2021.05.09
【積み重なると大きなストレス】新築住宅でよくある、小さな失敗7つを徹底解説!
皆さんも今のお住まいで「なんか使いにくいな」「もっとこっちにあればいいのに」とか、ちょっとした事だけど使い勝手が悪くてストレスに感じてしまう部分がありますよね?
賃貸マンションやアパートや実家ならしょうがないと割り切れますが、新しく建てたマイホームでも同じように感じてしまったらショックだと思います。
そこで今回のブログでは、毎日使う部分でストレスにつながってしまう可能性のある小さな失敗を7つご紹介して、暮らし始めてから「しまった」とならないように後悔を少なくできるようにしたいと考えています。
大工時代を含めて15年以上、たくさんのお客様の家づくりをお手伝いさせて頂いた経験を踏まえて、出来るだけ分かりやすくお伝えしますのでぜひ最後まで読んでください。
新築住宅の小さな失敗7連発
結論から言うと、新築住宅の小さな失敗7連発は次の通りです。
1.スイッチの位置
2.冷蔵庫の位置
3.玄関ドアの向き
4.トイレの音
5.お風呂の音
6.お風呂に入れない
7.カーテン費用
どれも小さな失敗ですが毎日の積み重ねで大きくなってしまうと思うので、チェックして頂けたら幸いです。
それでは1つずつ説明していきます。
1.スイッチの位置
新築住宅の小さな失敗1つ目は、スイッチの位置になります。
これはいくつかありますが、たとえばリビングの照明を消すのにわざわざリビングの奥の方までいかないとスイッチが無いとか、トイレや部屋の中にある照明スイッチがドアを開けた時に隠れてしまう位置にあり、ドアを閉めてからじゃないとON-OFFできないとか、本当にちょっとした事ですが毎日使う場所だと意外とストレスになってしまいます。
基本は住宅会社のコーディネーターの人が、そうならないように配慮してくれると思いますが、やはり人間なので見落としがあったりお客様の細かな生活動線や癖までは分からなかったりする可能性があります。
なので照明プランや電気配線図を提案された場合は一度持ち帰って、その家でどうやって暮らすのか?どこにスイッチがあったら便利か?どこでON-OFFしたいかをそれぞれ考えるようにしましょう。
2.冷蔵庫の位置
新築住宅の小さな失敗2つ目は、冷蔵庫の位置です。
これはプランの際に何を優先するかで変わる部分もありますが、キッチンの奥側とか手前でも動線が重なる所に冷蔵庫を配置すると、意外と不便だったりします。
キッチンを回遊する事ができるアイランドキッチンであればあまり気にする必要は無いですが、対面キッチンや壁付けの場合で奥の方に冷蔵庫があると、たとえば飲み物を取りに行くにしても料理をしている人の後ろを通らないといけなかったり、ガスコンロの前だと物理的に子どもが少し危なかったりします。
少しゆとりのあるキッチンスペースであればそこまで気にならないと思いますが、なかなかご予算や間取り的に難しい事もあるので、できれば冷蔵庫の位置は料理している人はもちろん家族みんなにとっても使いやすい位置を考慮して、設置するようにしましょう。
3.玄関ドアの向き
新築住宅の小さな失敗3つ目は、玄関ドアの向きです。
これは引き戸であれば解決される事ですがデザインや気密性能を優先して開き戸のドアがいいとなった場合に、右勝手か左勝手か開く方向によって使いやすさが変わったり、道路に対して玄関をどの位置に設置するのか、正面なのか横なのかでもプライバシー問題や動線なども変わってきます。
まずドアの開き方向ですが駐車スペースの場所によって開き勝手を変えてあげると、後ろに下がるステップバックという動作を減らす事ができるので、老後の事を踏まえても使いやすくなります。
あと玄関の位置ですが道路から向かって正面に付いていると、開ける度に外から家の中が見えてしまうので気にされる方は道路から直接見えない位置に玄関を設置したり、格子や壁など緩衝材を追加してプライバシーを守る必要があります。
ただこの時に気をつけてほしいのがプライバシー問題だけに注力してしまい、たとえば駐車スペースから遠くなってしまったりぐるっと回って入るみたいに動線が複雑になってしまうと、普通に暮らしにくかったり雨の時とか違う部分で不便に感じてしまうと思うので、バランスを考えながら検討するようにしましょう。
4.トイレの音
新築住宅の小さな失敗4つ目は、トイレの音です。
これは廊下を極力なくして動線を短くするプランの場合に起きる現象で、LDKとトイレが近い場合に音が聞こえてしまうという失敗です。
家族間であればトイレを使う方も音を聞いてしまう方もそんなに気にならないと思いますが、誰か友達とか来客の際にお客様に気を遣わせてしまうのも申し訳ないし、こちらも少し気まずくなってしまいます。
廊下を少なくすると面積も少なくできて建築費が抑えられる良い面もありますが、音や視線を気にする方もいると思うので出来るだけLDKからトイレを離したり、近くに設置するにしてもワンクッション壁を設けるとかして、直接見えない位置だったり音も聞こえにくいように工夫してプランを考えるようにしましょう。
5.お風呂の音
新築住宅の小さな失敗5つ目は、お風呂の音です。
これは正直どうしようもない事ですが、お風呂には必ず換気扇が付いていてダクトを通じて排気口から外に排気しますが、その時一緒にお風呂の音まで漏れてしまう可能性があります。
私もよく子どもと歌を歌ったりキャッキャしながらお風呂に入りますが、実は外から丸聞こえって事もあるので、近隣環境によっては近所迷惑になってしまうかもしれません。
なので住宅街だったり家と家の距離が近い場合には間取りプランを考える際に、構造的な問題や意匠デザインが大丈夫であれば、お風呂の排気口の位置なんかも少し配慮してあげると、気兼ねなく子どもと楽しく快適にお風呂に入れると思います。
6.お風呂に入れない
新築住宅の小さな失敗6つ目は、お風呂に入れない事です。
これはお風呂の換気扇にプラスαで乾燥機能が付いている浴室乾燥機という設備があり、洗濯物をお風呂の中で干して乾かせるという優れものです。
薄手の物なら一晩である程度乾きますが、乾燥機能を使って乾かしている間はお風呂に入れないという盲点があります。
夜遅く帰ってきてお風呂に入りたいとか、昼間に急遽雨に濡れたり汗だくになってしまってシャワーを浴びたいとなった時も、洗濯物を乾燥していると入れないので家族が多い方は注意が必要です。
なので浴室乾燥機はあくまでサブ的な要素で他に洗濯物を乾かすメイン場所とかがあり、補助的に使うという感じが個人的にはお勧めになります。
ちなみに浴室乾燥機などいろいろ便利そうな設備がある中で、オススメできない設備や逆にこれは付けたほう良いという設備について、別のブログで詳しくお伝えしてます。
興味のある方は下のリンクからぜひチェックしてみてください。
7.カーテン費用
新築住宅の小さな失敗7つ目は、カーテン費用です。
これは使い勝手やデザインというよりコストの話で、選ぶ種類や大きさによってピンからキリまであります。
ハピナイスの設計コンセプトとしては基本的にはカーテンを付けなくてもプライバシーが守られるように、窓の位置や大きさ、取付高さを配慮していくので、一般的な建物よりカーテン費用は抑えられる傾向にあります。
それでもリビングや吹き抜けには大きな窓を設置してカーテンを付ける事もあるので、その際に意外と費用がかかってしまいます。
この対策としては設計段階からできるだけカーテンがなくても大丈夫なように工夫する事と、間取りが決まったら早い段階でカーテン屋さんに打合せに行く事です。
場合によっては先に下地を入れておかないと設置できない商品もあるし、建物側に加工が必要な可能性もあるので前もって予算感覚をつかむ意味でも、後から「高い」とビックリしないようにカーテンのプランニングをするようにしましょう。
まとめ
最後まとめに入りますが、新築住宅の小さな失敗7連発は次の通りです。
1.スイッチの位置
2.冷蔵庫の位置
3.玄関ドアの向き
4.トイレの音
5.お風呂の音
6.お風呂に入れない
7.カーテン費用
それぞれの概要はここまでお話した通りですが、冒頭でもお伝えしたように皆さんも今のお住まいで「なんか使いにくいな」「もっとこっちにあればいいのに」とか、ちょっとした事だけど使い勝手が悪くてストレスに感じてしまう部分ってありますよね?
賃貸マンションやアパートや実家ならしょうがないと割り切れますが、新しく建てたマイホームでも同じように感じてしまったらショックだと思います。
今回ご紹介した7つは比較的小さな失敗事例ですが毎日積み重なるとストレスに感じてしまうし、ちょっとした配慮や工夫で防げる事が多いと思います。
基本はプロの設計士さんやコーディネーターさんと打合せを進めていくので問題はないと思いますが、すべて任せるというより自分たちでも予備知識があったほうが、より打合せも深く有意義な時間を過ごせるし、家づくりでの失敗も少なくできると思います。
今回のブログがこれからマイホームを考えている人にとって、少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。
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