2025.01.20
ビルトインガレージと玄関を直接繋ぐ間取りの事例紹介|設計の注意点を詳しく解説

ビルトインガレージと玄関を直接繋ぐ間取りは、デザイン性と利便性を兼ね備えた住宅プランとして注目を集めています。
雨や雪の日でも濡れることなく家に入れる便利さや、買い物後の荷物運びがスムーズになる効率的な動線設計は、多くのご家族にとって大きな魅力です。
この記事では、多くの家づくりをサポートしてきた愛知県の工務店『ハピナイス』が、以下のポイントをわかりやすく解説します。
コラムのポイント
- ビルトインガレージの施工事例をご紹介します。
- ビルトインガレージと玄関を直接繋げることのメリットをご紹介します。
- ビルトインガレージで後悔しないために、プランの段階から注意すべきポイントを解説します。
ビルトインガレージをご検討中の方はぜひ最後までごらんください。
ビルトインガレージから玄関に直結している住宅の施工事例

ハピナイスでは、ビルトインガレージの施工事例が数多くあります。
その中から、ガレージと玄関が直結している事例を抜粋し、間取りのポイントと併せて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
広々とした2台分のシャッターつきガレージは、大人の隠れ家
こちらは、2台分の車を格納できるシャッター付きガレージの事例です。
2台分の車を収容できるゆとりあるスペースにシャッターを完備し、防犯性が高く、車を雨風から守る設計です。

ガレージと玄関ポーチが調和したモダンなデザインです。
外観全体に統一感を持たせ、高級感が漂う仕上がりです。

ガレージから直接玄関にアクセスできる動線が、雨の日や荷物の多い日でも快適さを提供します。
ハピナイスでは、営業スタッフが付き添わず、お客様だけで自由にモデルハウス内をご見学いただける【ほったらかし見学会】を開催いたしております。
上記のモデルハウスも見学いただけますので、ぜひお気軽にご来場ください。
ガレージから玄関と勝手口にアクセスできる、ライフスタイルに寄り添った住宅
こちらは、車の出入りがスムーズに行える設計に加え、ガレージから玄関だけでなく勝手口への動線を設けた事例です。

買い物帰りにキッチンへそのまま荷物を運べる動線が特徴です。

メタリックシルバーの外観がひときわ目を引く、モダンなデザインです。
ガレージも外観の一部として、美しく仕上げられています。

玄関は、広々とした吹き抜けとモルタルの玄関土間が開放感を演出し、洗練されたカウンターが空間に機能的かつ美的な要素を加えています。
リビングからガレージを眺められる住宅
こちらは、リビングに大きな窓を設置し、リビングからガレージを眺められる事例です。
愛車を眺めながらコーヒーを飲み、リラックスできる時間を楽しむことができます。
そんな、自分だけの特別な時間を満喫できるのも、ビルトインガレージならではの魅力です。

玄関とドアは別に、ガレージと行き来ができるように設計しました。

収納も充実しており、工具はもちろん、アウトドア用品なども収納可能です。
ガレージにいる間もリビングが見えることで、家族の存在を感じられる点が特徴です。

ガレージにつながる土間玄関には、コンパクトな7段の可動式シューズクローズが備わっており、機能性も抜群です。
ハピナイスでは、高品質・高性能はもちろん、お客さまの理想を叶えるオンリーワンの家づくりをコンセプトに掲げ、愛知県東三河地域で家づくりに真剣に取り組んでまいりました。
他にも多くの施工事例がありますので、ぜひ参考にしてください。
ビルトインガレージと玄関を直結させた間取りのメリット

ビルトインガレージと玄関を直接繋げることで、日々の暮らしがより快適で便利になります。
主なメリットは以下のとおりです。
- 雨の日でも濡れずに車の乗り降りができる
- 防犯性が高まる
雨の日でも濡れずに車の乗り降りができる
ビルトインガレージと玄関を直結させる最大のメリットは、家事や買い物の際のストレスを大幅に軽減できる点です。
たとえば、買い物帰りで荷物が多い場合でも、玄関までの最短ルートを確保することでスムーズに荷物を運ぶことができます。
雨や雪の日には、車から濡れることなく玄関へ直接アクセスできるため、ご家族全員が快適に移動できます。
防犯性が高まる
車から家に直接入れる設計は、不審者の目を避けながら安全に帰宅できる特徴があります。
荷物の積み下ろしをガレージ内で行えるため、外部からの視線を気にせず作業ができる点も魅力です。
また、玄関を開けた際に家の中をのぞかれない工夫も施されています。
ガレージ内に防犯カメラやセンサーライトを設置することで、セキュリティをさらに強化することができます。
愛知県で家づくりをご検討中の方は、プランの組み立て段階からご家族をサポートしているハピナイスにお問い合わせください。

ビルトインガレージを玄関に直結させる間取りで注意したいポイント

ビルトインガレージを玄関に直接繋げる間取りは利便性が高い一方で、設計時に注意すべき点もあります。
後悔しないビルトインガレージにするために、以下の注意点をご紹介します。
- ガレージに接する部屋の防音対策
- 車の大きさや動線に配慮した適切なサイズ設計
- 将来的な車種の変更も考慮して間取りを設計する
- 排気ガスが充満しないように換気対策を施す
ガレージに接する部屋の防音対策
ビルトインガレージは家の中に車庫があるようなもののため、車の出入りの音やエンジン音、シャッターの開閉音などが室内に伝わる場合があります。
ガレージに隣接する部屋では、防音対策が重要です。
車のエンジン音や作業中の音がリビングや寝室などに響かないよう、遮音性の高い壁材や防音ドアを採用しましょう。
車の大きさや動線に配慮した、適切なサイズ設計
ガレージのサイズは、現在所有している車の大きさに加え、車の出し入れがスムーズに行える動線を考慮して設計することが大切です。
ドアの開閉時や荷物の積み下ろしに十分なスペースを確保することで、利便性が大幅に向上します。
玄関に直接アプローチできる設計でも、スペースが不十分な場合、一度ガレージを出なければなりません。
車の後ろや左右が狭いと大きな荷物を運べなくなる可能性があるため注意が必要です。
将来的な車種の変更を考慮して間取りを設計する
ビルトインガレージを設置した後、車の買い替えで困るケースも少なくありません。
ビルトインガレージは建物と一体化しているため、後から建物のサイズを変更することは非常に困難です。
たとえば、現在は普通車1台分のスペースであっても、大型車や複数台駐車する場合に対応できるよう、拡張性を持たせた設計を検討しましょう。
また、EVへの買い替えを想定してコンセントを設置しておいたり、収納スペースや作業スペースを広めに確保しておいたりすることで、ライフスタイルの変化にも対応できます。
ビルトインガレージで排気ガスが充満しないように換気対策を行う
四方を壁で囲むタイプのビルトインガレージでは、排気ガスがガレージ内に溜まる可能性があります。
ガレージ内で排気ガスが充満するのを防ぐため、効果的な換気対策を講じることが重要です。
天井や壁に換気扇を設置したり、自然換気が可能な窓を配置したりすることで、空気の循環を確保しましょう。
ビルトインガレージを後悔しないためのポイントについては、〈SNS・ブログで見る〉ビルトインガレージの後悔事例9選とその対策方法を徹底解説で詳しく確認できます。
愛知県でビルトインガレージをご検討中の方は、土地探しや資金計画の段階からご家族をサポートするハピナイスまでお問い合わせください。

ビルトインガレージの設計に関するよくある質問

最後に、ビルトインガレージをご検討中の方から、ハピナイスがいただく質問・回答をご紹介します。
ビルトインガレージの施工費用はいくらですか?
ビルトインガレージを設置する際の施工費用は、ガレージの広さ、設備、建材の選択によって大きく変動します。
一般的に、ビルトインガレージの施工には、坪単価50〜80万円程度がかかるとされています。
また、国土交通省が定める駐車場のサイズを参考にすると、車1台あたりに必要な広さは4坪〜6坪程度です。
これをもとに、以下の費用が目安となります。
- シンプルな1台用ガレージ:200万円〜480万円程度
- 2台用の広いガレージ:400万円〜960万円程度
ガレージのデザインや設備(シャッターの有無、壁材、内装仕上げ)によってコストが上下するため、必要なスペースを明確にし、シンプルなデザインを採用することで、コストを抑えられます。
ただし、愛車の大きさや実際に利用するシーンを具体的に把握したうえで、施工業者と相談し、予算に合わせた設計を検討することが大切です。
<参照元>国土交通省:道路技術分野(駐車場)「駐車場設計施工指針」
ビルトインガレージは固定資産税の対象になりますか?
ビルトインガレージは建物の一部とみなされるため、固定資産税の対象となる場合が多いです。
固定資産税の課税対象は「土地」と「建物」に分けられます。
「建物」が課税される条件として、以下の3つの条件があります。
- 土地定着性:基礎があり、土地に定着していること
- 外気分断性:屋根があり、三方向以上の周壁があること
- 用途性:居住や作業などの用途に使用可能な状態であること
これらの3つの条件を満たしている場合、固定資産税の課税対象になります。
ただし、自治体の判断によって異なる場合があるため、施工業者や管轄の税務署などに相談して確認しましょう。
まとめ
ビルトインガレージと玄関を直結させた間取りは、雨の日でも濡れずに家に入れる快適さや効率的な動線、防犯性の向上など、多くのメリットがあります。
一方で、防音、換気対策、将来的な車種変更を見据えた設計が重要です。
今回紹介した情報を参考に、ご家族の快適性・安全性・楽しい暮らしを軸にして、理想の家を完成させていただけると幸いです。
ハピナイスでは、豊富な施工実績をもとに理想の住まいづくりをお手伝いする工務店です。
愛知でマイホームを検討中の方は、お気軽にお問い合わせください。
この記事の監修者
林 拓未
HAPINICE 代表取締役
ものごころ付いた時から、わたしの周りには大工道具と木がありました。
祖父の宮大工としての技術を受け継ぎ、父が築いた住宅づくりの伝統を、わたしも3代目として守り続けています。
家づくりは多くの方にとって人生の一大イベントであり、安心して暮らせる「家」という土台を共に築くことが、家族の幸せと豊かさにつながると信じています。
【スタジオ】
御用のある方はスタジオへお越しください。
〒440-0858
愛知県豊橋市つつじが丘三丁目36番5
フリーダイヤル:0120-871-712
電話:0532-63-8896
FAX:0532-63-8897
【木材加工場】
〒441-1343
愛知県新城市野田字西浄悦68番地
登録資格
- 建設業許可番号:愛知県知事許可 (般-2) 第59940号
- 一級建築士事務所番号:知事登録 (い-5)第14234号
- 宅地建物取引業者番号:愛知県知事(2)第23925号
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