2022.06.26
【注文住宅】後悔したくない人必見!ランドリールームでよくある失敗5選!
「このランドリールーム、正直失敗したな~」
家事の中でも特に大変なのが洗濯と言われていて、結構体力も使うし、子どもが成長すると部活動とか洗濯物の種類も増えて、服も大きくなって余計に大変になります。
なので最近は、ランドリールームを付けたいと希望される方も増えていて、個人的にもおすすめの間取りの1つではあります。ただ広さや作り方で使い勝手が大きく変わるので、生活の中で「思ったより使いにくい」「理想と違った」と後悔されている方が一定数いらっしゃるのも事実です。
そこで今回のブログでは、これからマイホームを検討している人に向けて、「ランドリールームで良くある失敗5選」をご紹介したいと思います。
大工時代を含めて15年以上、たくさんのお客様の家づくりに携わった経験を踏まえて、有益な情報をできるだけわかりやすくお伝えしますので、ぜひこのタイミングでYouTubeのチャンネル登録をお願いします。
●ランドリールームのメリット
まず本題に入る前に、ランドリールームのメリットを簡単におさらいすると、
・洗濯物を洗う
・洗濯物を干す
・アイロン掛けする
・洗濯物を畳む
までの一連の流れ、1つ1つの作業が同じ部屋で完結するので、ベランダで干すとかLDKで畳むみたいな移動も必要ないし、時短にもなって体力的にもだいぶ楽になります。
ただ実際にランドリールームを作ったは良いけど、失敗したという声もたくさんあり、正直みんな同じ様な事で後悔しているので、逆にいうとそこをしっかり理解して、未然に防いでいただけると幸いです。
それでは1つずつ解説します。
失敗1:間取り
ランドリールームの失敗1つ目は、「独立させれば良かった」という後悔です。
これはランドリールームと兼用して、洗面所や脱衣所を作った場合の失敗談で、本当は独立してほしいという希望はあるものの、どうしても面積や優先順位の兼ね合いで、一緒に作るパターンが多くなっています。
例えば洗面所とランドリーを兼用する場合には、玄関先とかで他に手洗い場があったりすれば良いですが、無い場合には来客時に洗濯物を見られてしまいます。
また家族間で使う時にも、洗濯物がたくさん干してある場所で歯磨きとか身支度を整える時に邪魔という声もあり、失敗したと感じてしまうケースがあります。
なので洗面所に関しては、間取りを工夫すればそこまで場所は取らないので、独立した場所に設置するようにして、浸け置きなどでランドリー内に洗い場が必要な方は、専用のスロップシンクを採用するのがおすすめです。
あと脱衣所とランドリーを兼用する場合には、脱ぐ場所、洗う場所、干す場所が1箇所でまとまって動線的は楽になります。
ただ年頃の子どもがお風呂に入ってるとランドリールームに入れないとか、洗濯物が干してあると、服を脱いだり着替えたりする時に邪魔という声もあって、少しの期間や時間の事ですが、それが苦になって後悔してしまうケースもあります。
なので脱衣場に関しては、動線の事もあるので兼用するのは良いと思いますが、必要な時にはロールカーテンを閉めるとか、ランドリー内で仕切れるように引き戸を付けて、家族間のプライバシーを守れるように配慮して、計画するようにしましょう。
失敗3:設備
ランドリールームの失敗2つ目は、「これはいらなかった」という後悔です。
これは主に設備のイメージで、先程ご紹介した浸け置き用のスロップシンクや、アイロン掛け、洗濯物を畳むための作業台を設置したのは良いけど、思ったより使わない、意外と使いにくい、という理由で辞めておけば良かったという失敗談になります。
例えばスロップシンクであれば、底が深いので水跳ねもしにくいし、子どもが運動部で衣類の汚れが酷い時や靴を洗ったりするのに便利ですが、割りと場所も取るので、使わないと普通に無駄ですし、掃除も大変だったりします。
次に作業台の後悔も結構多くて、漠然と便利そうという理由で設置しますが、作業台のサイズを深く考えずに決めてしまって、洗濯物を畳むのは良いけどアイロンをかけるには奥行きが狭すぎるとか、逆に作業台が広すぎて洗濯物が干しにくいケースもあります。
あとは実際に、ランドリールームにこもって洗濯物を畳むのが結構寂しいとか、お子さんが小さいので目が離せないとか、夏は暑くて冬は寒いからつらいみたいな感じで、結局、空調の効いたリビングでTVやお子さんを見ながら、アイロン掛けや洗濯物を畳むようになったという声をSNSとかで良く見かけます。
正直付けておけば良かったという後悔も嫌ですが、設備にお金を掛けたのにやっぱりいらなかったという後悔も寂しいので、本当に必要かどうか、代用できるものは無いか、良く考えて計画するようにしましょう。
失敗3:広すぎた
ランドリールームの失敗3つ目は、「せっかく作ったけど広すぎた、いらなかった」という後悔です。
理由として多いのは
・やっぱり外干しの方がいい
・ガス乾燥機の方が楽で干さなくなった
・結局リビングで洗濯物を畳むし、アイロン掛けもしてる
・ランドリーより、リビングや収納を広くすれば良かった
だいたいこの4つに集約されていて、「あると便利そう」とかイメージでできるだけ広くしたい、みたいに何となくの考えで作ってしまうと失敗に繋がります。
当たり前ですがランドリールームがあっても活用できていないと、家族みんなで1番長く過ごすリビングをもう少し広くすれば良かったという後悔するでしょうし、無駄に広くし過ぎても移動距離が伸びたり、スペースが余って物置化してしまいます。
なので、本当に他の面積を削ってまでもランドリールームが必要かどうか、脱衣室を少し広く作るだけじゃダメなのか、いずれはお子さんも大きくなって家を出ていく事も考えて、長期スパンの生活スタイルを想定して、計画するようにしましょう。
失敗4:物干し
ランドリールームの失敗4つ目は、「物干しが使いにくい」という後悔で、この失敗談も意外と多く見かけます。
理由としては、
・物干しの種類
・ポールの高さや位置
という2つの要素に分ける事ができて、判断を間違えてしまうと毎日の洗濯が苦に感じてしまう可能性があります。
例えば、洗濯物を干すポールの位置が悪いと、
・洗濯物が動線上にあって邪魔
・ドアを開けると洗濯物にぶつかる
・洗濯物同士が干渉する
・ポールの位置が高すぎて干しにくい
みたいな感じで、家族みんなのストレスになってしまいます。
あとは物干しの種類も5つあって、どれを採用するかによっても使い勝手が大きく変わります。
①天井吊りの竿を通すタイプ
②壁付けの竿を通すタイプ
③天井に収納できる竿一体型タイプ
④オーダー製作パイプ
⑤壁付けワイヤータイプ
例えば、①②③⑤のタイプであれば、使わない時は外したり収納しておけるモノが多いのでスッキリしますが、④のタイプだとおしゃれで雰囲気は良くなりますが、カチっと固定されるので、洗濯物を干さない時でもずっと存在し続けます。
あと②のタイプであればポールの高さ調節が可能ですし、③のタイプであれば洗濯物を干す時は、掛けやすい高さまでポールを下げて、乾かす時には邪魔にならないように天井目一杯まで上げるという事ができますが、①④⑤の場合は一度場所を決めたらポールの高さが決定してしまいます。
洗濯家事の中でも干す作業は結構大変なので、できるだけ簡単に、効率的にしようと思うと、物干しの種類や位置がかなり大切で、+α、洗濯物を干してる時に生活に支障が出ないか、しっかり通路なども確保できるように計画するようにしましょう。
失敗5:狭すぎた
ランドリールームの失敗5つ目は、「狭すぎて使いにくい」という後悔で、広すぎも良くないですが、狭すぎてもせっかくのランドリーが活かしきれずに、いろいろと支障が出てしまいます。
例えば、
・洗濯物を干すスペースが足りない
・洗濯物が邪魔で歩けない
・畳むスペースがない
・収納が足りない
・除湿機を置く場所がない
などなど、せっかくならもう少しゆとりを持った広さにしておけば良かったという失敗が多いです。
これは先程ご紹介したように、ランドリールームの中でどこまで完結させたいのか、畳んだりアイロン掛けまでやるのか、物干しの位置や種類をどうするかによっても、適切な広さは変わってきます。
なので一概には言えないですが、4人家族であれば最低でも2畳、欲を言えば2.5畳ぐらいあると、通路を確保しつつ洗濯物を家族分を干すことができると思います。
他の部屋とのバランスで、独立したランドリールームを作る事が難しくても、脱衣所を兼ねて作れば、お風呂場のポールも臨時の際には活用できるので、ぜひ検討していただけると幸いです。
●まとめ
ちなみに以前の動画で、洗濯しにくい間取りやおすすめの部屋干しアイテムについても詳しく解説しているので、興味のある方は下に貼ってあるリンクからぜひご覧ください。
今回の内容が全てでは無いですが、これからマイホームを考えている人にとって、少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。
今後も随時更新予定です!
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