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2020.09.08

【デメリット暴露】吹き抜けで失敗する理由とその解決策を伝授!

 

私は大工時代を含め15年ほど、多くの吹き抜けのあるお宅を建てたり拝見したりしましたが、実際に住んでいる方の声を聞くと、必ずしも良い面ばかりではありません。
吹き抜けとはリビングや玄関などの天井を取り外し、2階の天井まで突き抜けている間取りのことです。
目線が高くなり開放的に感じるため、家を建てるならぜひやってみたいという方が多く、たいへん人気があります。 

基本的に私は吹き抜け大賛成派で、環境や住まい方によってはメリットの方が多いと感じています。
しかし、今回はあえて吹き抜けのデメリットを4つ詳しくお話しして、それでも付けたい、メリットがありそうだと感じる方に、その解決策をお伝えしようと思います。 

これを読んでもらえれば、欠点を知らずに吹き抜けにしてしまい、「付けなければよかった」と後悔することを防げますので、ぜひ最後まで目を通してください。

 

吹き抜けの4つのデメリット

結論からお伝えすると吹き抜けのデメリットは、次の4つになります。

 ①冷暖房の効きが悪い

②2階の間取りに制限が出る

③吹き抜けの中央が暗くなる

④ 1階の音が2階の部屋に響く 

順に詳しく解説をしたいと思います。

 

①冷暖房の効きが悪い

まず1つ目のデメリットは、みなさんも聞いたことがあると思いますが、冷暖房の効きが悪いという点です。
実際に作ったお宅で体感させてもらうと、天井が抜けていて普通のリビングより空間が大きいため、正直冷暖房の効きは良くありません。
夏は暑い空気が上にいき、エアコンの冷気が下にたまるためまだ良いのですが、それでも空間が大きい分しっかり冷えるまでに、かなり時間がかかります。
当然電気代もかかりますから、光熱費という面でも覚悟した方がいいと思います。
 

冬の暖房に至ってはさらに厳しく、温めてもその空気が2階の天井に上がってしまうため、リビングにいる人はかなり寒い思いをすることになります。

 

シーリングファンでは解決できない

よく、シーリングファンという大きなプロペラのようなものを、天井に付ければ大丈夫と言う住宅会社もあります。
しかし、上がってしまった暖かい空気をかき混ぜるだけなので、多少暖まるのは早まりますが、効果抜群という程ではありません。 

また、夏はシーリングファンを回せばその下は涼しいのでは?と思うかもしれませんが、それは普通の天井の高での話です。
夏場に吹き抜けでシーリングファンを回してしまうと、上にたまった暑い空気が下に降りてきてしまい、余計に暑くなってしまいます。

 

「冷暖房の効きが悪い」ことの解決策

続いてこの「冷暖房の効きが悪い」というデメリットの解決策をご紹介します。
それはずばり、保温性の高い家をつくることです。 

やはり吹き抜けは物理的に空間が大きいため、冷暖房の時間がかかるのは仕方ありません。
そこで冷暖房を外に逃がさない、保温性の高い家にしてあげると、天井から足元までしっかり冷暖房が効く家になります。

 保温性を高めるためには、断熱性能と気密性能を上げることが大切です。
特に気密性能を高めるとシーリングファンによる空気循環が円滑になり、温度のバリアフリーが生まれ家全体を同じ温度に近づけることができます。 

また、冷暖房を外に逃さない家なら、エアコンを点けたり消したりせず、適温で動かし続けることで、程よい温度の吹き抜けにできるのです。

 

②2階の間取りに制限が出る

2つ目のデメリットは、2階の間取りに制限が出ることです。
吹き抜けはリビングの真上を空間として使うため、そこに2階の部屋や収納などを取ることはできません。
そのため、2階の夫婦の寝室や子供部屋が小さくなったり、部屋は確保できたけど収納が少なかったりする可能性があります。 

2階の日当たりの良い場所が吹き抜けに

また、大抵のお宅はリビングが日当たりの良い南に面しているため、その上を吹き抜けにすると、2階の日当たりの良い場所も吹き抜けが取ることになります。
そのため、2階で南に面して日当たりを良くできる部屋が、限られてしまいます。

 この解決策としては、子供部屋に2階の日当たりの良い場所を譲り、1階に夫婦の寝室やウォーク・イン・クローゼットを持ってくる、という方法もあります。
ただ2階の間取りが制限を受けるのは事実なので、その点を十分に承知した上で、吹き抜けは取るようにしましょう。

 

設計力の高い会社に相談する

どうしても吹き抜けを取りつつ、2階の間取りを我慢したくないのであれば、設計力の高い会社に相談することをお勧めします。
吹き抜けを付けて日当たりを考慮しながらも、動線を確保した住みやすい間取りプランを提案してくれるはずです。
まずはその会社の施工事例をたくさん見たり、モデルハウスや完成見学会に参加したりして、設計力やプランコンセプトを確認しましょう。 

 

③吹き抜けの中央が暗くなる

3つ目のデメリットは、吹き抜けの中央が暗くなるということです。 

吹き抜けは天井が2階の高い位置になるため、そこに照明を付けても光が十分に届かず、吹き抜けの中央が暗くなってしまいます。
もしお子さんがそこで本を読んだり、宿題をやったりすることを考えると、目を悪くさせてしまいそうで心配です。 

 

暗くなることは照明の付け方で解決

これを解決するには吹き抜けの中央に、化粧梁という飾りの木材を横に渡してあげて、そこに照明を付ける方法がありますが、吹き抜けの開放感が半減してしまいます。 

また、吹き抜けの壁面にスポットライトを設置する方法もありますが、壁面照明は視界に入るとまぶしく感じる恐れもあります。

 

このように吹き抜けの照明の付け方は、かなり慎重に打ち合わせをする必要があるため、やはり設計力の優れた住宅会社に、依頼するようにしましょう。

 

④ 1階の音が2階の部屋に響く

最後のデメリット4つ目は、1階のリビングの話し声やテレビの音が、吹き抜けに面した2階の部屋に響いてうるさいという点です。 

吹き抜けは縦に長い筒のようになっているため、トンネルの向こう側から聞こえる声のように、下で話している声がそのまま2階に伝わってきます。
さらに、吹き抜けは高気密・高断熱の家に作ることが多いのですが、そのような家は隙間が少なく外の音があまり入ってこないため、家の中の音が余計に気になります。 

今日は疲れたので早く寝たいときや、集中して勉強したいときなどは、1階の声がすごく気になってしまうのです。

 

1階の音が響くことの解決策

このデメリットの解決策は、1つは吹き抜けと部屋の間にある壁の中に、断熱材のような音を遮ってくれる材料を入れる方法があります。
あるいは、吹き抜けと部屋の間が壁一枚という間取りにせず、クローゼットなどの収納を挟むのも有効です。 

音には空気を伝わる音と、壁や床を伝わる振動の音の2種類があるため、壁に対策をするだけで音を完全に防ぐのは難しいのですが、やるとやらないでは大きな違いがあります。
このデメリットは少し地味かもしれませんが、実際に吹き抜けがある家に住む方からは結構聞く話です。
これから受験を控えたお子さんがいる方や、仕事の都合で早く寝ることがある方は、特に気にしてみてください。

 

まとめ

吹き抜けは開放的で見た目も良く、リビングに光を取り入れたり、空気循環を良くできたりするなど、メリットはたくさんあります。
ただ、残念ながらデメリットもいくつかあるため、良い面だけを見て選んでしまうと、後悔してしまうプランの代表格です。

 ①冷暖房の効きが悪い

②2階の間取りに制限が出る

③吹き抜けの中央が暗くなる

④ 1階の音が2階の部屋に響く

 この4つのデメリットを理解して適切な対策を取れば、吹き抜けはプラスの要素をたくさんもたらしてくれます。 
一番避けてほしいのはデメリットを知らずに付けてしまい、住んでからその欠点に気づくことです。
メリット・デメリットを明確に知り、できる限りの対策をして納得の上で作れば、きっと満足のいく家づくりになるでしょう。

 

ご覧いただきありがとうございました。

今後も随時更新予定です!

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