2023.01.22
【注文住宅】貼らなきゃ良かった…壁の内装タイルで後悔する4つの事例をご紹介!
「壁のタイル、やめておけば良かった…」
皆さんもせっかくマイホームを建てるなら、リビングや玄関、洗面がおしゃれになるように、壁にタイルを貼りたいと考える方もいると思います。ただ見た目的には満足しても、意外とデメリットも多いので、生活してみたら「失敗した」という声が一定数あるのも事実です。
そこで今回のブログでは「壁の内装タイルで後悔する4つの事例」を詳しくご紹介しますので、暮らしてから「思ったより大変」「もっと考えれば良かった」と失敗しないように、タイルの採用可否を考える参考にしていただけると幸いです。
大工時代を含めて15年以上、たくさんのお客様の家づくりに携わった経験を踏まえて、有益な情報をできるだけわかりやすくお伝えしますので、ぜひこのタイミングでYouTubeのチャンネル登録をしていただき、最後までご覧ください。
あとにサイトのトップページにイベント情報も載ってますので、良かったらご参加ください。それでは1つずつ解説します。
1.洗面化粧台
内装タイルの後悔事例1つ目は、洗面化粧台です。
最近は洗面台を脱衣室に置かずに、玄関ホールや廊下に設置して、来客の方にも気兼ねなく使ってもらえるような間取りがトレンドになっています。
そうなるとやはり既製品のユニットタイプではなく、洗面台も造作でおしゃれにしたい、自分の好きなタイルを貼りたいという方が多い一方、カビに悩まされて後悔している方も一定数いらっしゃいます。
実際に私の家もそうですが、洗面の壁にタイルを貼る場合はそこまでカビる事は少ないと思います。ただ一番大変なパターンは、カウンターの天板部分もタイルで仕上げる場合です。
カウンター天板はどうしても水が付着しやすい場所で、水栓が立ち上がりのタイプだとその根本に水が溜まって、水垢やヌメリの原因になり、障害物にもなるのでカウンターの掃除もしにくくなります。
あとはタオルが掛けてある壁まで手を動かす時に水滴が落ちたり、顔を洗う時にボウルの手前に水滴が落ちたりして、大人なら多少の配慮もできますが、子どもだと問答無用でビシャビシャにしてしまいます。
これも毎日掃除をすれば問題ないですが、隅とかボウルの縁とかに意外と水滴が残って、気づいたらタイルの目地やコーキングに赤カビが発生しているパターンも少なくありません。
そのため洗面台の天板にもタイルを使いたい方は、防カビ仕様の目地やコーキングを採用していただき、こまめに掃除するように心がけましょう。
2.キッチン
内装タイルの後悔事例2つ目は、キッチンです。
こちらもタイルスポットとしては人気の場所で、キッチン裏のカップボードの上に貼るならそこまで気にしなくても大丈夫ですが、キッチン内側の立上りの壁やレンジフードの下に貼る場合は、後悔する可能性が高く注意が必要です。
一般的にキッチン部分の壁は、専用のキッチンパネルにする方がほとんどですが、どうしてもデザインが単調になりがちです。かといってクロスにすると一瞬で汚れてしまうので、キッチンに立った時に気分が上がるように、タイルを選択される方も一定数いらっしゃいます。
ただタイルはイメージの通り掃除が結構大変で、表面にザラつきや凹凸があるデザインはおしゃれになりますが、キッチンパネルのようにサッとひと拭きという訳にはいかなくなります。
目地部分にクレンザーを塗って歯ブラシでこすったり、料理の度に拭く作業が最初は良くても、段々と面倒くさくなる方が多いです。
しかも一枚一枚が大きいタイルならまだ良いですが、モザイクタイルのような小さいモノを選ぶと、目地がメチャクチャ増えますし、普通の四角形ではなくコラベルのような変わった形や、大きさが不均等なタイプだと、おしゃれで個性は出ますが、掃除の手間が2倍、3倍に膨れ上がります。
なのでキッチン部分にタイルを貼る場合には、掃除が大変になる事をしっかり念頭においたうえで計画し、なおかつタイルの種類もしっかり吟味して選ぶようにしましょう。
3.玄関
内装タイルの後悔事例3つ目は、玄関です。
玄関は家族が毎日必ず使う所で、来客の際にも一番目につく場所になるので、家の顔としておしゃれにしたいとタイルを貼る方が多いですが、タイルの施工場所や種類によっては後悔につながってしまいます。
基本的にタイルは表面が固くて、耐久性が高いというメリットがありますが、勢いよくぶつかったりすると怪我をしやすい材料でもあるので、小さなお子さんがいるご家庭は注意が必要です。
実際に私も3人の子どもがいますが、どんなに注意しても、家の中を走り回って聞きませんし、言わんこっちゃないという感じで、たまに滑って転んだり、ぶつかって泣いたりしています。
正直、走り回るのは仕方がないと思うので、玄関にタイルを貼るにしても、お子さんの手が届かない下駄箱の上に貼ったり、タイルで角を作らないように壁の平面だけに貼ったりして、それでも心配なら角専用のクッション材を壁に付けると安心できます。
あとはタイルの種類も、表面がツルツルの平らなモノなら良いですが、高級感を出すためにゴツゴツした岩っぽいデザインにしたり、凹凸のあるようなデザインを選ぶと、先程のぶつかる意味でも危険です。
また表面のザラつきのお陰でホコリも溜まりやすく、拭こうとしても雑巾やハタキが引っかかり掃除も中々しにくいです。
なので好みもあるので一概には言えないですが、タイルを貼る場所によっては少し危ない事を理解していただいて、デザインの種類も含めて計画するようにしましょう。
4.リフォームが大変
内装タイルの後悔事例4つ目は、リフォームが大変という事です。
まずは前提として、壁に一般的なクロスを貼ると思うと、タイルは初期費用が10倍ぐらいは高くなります。
タイル本体の値段も高いし、クロスなら床から天井までを1mぐらいの幅でバサッと貼れますが、タイルの場合は何十枚~何百枚という単位で、1枚ずつ水平垂直を見ながら貼らないといけなくて、さらに目地を入れる工程も余分にかかるので、人件費もかなり変わってきます。
しかもタイルは重さのある素材で、剥がれ落ちないように接着剤でガッチリ固定するので、もし将来違う壁の仕上げに変えたいとなった場合にも、表面だけ剥がすというより下地ごと撤去してやり直さないといけなくて、それ相応に工期もかかり比例して費用も上がります。
将来的に貼替えを考えてタイルを選ぶ人は少ないと思いますが、万が一飽きたとか、掃除が面倒くさいからリフォームしたいとなった際には、結構大変でお金もかかる事を念頭においたうえで、タイルの採用可否や種類、施工場所を選んでいただけると幸いです。
●まとめ
タイルの事例については以上になりますが、以前の動画で、今流行りの内装デザインや素材ごとのメンテナンス周期、費用相場について詳しく解説しているので、興味のある方は下のリンクからぜひご覧ください。
ご覧いただきありがとうございました。
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