2025.12.26
停電しても電気は使える?蓄電池&太陽光で電気を自給自足できる家の防災力

【Q&A】
Q:停電しても電気が使える家はありますか?
A:蓄電池と太陽光を組み合わせた住宅なら、停電時でも冷蔵庫や照明、通信機器を使えます。電気を自給自足できるため、災害時の安心感が大きく変わります。
こんにちは!ハピナイス(HAPINICE)です。
地震や台風が多い日本では、停電は誰にとっても身近なリスクです。
特に子育て中のご家庭では、停電が起きた瞬間に生活が止まる不安を感じやすくなります。
この記事では、停電への不安を解消するために、次の内容を中心に分かりやすく説明します。
・どんな災害や状況で停電が起こる可能性があるのか
・停電すると実際の生活でどんなことに困るのか
・蓄電池と太陽光で電気を自給自足できる家の仕組み
電気の自給自足ができる家は、災害時の安心感が大きく変わります。
停電に強い家づくりを考えているご家族や、小さな子どもがいるご家庭は、ぜひ最後まで読んでください。
停電はなぜ起こる?身近にある停電リスク

停電は、地震などの大きな災害時だけに起こるものではありません。
日本では毎年、自然災害や設備トラブルなど、さまざまな原因で停電が発生しています。
特に住宅地では、復旧までに時間がかかるケースも少なくありません。
停電の主な原因には、次のようなものがあります。
◾️地震
送電線や変電所が損傷し、広範囲で停電が発生します。
過去の大規模地震では、数十万世帯が一斉に停電し、復旧まで24〜72時間以上かかった例もあります。
◾️台風・豪雨
強風による倒木や飛来物で電線が切れることが多く、長時間の停電につながります。
東海エリアは台風の通過が多く、特に注意が必要です。
◾️落雷
落雷によって電力設備が停止し、瞬間的または広範囲な停電が起こることがあります。
夏場の雷雨シーズンは、予期せぬ停電が発生しやすい時期です。
◾️猛暑・寒波による電力需要の集中
エアコンなどの使用が一斉に増えると、電力需給のバランスが崩れ、停電が起こる可能性があります。
暑さや寒さが厳しい季節ほど、停電は生活に大きな影響を与えます。
蓄電池がない家では停電時に電気は使えない

停電が起きると、電力会社からの送電は完全に止まります。
一般的な住宅では、照明・コンセント・給湯設備はすべて使用できなくなります。
電気に頼った生活が、一瞬で止まる状態です。
太陽光発電を設置している住宅でも、蓄電池がなければ安心とは言えません。
多くの太陽光発電は、停電時に自動で発電を停止します。
送電線の復旧作業中に感電事故を防ぐためです。
非常用コンセントが付いていても、使える電力は限られます。
冷蔵庫やエアコンまで動かすのは難しく、生活を支えるには不十分です。
設備トラブルによる停電であれば数時間で復旧することもありますが、
地震や台風などの自然災害では、1日〜数日以上電気が使えないケースもあります。
この間、冷暖房・調理・情報収集ができないことは、生活に大きな負担となります。
停電すると実際に困ること
停電が長引くと、日常生活は想像以上に不便になります。
特に小さな子どもがいる家庭では、生活への影響がより大きくなります。
冷蔵庫が止まると、冷蔵室は約4時間、冷凍室は約24時間で限界を迎えます。
傷みやすいものから食べようと思っても、電子レンジも使えません。
地震などの場合はガスコンロの使用もためらわれ、
「食材はあるのに調理できない」「そのまま食べられるものが意外と少ない」
という状況に陥りがちです。
エアコンも使えなくなるため、特に夏や冬は室内の温度管理が難しくなります。
日中はどうにか過ごせても、眠る時間の「暑い・寒い」は睡眠の質に直結します。
体調も崩しやすくなり、生活への影響は甚大です。
また、スマートフォン・携帯電話・パソコンの充電ができなくなる点も見逃せません。
家族や周囲との連絡が取りにくくなり、災害情報や復旧状況を確認できない時間が続きます。
情報を得られない不安は、精神的な負担にもなります。
蓄電池&太陽光があれば電気を自給自足できる
これまで停電対策といえば、非常用電源や発電機が中心でした。
しかし近年は、技術の進歩により住宅用蓄電池が実用的な設備として普及しています。
ふだんの暮らしに使いながら、停電時にはそのまま備えになる点が大きな特徴です。
蓄電池と太陽光を組み合わせることで、電気を自宅で「つくる・ためる・使う」ことができます。
この仕組みにより、停電時でも生活に必要な電力を確保できます。
日中は太陽光で発電し、使い切れない電力は蓄電池にためます。
停電が起きると、自動で蓄電池から電気が供給されます。
切り替えは数秒以内で、照明が一瞬暗くなる程度です。
容量7〜10kWh程度の蓄電池があれば、
冷蔵庫・照明・通信機器などを約10時間使用できます。
日中に発電できれば、電気を使いながら充電することも可能です。
太陽光発電があることで、停電中でも電力を生み出せるため、
普段通りの生活とまではいかなくても、
大きな不便を感じにくい状態で暮らせる可能性が十分にあります。
電気の自給自足は、非常時にも現実的な選択肢になっています。
蓄電池と太陽光がもたらす「災害時の安心」

停電中でも電気が使えることは、災害時の安心感を大きく変えます。
自宅で生活を続けられるため、無理に避難所へ行かず在宅避難という選択が可能になります。
避難所に行かずに済めば、プライバシーを保ちやすく、感染症のリスクも抑えられます。
特に小さな子どもがいる家庭では、慣れた環境で過ごせることが大きなメリットです。
また、夜間も照明が使えるため、不安感が軽減されます。
冷蔵庫や通信機器が使えることで、普段に近い生活リズムを維持しやすくなります。
蓄電池と太陽光の組み合わせは、停電時でも電気が使えることが最大のメリットです。
災害時の不安を減らしながら、平常時は電気代の削減や電力価格の変動に影響されにくい暮らしにもつながります。
一方で、蓄電池の初期費用は約150万〜200万円と決して安くありません。
設置スペースの確保や、10〜15年ごとのメンテナンスも必要です。
家庭の電力使用量に合わない容量を選ぶと、「思ったほど使えない」という不満につながる点には注意が必要です。
防災に強い家は「設備+家づくり」で決まる
防災に強い住宅は、蓄電池や太陽光を設置するだけで完成するものではありません。
住宅性能や設計と組み合わせて考えることが重要です。
たとえば、高断熱・高気密の住宅であれば、停電時でも室温の変化が緩やかになります。
冷暖房が止まっても、暑さや寒さの影響を受けにくく、体への負担を軽減できます。
また、LED照明は消費電力が少なく、蓄電池の電気を長時間使いやすくなります。
蓄電池を前提にした配線計画を行うことで、
「使いたい場所で電気が使えない」といった事態も防げます。
HAPINICEでは、「長く安心して暮らせる家づくり」を大切にしています。
高気密・高断熱に加え、耐震性能にもこだわり、万が一の大きな災害時にも被害を最小限に抑える住まいを目指しています。
こうした防災性能は、非常時のためだけのものではありません。
日々の暮らしを快適にし、光熱費の負担を抑え、
家族が安心して過ごせる時間を積み重ねていくための土台でもあります。
南海トラフ地震などのリスクを抱える、豊橋・東三河エリアに根ざした工務店であるHAPINICEは、
災害時の被害をできるだけ小さく抑え、家族の暮らしを守る家づくりに取り組んでいます。
高気密・高断熱や耐震性能といった基本性能を大切にしながら、
防災性・暮らしやすさ・デザイン性を切り離さず、
非常時だけでなく、日常から安心できる住まいをご提案しています。
まとめ
停電は誰にでも起こる身近なリスクです。
蓄電池がなければ、停電時に電気は使えません。
蓄電池と太陽光があれば、電気を自給自足できます。
災害時の安心感は大きく変わります。
地震に強いデザイン住宅を探しているご家族は、是非この記事を参考にしてくださいね!HAPINICEでは、豊橋・豊川・蒲郡・新城・田原エリア周辺でお客様にピッタリのデザイン性の高い注文住宅を提案しています。豊橋・豊川・蒲郡・新城・田原エリア周辺のお家づくりはHAPINICEにお任せください!
ハピナイスのお家の住宅性能・標準仕様について詳しくはこちら!
「家づくりの想い ABILITY 構造と性能について」
蓄電池と停電に関するQ&A
Q1. 太陽光発電があれば、停電しても電気は使えますか?
A.いいえ、基本的には使えません。
多くの太陽光発電システムは、停電時に自動で発電を停止します。
蓄電池がない場合、非常用コンセントで一部の電気しか使えないケースがほとんどです。
Q2. 停電したとき、電気の切り替えは大変ですか?
A.多くの住宅用蓄電池は自動切り替えに対応しています。
停電が起きると数秒以内に蓄電池からの給電に切り替わり、
照明が一瞬暗くなる程度で済むケースが一般的です。
Q3. 蓄電池があれば、停電中も普段通りの生活ができますか?
A.全く同じ生活をするのは難しい場合もあります。
ただし、冷蔵庫や照明、情報収集ができるだけでも、
生活の不便さや不安は大きく軽減されます。
「困らない状態」を保てる点が、蓄電池の大きな価値です。
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