外観
ホワイト×グレー×木材のコントラストが際立つ、奥行きのある外観デザイン。
特に2階の一角はグレーの外観でアクセントを加え、建物全体が統一感を持っています。
バルコニー
プライベートバルコニーは高い壁に覆われ、木と白の壁が絶妙に調和。
リビングへ続く窓とローサイドの窓が開放感を生み出し、自然の光が心地よく差し込みます。
玄関1
デザイン性豊かな高低差を演出した玄関。
梁見せやアクセントクロス、レトロ風の木材の色味など細部にわたるこだわりが光る空間となっています。
玄関2
途中から玄関へと分岐する階段。
レトロ風な色味の木材で統一感を演出します。
玄関洗面
玄関横の洗面所では、帰ってからすぐ手が洗えるなど、動線が考慮されたデザインとなっています。
使い勝手の良さが際立つ空間となっています。
2階リビング1
落ち着いた配色の2階リビング。
レンジフード横の模様のある壁が空間にメリハリをもたらしています。
2階リビング2
玄関から続く吹き抜けが開放感を演出。
リビングからバルコニーへ通じているので、外の空気に触れつつランチしたり遊んだりすることができます。
洗面所
白基調の空間に寒色系のタイルが取り入れられ、洗練された雰囲気の洗面所となっています。
水回りをまとめた間取りは生活動線を考慮した嬉しい配置。
脱衣所
壁一面の大容量の収納棚があり、機能性が抜群。
すぐに着替えやタオルを取り出せる便利な設計となっています。
FCL
整理整頓がしやすいように2列に分かれたファミリークローゼット。
家族みんなの小物や洋服などを、まとめて収納することができます。
使い勝手が考慮されたデザインが魅力です。
収納スペース
玄関横の1段下がった収納スペースは、靴だけでなくアウトドア用品なども収納可能。
玄関先にあるため、使い勝手が良く、スッキリと片付いた印象を与えます。
ピアノと共に暮らす家
【建築家とつくる家】
「ピアノを軸に家を考える」コンセプトから始まった一邸
細長い敷地。前面道路は狭く、周囲にはぴったり張り付くように建物が建ち並ぶプラスよりマイナスの多い敷地。
敷地は南側に接道しているので、近隣から見られてしまうストレスを解消すれば日当たりの良い住空間は造れそうな環境の中、長年住み続けた古い住宅を取り壊しての計画。長く長く快適な住まいを望んでいたご夫婦お二人の住まい作りのスタートでした。
音大出の奥様からのリクエストで、長年の夢だった大好きなピアノのそばで暮らしていきたいと優先順位が最も高かったこの願いを中心に、マイナスの敷地環境をプラスに変えながら、ピアノの存在をただ単に設置するではなく空間に存在することで、自然暮らしの中に音が溶け込み、またそこが気持ちの高揚感に繋がったり、愛着が深まっていく暮らしにしていく事を心掛けました。
敷地の狭さから大きな建物にするのは難しい分、玄関土間の奥行きを取ったり、南から降り注ぐ心地よい明りをつなげていく事で視覚的な抜けと、精神的な開放感を感じられる空間にしていきました。光をたどりながら上がっていく階段の先には2階リビングがあります。その途中には奥様の一番お気に入りのピアノを配し、まるでステージのような感覚でピアノを演奏できる空間にしました。このピアノのリクエストがなかったら、生まれなかったプランだと思います。
住まいは住まう人の気持ちを一番に尊重し、住み始めてから気付く価値を具現化して自分の役割が果たせるのだろうと思わせてくれた家になりました。