【税金が増えて失敗?!】太陽光は?床暖房は?固定資産税が増えるマイホームの基準を完全網羅!【後編】 | 豊橋市の工務店ならハピナイス

豊橋市の注文住宅・工務店ならハピナイス

MENU MENU

STAFF BLOG

スタッフブログ

2022.04.08

【税金が増えて失敗?!】太陽光は?床暖房は?固定資産税が増えるマイホームの基準を完全網羅!【後編】

前回のブログでは、総務省が出している11項目のうち、建物を構成する基本的な部分、屋根、外壁、床、基礎、構造の5つの基準について、それぞれ選ぶ材料や設備、工法によって固定資産税の評価がどのように変わるかをご紹介しました。今回は残り6項目について詳しくお伝えして、自分たちが選ぶ素材や設備によって、マイホームの評価がどれぐらいになりそうか、ある程度判断できるようになってもらいたいと思います。

 

なのでまだ前編の動画を見ていない方は、まずはそちらをご覧いただいた方が固定資産税の基本事項や、全体を理解しやすいと思うので、下のリンクからチェックしてみてください。

 

大工時代を含めて15年以上、たくさんのお客様の家づくりに携わった経験をふまえて、これから家を建てる人が失敗しないための情報を、できるだけわかりやすくお伝えしますのでぜひ最後までご覧ください。

 

●固定資産税の基準6項目

 

まず結論からいうと、今回ご紹介する固定資産税の基準、残り6項目~11項目はこちらです。

 

6.内壁仕上

7.天井仕上

8.建具

9.建築設備

10.仮設

11.その他

 

それではそれぞれ解説します。

 

6.内壁仕上

 

固定資産税の基準6つ目は内壁仕上げで、細かく表のように仕上げとグレードが分かれています。

まずクロス貼りは、一般的なビニールクロス、紙クロス、布クロスなど、種類が違っても全て同じ評点数で5,200点になります。木を使った木質系はその種類によって評点数が変わり、上はヒノキやスギ板などで16,580点、中は化粧合板で10,190点、並はOSBやラワン合板で3,190点になります。

 

次の塗り壁は、漆喰やモールテックスなど塗り壁全般を指していて17,050点、内装タイルは前回ご紹介した床と同じで、タイル本体の大きさによって評点数が変わり、30cm角ぐらいが中で21,390点、20cm角未満が小で16,740点になります。

 

石材系は、特から並の4段階で11,4840点~40,630点までありますが、石の種類やグレードというより、基本的には石本体の値段に応じて4つに振り分けるようです。

 

次の合成樹脂板は8,340点で、洗面台の周りやトイレなど、水ハネを気にする部分に貼るクッションフロアみたいな塩ビ系の素材の物です。その下の鋼板が7,330点、ステンレス板が13,930点で、こちらもあまり多くないと思いますがキッチン周りに貼るイメージになります。

 

次のサイディングは、12,890点でおそらく内装用のことを指していて、下地に良く使われる石膏ボードをそのまま表しの場合には、2,130点が加算されます。

 

まとめるとクロスや塗り壁、タイルなどはいろいろな種類があり素材本体の値段もピンきりですが、なぜかそれらが一括にされているので、標準で例えば普通のクロスと漆喰クロスを選べる場合には、漆喰クロスを選んだ方が得した気分になれることがわかります。

7.天井仕上

 

固定資産税の基準7つ目は天井仕上げで、こちらは内壁仕上げと似ているのでサラッとご紹介します。

まず木質系についてはそれぞれ2,780点~10,480点まで4段階に分かれていて、特が和室に施工するような竿縁天井や網代天井のイメージ、上がレッドシダーや杉板貼りのイメージ、中や並は内壁と同じで、化粧合板やOSBのイメージで加算されていきます。

 

クロス天井と塗り天井、石膏ボードも先程の内壁仕上げと同じような括りで、最後の浴室天井は一般的なユニットタイプのお風呂ではなく、樹脂系の素材で天井を1から作る場合に加算されるイメージになります。

8.建具

 

固定資産税の基準8つ目は建具で、家の中のドアや窓サッシなど幅広い内容を、表のようにざっくり3段階で評価されています。

こちらは例えば15,190点の並なら玄関ドアはK4仕様の片開きで、窓サッシはアルミのペアガラス、室内ドアの仕上げはプリント合板という感じで、それぞれ建具の組み合わせが決まっていて、評価する家が上中並のどれに当てはまるかを判断して評価しているイメージだと推測されます。

 

なので実際に窓サッシだと、リビングに採用されているグレードを基準にするので、地域によっても多少変わるかもしれませんが、樹脂サッシのトリプルガラスが上で25,300点、アルミ樹脂複合のペアガラスが中で、18,560点の評価になります。

 

ちなみに窓の種類や断熱性、選ぶときの注意点については、別の動画で詳しく解説しているので、興味のある方は下のリンクからぜひご覧ください。

9.建築設備

 

固定資産税の基準9個目は建築設備で、結構ジャンルが多い上に細かく分かれているので、ある程度どのお客様にも共通する代表的な部分を2つの表にしてお伝えしていきます。

まず1つ目の表、上から電気設備ですが、スイッチ1箇所につき5,640点、コンセントが5,570点、照明はダウンライトでもペンダントライトでもスポットライトでも、一律1箇所8,810点になっていて、一般的なカメラ付きドアホンが46,810点で評価されています。

 

次に給水給湯設備ですが、使用口は洗面台とかの蛇口のことで1箇所960点、給湯器はエコジョーズなど24号サイズの追い焚き機能付きで223,000点、貯湯式は電気でお湯を沸かすエコキュートのことで、一般的な370Lサイズで303,100点になっています。

 

最後の衛生設備ですが、一般的な洋式トイレが61,900点、住宅での需要は少ないですが小便器が37,900点、その下の洗面器が造作洗面台のイメージで44,600点、収納や鏡が一体になったユニット式の洗面化粧台が62,730点、洗濯流しは今時の言葉でいうと、靴や洗濯物をつけ置きするためのスロップシンクのことで、ちょっと高めの54,140点が加算されます。

 

ちなみに、コンセントを付ける位置や失敗しない照明の選び方、トイレを選ぶ際の注意点や掃除がしやすいメーカーについては、別の動画で詳しく解説しているので、興味のある方は下のリンクからぜひご覧ください。

次に建築設備2つ目の表、上から浴室関係ですが、一般的なユニットバスが379,850点、浴槽など下半分だけユニットで壁はヒノキ貼りみたいな造作風呂で248,090点、檜風呂がほしい場合は浴槽の上で314,120点、造作でお風呂は作るけど素材はFRPで十分の場合は49,520点になります。

その下の浴室換気乾燥機は、そのままの意味で51,950点、スポーツジムとかにあるような簡易的なユニットシャワーが185,310点になります。

 

次にキッチン関係ですが、一般的なシステムキッチンで297,800点、簡易的なミニキッチンで108,000点なので、基本的にメーカーやグレードによっての括りは無いイメージです。その下の流し台やレンジフードは、造作でキッチンを組み合わせて作る場合の評点数になります。

 

次に空調設備はエアコンのことで、一般的な壁付けのエアコンは、家電になるので固定資産税には関係ありません。しかし、全館空調とか天井に埋め込むタイプだと建物本体の設備と区分けされるので、1箇所に付き8,430点加算されてしまいます。

 

最後の換気設備は、法律で義務付けられている24時間換気設備のことで、ダクトレスの場合は1箇所に付き630点ですが、ダクト式のタイプだとものによって1.7倍とか3倍に補正されるので、結構割高になります。

 

ちなみに、失敗しないお風呂の選び方やおすすめのキッチン設備については、別の動画で詳しく解説しているので、興味のある方は下のリンクからぜひご覧ください。

10.仮設

 

固定資産税の基準10個目は仮設工事で、これは家を建てるときに、敷地の周りに安全確保のために立てるフェンスなどのことを指しています。これは工事が完了したら撤去してしまうので、検査員が見て判断するというより、全ての建築物に自動的に建物の面積1㎡×2,190点が課税されるイメージになります。

11.その他

 

固定資産税の基準11個目はその他で、今回は4つご紹介したいと思います。

 

まず1つ目が階段で、1箇所に付き188,670点なので、3階建てやロフトがある場合には2箇所の計算になります。

 

次に2つ目がバルコニーで、評点数が48,270点なので、仮に3帖ぐらいのバルコニーを作った場合には、年間3,000円ぐらいの固定資産税が必要になります。

 

次がエレベーターで住宅に設置するケースは少ないですが、1箇所で1,788,000点にもなるので、年間2万円前後の固定資産税アップは覚悟した方が良いことになります。

 

最後4つ目が天窓で、開閉できるタイプで1箇所102,900点、FIXの固定式で59,460点なので、一般的な壁の窓サッシと思うと割高なのがわかります。

 

●まとめ

 

今回ご紹介した固定資産税の基準、残り6項目~11項目はこちらです。

 

⑥内壁仕上

⑦天井仕上

⑧建具

⑨建築設備

⑩仮設

⑪その他

 

前編も含めた11項目の全てを足した総合得点が固定資産税評価額で、これに標準税率の1.4%を掛けると固定資産税を算出できます。

 

あと実際には、家の価値は少しずつ下がっていくため経年補正率もあり、初年度が0.8掛けからスタートして、それぞれ木造が25年、鉄骨が30年、鉄筋コンクリートが60年かけて0.2%まで徐々に下がっていくイメージで、税金のことだけ考えると木造が1番有利なのがわかります。

 

ただ税金は安いに越したことはないですが、家づくりはそれだけで選択するものではないと思うので、自分達が実現したいライフスタイルや価値観を大切にしながら、どうしても選ぶのに迷った時の判断材料の一つとして、今回の内容を参考にしていただいて、素敵なマイホーム建築をかなえていただけると幸いです。

 

ご覧いただきありがとうございました。

今後も随時更新予定です!

ぜひ、チャンネル登録をお願いいたします。

 

ARCHIVE

CATALOG

カタログ・資料請求

ハピナイスの歴史と家づくりへの想いを詰め込んだ「コンセプトブック」と、HPでは紹介しきれないこだわり空間を体感できる「施工事例集」をお届けします。 どちらも家づくりの参考になる情報が満載です。

EVENT

開催中のイベント
モデルハウスはこちら

開催中のイベント・モデルハウスはこちら

ハピナイスのこだわりが詰まったモデルハウスの公開、施主様邸の完成見学会や各種イベントを常時行っておりますので、お気軽にご来場くださいませ。

営業時間:10:00〜18:00 (定休日:水曜・木曜)

イベント予約 資料請求 ページトップへ