予定です!

ぜひ、チャンネル登録をお願いいたします。

 

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