2026.02.28
地震で壊れた家、直すのにいくらかかる?保険では足りない理由

【Q&A】
Q:地震で家が壊れた場合、修理費は地震保険で足りますか?
A:多くのケースで足りません。地震保険は修理費を全額補償する制度ではなく、一部損や小半損では数十万円程度の支給に留まるため、修理費として数百万円以上の自己負担が発生する事例が全国で多く報告されています。
こんにちは、HAPINICEです。
「地震保険に入っているから、もしもの時も安心」そう思って家づくりをしているご家族は、とても多いです。
ですが実際の被災現場では、地震保険だけでは修理費がまったく足りないという現実が、何度も繰り返し起きています。
家は倒壊していない。
見た目も大きく崩れていない。
それでも――
住み続けるには修理が必要な状態になってしまう。
この記事では、
・地震で家が壊れた場合、実際にどんな修理が必要になるのか
・その修理にいくらかかるのか
・なぜ地震保険だけでは足りないのか
を、できるだけわかりやすく解説します。
最後まで読むと、「地震後に後悔しない家づくり」で本当に大切な考え方が見えてきます。これから家づくりを考えている子育て世代のご家族は、ぜひ参考にしてください。
地震で壊れるのは「全壊」だけじゃない

多くの方が、地震被害というと「家が倒れる」「住めなくなる」そんな全壊・倒壊のイメージを持っています。
しかし、実際の被災住宅で最も多いのは全壊ではありません。
見た目は残っているけれど、確実にダメージを受けた家。
これが、地震後に一番多く見られる状態です。
多くの家が直面するのは「一部損・小半損」
地震後、多くの住宅で次のような被害が確認されます。
・基礎コンクリートに入ったひび割れ
・柱や梁のわずかなズレ
・外壁に走るクラック
・ドアや窓がスムーズに閉まらない
・床の傾きや歩いたときの違和感
一見すると、生活はできてしまいます。だからこそ、修理を後回しにしてしまうケースも少なくありません。
しかし、構造にダメージを受けたままの家は、次の地震で被害が一気に拡大するリスクを抱えています。
「また揺れたらどうしよう」そんな不安を抱えながら暮らし続けることになります。
実際いくらかかる?被害別・修理費の目安

地震後の修理費は、被害の内容や範囲によって大きく変わります。
ここでは、実際に多い修理内容と費用の目安を紹介します。
基礎・構造部分の補修費
基礎や構造部分の補修は、地震修理の中でも特に高額になりやすい項目です。
・軽微なひび割れ補修:30万円〜80万円
・構造補強を伴う補修:100万円〜500万円以上
家の傾き修正が必要な場合、
200万円〜1000万円規模になる事例も報告されています。
構造部分は普段目に見えないため、
修理を先延ばしにすると、被害が進行してしまう点にも注意が必要です。
外壁・屋根・内装の修理費
構造以外の部分でも、修理費は確実に積み重なります。
・外壁クラック補修・張り替え:50万円〜200万円
・屋根のズレ補修・雨漏り対応:30万円〜150万円
・クロス・床の張り替え:20万円〜100万円
これらが複数箇所で発生すると、合計で300万円〜1000万円を超えるケースも珍しくありません。
地震後の修理費は、「想像よりずっと現実的な金額」になることが多いのです。
保険金は「一部損」だと、修理費に全然足りない
例えば、修理費が300万円かかった住宅でも、
「一部損」と判定された場合、受け取れる地震保険金は数十万円程度にとどまります。
しかし、注意したいのは、
これは一部損に限った話ではないという点です。
地震保険でいくら出る?制度そのものに限界がある理由

地震保険について誤解されがちなのが、「家が壊れたら修理・建て替え費用が出る保険」だという認識です。
まず結論からお伝えすると、地震保険は、家を修理・再建するための保険ではありません。
地震保険の位置づけは、被災後の生活を立て直すための資金補助にとどまります。そのため、家を元通りに直すには、現実的に不十分な仕組みになっています。
この背景には、地震保険が抱える2つの構造的な制約があります。
地震保険の限界① 保険金額に厳しい上限がある
地震保険は単独で加入できず、必ず火災保険に付帯する形になります。そして補償金額は、火災保険金額の最大50%までと法律で定められています。
例えば、
- 火災保険:4,000万円
- 地震保険:最大2,000万円
という契約になります。
この状態で新築直後に大地震が発生し、仮に全壊したとしても、受け取れる保険金は最大2,000万円です。
しかし、4,000万円かけて建てた家を建て直すには、2,000万円では到底足りません。
地震は一度発生すると、同時に広範囲で甚大な被害が発生します。もしすべての住宅に100%の補償を行おうとすれば、保険料は現実的な金額では成立しません。そのため地震保険は、制度上、十分な再建費用を補償できない仕組みにならざるを得ないのです。
地震保険の限界② 保険金の支払い条件が非常に厳しい
地震保険の支払い可否は、建物全体の印象ではなく、主要構造部の損害度合いで判断されます。
主要構造部とは、
- 基礎
- 柱
- 壁
- 屋根
といった、建物の骨組みにあたる部分です。
そのため、
- 室内が大きく壊れている
- 壁に大きなひび割れが入っている
- ドアや窓が歪んで開かない
- 配管が破損し生活できない
といった状態であっても、主要構造部の損傷が基準に達しなければ、「一部損」判定となるケースが少なくありません。
結果として、「修理費は数百万円かかる」「しかし受け取れる保険金は数十万円程度」という大きなギャップが生まれます。
地震保険は「お見舞い金」、家を守るのは耐震性能
ここまで見てきたように、地震保険は
- 一部損:修理費に対して大きく不足
- 半損以上:自己負担が発生
- 全損:再建費用までカバーできない
という制度設計になっています。
地震保険は、被災後の生活を支えるためのお見舞い金。家そのものを守る仕組みではありません。
だからこそ、地震後に「直さなくていい家」、つまり最初から壊れにくい耐震性能を備えた家を選ぶことが、最大の防災対策になります。
ハピナイスが標準採用【FS基礎工法】免震技術を住宅基礎に
ハピナイスの家づくりでは、「倒れないこと」だけでなく、地震後に修理が必要になるような被害をできるだけ出さないことを重視しています。
そのため、構造の要となる基礎には、FS基礎(エフエス基礎)を標準採用しています。
FS基礎は、地盤から建物全体を面で支え、地震の揺れや力を分散させる構造が特徴です。
一般的な基礎と比べて、局所的な負荷がかかりにくく、ひび割れや構造ダメージを抑えやすい設計になっています。
また、保険会社が認める「地震修繕費100%補償」が付帯されており、地震による損害の大小にかかわらず、修繕に必要な費用を100%補償する仕組みになっています。
🎥FS基礎についてこちらの動画でも詳しく紹介しています!(3:17〜)
まとめ
地震で壊れる家は、決して特別なケースではありません。多くの住宅が、全壊ではないものの修理が必要な被害を受けています。
地震保険に頼る前に、地震で被害を出さない家づくりができているか。それが、後悔しない住まい選びの大切な判断基準。
だからこそ、最初から壊れにくい家を選ぶことが、最大の防災になるのではないでしょうか。
地震に強いデザイン住宅を探しているご家族は、是非この記事を参考にしてくださいね!HAPINICEでは、豊橋・豊川・蒲郡・新城・田原エリア周辺でお客様にピッタリのデザイン性の高い注文住宅を提案しています。豊橋・豊川・蒲郡・新城・田原エリア周辺のお家づくりはHAPINICEにお任せください!
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地震保険と耐震についてのよくある質問(FAQ)
Q1:地震保険に入っていれば、耐震性能はそこまで気にしなくていいですか?
A:いいえ。地震保険は家を元通りに修理・再建するための保険ではありません。制度上、修理費や建て替え費用が全額補償されることは少なく、全損でも自己負担が発生する可能性があります。だからこそ、保険に頼る前に「地震で被害を出しにくい耐震性能」を備えた家づくりが重要です。
Q2:耐震等級3の家なら、地震保険は不要ですか?
A:耐震等級3は、地震に強い住宅性能のひとつですが、地震保険が不要になるわけではありません。ただし、耐震等級3の住宅は被害が小さく済む可能性が高く、結果として修理費や生活への影響を抑えやすくなります。地震保険は「万が一の備え」、耐震性能は「被害を出さないための備え」と考えるのが現実的です。
Q3:新築でも地震で修理が必要になることはありますか?
A:あります。新築であっても、耐震性能や構造計画が十分でなければ、地震によって基礎や構造、外壁などにダメージを受けることがあります。特に、構造計算を行っていない住宅や、基礎・間取りのバランスが悪い場合は注意が必要です。新築こそ、将来の地震を見据えた耐震設計が重要です。
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