【注文住宅】この素材は要注意!屋根・外壁のメンテ年数と費用相場を徹底解説! | 豊橋市の工務店ならハピナイス

豊橋市の注文住宅・工務店ならハピナイス

MENU MENU

STAFF BLOG

スタッフブログ

2022.09.06

【注文住宅】この素材は要注意!屋根・外壁のメンテ年数と費用相場を徹底解説!

「屋根と外壁、何を選ぶかで200万円以上は損します」

皆さん屋根や外壁の素材を選ぶ際、見た目のデザインや初期費用を気にする方は多いですが、住んだ後どれぐらいの周期でメンテナンスが必要で、その費用がどれくらいかかるのか、しっかり調べてから判断してる方は少ないイメージです。

 

ただ当たり前ですが家は建てて終わりじゃなくて、適切なメンテナンスを行って初めて、素材本来の効果が持続されるので、40年50年住むことを前提にトータル費用を算出しておかないと、後から「思ったよりお金がかかる」「違う素材にすれば良かった」という後悔につながってしまいます。

 

そこで今回は、「屋根と外壁の耐用年数、メンテナンス年数、50年間のトータル費用」を種類ごとにそれぞれご紹介して、長い目で見てどの素材が最善なのか、判断するための参考にしていただけると幸いです。

 

大工時代を含めて15年以上、たくさんのお客様の家づくりに携わった経験を踏まえて、有益な情報をできるだけわかりやすくお伝えしますので、ぜひこのタイミングでYouTubeのチャンネル登録をしていただき、最後までご覧ください。

●前提条件

 

まず今回の前提条件をお伝えすると、一般的に多い30坪の家の場合の試算で、それぞれの名称については、

 

・初期費用 家を建てる時にかかる材料と施工費

・耐用年数 メンテナンスを何もしなかった場合に、どれくらいその材料が持つか

・塗替年数 メンテナンスを行う適切な時期

・塗替費用 1回の塗替えで必要な費用

・トータル費用(50年) 建ててから50年の間で発生する塗替費用と初期費用を合計したモノ

 

と定義させていただきます。

 

●外壁

 

それでは早速、外壁5種類を上から順に解説しますが、メーカーやグレードによって若干違いがあるので、あくまで目安として聞いていただけると幸いです。

・窯業サイディング

 

まず窯業サイディングは、セメントを加工して作った外壁材で、日本の住宅では1番多く採用されています。こちらの初期費用は約150万円、耐用年数は約30年で塗替年数は約15年、塗替費用は約120万円、50年間のトータル費用は約510万円になります。

・ガルバリウム鋼板

 

次にガルバリウム鋼板は、薄い鉄板を塗装した外壁材で、耐久性が高くシンプルなデザインが人気で、最近は採用される方が増えています。こちらの初期費用は少し高めの約200万円、耐用年数は約40年で塗替年数が約30年、塗替費用は約150万円で50年間のトータル費用は約350万円になります。

・塗り壁(SOi)

 

次に塗り壁は、樹脂系の素材で、今回は当社で標準採用しているSOiをベースにご紹介したいと思います。こちらの初期費用は約300万円、耐用年数は約30年で塗替年数も約30年、塗替費用は約150万円で50年間のトータル費用は約450万円になります。

・タイル

 

次にタイルは、粘土などを高温で焼いた陶器の外壁材で、耐久性が高く独特の高級感を味わえるので、邸宅や北欧系のテイストで良く採用されます。

 

こちらの初期費用はダントツの高さで約400万円、耐用年数が約60年で、塗替の変わりにジョイントのコーキング補修が約15年毎に必要で、足場代含めて1回約40万円はかかるので、50年間のトータル費用は約480万円になります。

・樹脂サイディング

 

最後樹脂サイディングは、北米で非常に高いシェアを誇る外壁材で、耐久性が高く、本場アメリカの輸入住宅が好きな方に人気があります。

 

こちらの初期費用も高めで約350万円、耐用年数が約60年で、タイル同様塗替の変わりにジョイントのコーキング補修が約15年毎に必要で、足場代含め約40万円はかかるので、50年のトータル費用は約430万円になります。

 

※金額や年数は目安になっています。

 

外壁材についてまとめると、窯業サイディングの初期費用は安いですが、塗替頻度が多いので結果的なトータル費用としては1番高いという結果になっていて、ガルバリウム鋼板がダントツに安い、意外とその他3つの外壁材は50年間で比べるとそこまで差がない事がわかります。

●屋根

 

続いて屋根材についても、4種類を上から順に解説しますが、外壁材と同じく、メーカーやグレードによって若干違いがあるので、あくまで目安として聞いていただけると幸いです。

・瓦

 

まず瓦は、古くから使われている粘土を高温で焼いた陶器の屋根材で、耐久性が非常に高く、和風系の住宅で良く採用されています。

こちらの初期費用は高めで約200万円ですが、耐用年数は約60年、塗替年数も基本不要なので、50年間のトータル費用は約200万円になります。

・スレート

 

次にスレートは、セメントを加工して作られた屋根材で、今回ご紹介する屋根材の中では1番コストが抑えられていて、一時期非常に流行しました。

 

こちらの初期費用は約80万円、耐用年数は短めの約20年で塗替年数も約10年、塗替費用は約40万円かかるので50年間のトータル費用は約300万円になります。

・ガルバリウム鋼板

 

次にガルバリウム鋼板は、外壁材でもご紹介した金属系の材料で、屋根の角度を緩くできるので、シャープなデザインの外観を作る際に良く採用されています。

 

こちらの初期費用は約130万円、耐用年数は約30年で塗替年数も約30年、塗替費用は約40万円かかるので50年間のトータル費用は約170万円になります。

・アスファルトシングル

 

最後のアスファルトシングルは、ガラス繊維を加工した屋根材で、もともとアメリカで良く使われている材料なので、日本でも輸入住宅を中心に採用されています。

 

こちらの初期費用は約100万円、耐用年数は約30年で塗替年数は約15年、塗替費用は同じく約40万円かかるので50年間のトータル費用は約220万円になります。

 

※金額や年数は目安になっています。

 

屋根材についてまとめると、瓦は再塗装が不要なので50年のトータル費用は非常に安いですが、最近は地震が増えている影響で屋根の重さを気にする方も多くて、初期費用やトータル費用、屋根材の軽さなどを踏まえて、ガルバリウム鋼板がここ数年の主流になっています。

 

あとスレートやアスファルトシングルを採用したい場合は、途中で再塗装をしても素材自体の寿命が短い事もあって、環境によっては50年持たずに全面張替えになる可能性があるので、できるだけ耐久性の高いメーカー、グレードを選ぶようにしましょう。

●まとめ

 

外壁も屋根もいろいろな種類や選択肢がありますし、見た目のデザインや耐久性、トータルコストも結構変わってくるので、事前に理解したうえで素材選択をしていただいて、暮らしてから想定外の出費がかからないように計画していただけると幸いです。

 

ちなみに以前の動画で、外壁材や屋根材のメリット・デメリット、失敗しない素材の選び方、固定資産税が高くなる要注意な材料について詳しくお伝えしているので、興味のある方は下のリンクからぜひご覧ください。

 

ご覧いただきありがとうございました。

今後も随時更新予定です!

ぜひ、チャンネル登録をお願いいたします。

 

ARCHIVE

CATALOG

カタログ・資料請求

ハピナイスの歴史と家づくりへの想いを詰め込んだ「コンセプトブック」と、HPでは紹介しきれないこだわり空間を体感できる「施工事例集」をお届けします。 どちらも家づくりの参考になる情報が満載です。

EVENT

開催中のイベント
モデルハウスはこちら

開催中のイベント・モデルハウスはこちら

ハピナイスのこだわりが詰まったモデルハウスの公開、施主様邸の完成見学会や各種イベントを常時行っておりますので、お気軽にご来場くださいませ。

営業時間:10:00〜18:00 (定休日:水曜・木曜)

イベント予約 資料請求 ページトップへ