2022.04.28
【注文住宅】シンボルツリーで後悔したポイント!オリーブ、シマトネリコ、人気の樹種7本を徹底解説!!
「このシンボルツリーは要注意です。」
シンボルツリー、マイホームを計画する際に一度は検討した事があると思いますが、玄関先や庭先に1本あるだけで、家の雰囲気はガラッと変わって、落葉樹であれば季節を感じられるし、夜になればライトアップして、いろんな表情を楽しむ事ができます。
ただ実際にシンボルツリーを植えたいと思っても、木にはたくさんの種類があって、それぞれ雰囲気や育てやすさとか特徴が違うので、しっかり吟味してから選ばないと、途中で枯れてしまうことがあります。
また思ったよりお手入れが大変になって結果的に撤去して、最初から植えなければ良かったとなるのは避けたいですよね?
そこで今回のブログでは、これからマイホームや外構工事を検討している方に向けて、代表的なシンボルツリー、7種類の特徴を詳しくご紹介したいと思います。
大工時代を含めて15年以上、たくさんのお客様の家づくりに携わった経験を踏まえて、有益な情報をできるだけわかりやすくお伝えしますので、ぜひこのタイミングでYouTubeのチャンネル登録をしていただき、最後までご覧ください。
●役割と種類
まず本題に入る前にシンボルツリーの役割を簡単にお伝えすると、名前の通り家を含めた敷地全体のシンボルになるのはもちろん、玄関とかリビングの前とかに植えれば、道路や他の家からの視線を遮って、家の中を見られないようにする目隠しの役割も担う事ができます。
あとはフォーカルポイントと言って、庭先や玄関付近に植えたシンボルツリーに視点が定まるので、そこを中心にデザインの統一感を出しやすかったり、家全体が引き締まった印象に見える効果もあります。
次に木の大まかな種類をお伝えすると、常緑樹と落葉樹という2つがあって、基本的に常緑樹は一年を通じて葉っぱが付いているので、秋や冬でも緑を感じられるし、葉っぱも落ちにくいので掃除もしやすい、目隠しとしての機能もずっと維持されるメリットがあります。
もう1つの落葉樹は、春先から夏にかけて葉が生い茂るので、窓の前に植えれば日差しを遮って、家の中が暑くなるのを抑えてくれます。
逆に冬は葉が落ちるので、暖かな陽の光を家の中にいっぱい取り込む事ができて、四季の移ろいを視覚的に感じつつ、パッシブデザインの要素も取り入れる事ができます。
今回は代表的なシンボルツリーとして、常緑樹を4種類と落葉樹を3種類ご紹介しますので、それぞれの特徴をよく理解した上で、場所や目的に合わせて選択するようにしましょう。
それでは1つずつご紹介します。
1.オリーブ
シンボルツリーの1つ目は、常緑樹のオリーブです。
オリーブは少しくすんだ緑色で、細長い葉っぱが放射状に伸びるのが特徴の木で、生い茂ってもそこまで葉っぱが密集した感じにはならないので、スッキリしたシンボルツリーの印象になります。
ただ注意点としては、逆に葉っぱとの間に隙間がちょっとできるので、目隠しを目的にする場合には少し物足りないイメージで、意外と外からの視線が気になってしまう可能性があります。
あとは乾燥に強く虫が付きにくいので、育てやすく丈夫な木ですが、その分どんどん枝が伸びるので、全体をきれいな形に維持するには、1年に1回ぐらいのペースで剪定する必要があります。
見た目が涼しげで色も濃すぎないので、プロバンス風やシンプル系、モダンデザインの家と幅広いテイストに合うので、玄関先や庭先で迷ったらオリーブを選択していただけると幸いです。
2.ソヨゴ
シンボルツリーの2つ目は、常緑樹のソヨゴです。
ソヨゴは少し光沢があって、丸みのある波打った葉っぱが特徴的な木で、冬には赤くて小さなさくらんぼみたいな可愛らしい実を付けるので、見た目的にも楽しめる木になっています。
成長スピードとしては比較的ゆっくりで、葉っぱが一定の間隔を空けながらまとまって生えて、横に伸びるというより、背が高くなって細長く育っていくイメージで、圧迫感は感じにくいので、さりげない雰囲気、主張しすぎない雰囲気になります。
あとは早い段階で全体の木の形が落ち着くので、枝とかの剪定が少なく済む木になっていて、なるべく庭の手入れに手間をかけたくないっていう方にもおすすめです。
3.ヤマボウシ
シンボルツリーの3つ目は、常緑樹のヤマボウシです。
ヤマボウシは鮮やかな緑色の丸みを帯びた葉と、全体的に整った形でシンボルツリーとしてよく使われていて、6月頃には白い大きな花が咲くので、見た目の変化も楽しめるようになっています。
ただ冬の寒さに弱い面があるので、なるべく日当たりが良い場所に植えるのと、関東より北の地域だと冬に葉を落とす事があって、常緑にならない可能性があります。
全体の見た目に癖がないので、基本的にどんなテイストの家にも合うイメージで、剪定に関しても毎年というより、枝が伸びて邪魔になったり、枯れてしまった部分だけ切ればいいので、比較的手間もかかりにくくて個人的に好きな木の1つになります。
4.シマトネリコ
シンボルツリーの4つ目は、常緑樹のシマトネリコです。
シマトネリコは、パッと見は先程ご紹介したソヨゴと同じような見た目で、葉っぱも小ぶりですが、成長スピードが早く剪定を繰り返してもどんどん大きくなっていくので、最初からある程度広い場所に植えるのがおすすめです。
あとは近くに配管などがあると、成長に合わせて根っこが伸びて干渉する可能性があるので、水回りの位置なども考慮して植えてあげます。
あと夏の暑さに強く育てやすい反面、冬の寒さには弱く、常緑樹ですが環境によっては落葉樹のように葉っぱを落とすので、お手入れが楽と思っていると後悔する可能性があります。
5.ハナミズキ
シンボルツリーの5つ目は、落葉樹のハナミズキです。
ハナミズキは4月上旬ぐらいから小さな可愛らしい花を咲かせ、夏には爽やかな淡い色の葉っぱが生い茂って、秋には赤い実が付いて紅葉するので、季節ごとに見た目が変化して、1年を通じて楽しめる木になっています。
花の色は白やピンクや赤っぽい色など、いくつかの種類がありますが、白のハナミズキは成長が比較的早くて、ピンクや赤のものは成長がゆっくりで枝も細めという特徴があります。
あと木の背は伸びますが枝は伸びすぎないので、剪定が楽で手間がかからない上に、全体的にスリムな形なので、限られたスペースに植えるのに適しているというメリットがあります。
6.ジューンベリー
シンボルツリーの6つ目は、落葉樹のジューンベリーです。
ジューンベリーは春に小さな白っぽい花を咲かせて、6月頃には赤い色の実を付けて、秋になると葉が紅葉するので、ハナミズキ同様、一年を通じて季節の移ろいを感じさせてくれます。
しかもジューンベリーの実は、甘酸っぱい味で食べられるので、お子さんとお庭とかで遊びながら、摘んで食べて楽しむ事ができます。
木の形は上に向かって広がるように成長して、葉は結構多めに付くので、剪定しようと思うと結構手間がかかりますが、どちらかと言うと自然に伸びた形や、葉の生い茂った感じがジューンベリーらしいと言えるので、ある程度ゆとりのある庭に植えて、そのまま成長させるのがおすすめです。
7.エゴノキ
シンボルツリーの7つ目は、落葉樹のエゴノキです。
エゴノキは6月頃に小さな丸い傘のような花が下向きに咲いて、独特の可愛らしさがあるので、シンボルツリーとしても人気な木の1つになります。
実際に雑木林なんかにも自生しているくらい、非常に丈夫な木で暑さ寒さに強いですが、先ほどのジューンベリーと同じで、全体がボリュームある感じに成長する上に、剪定が少し難しいので、少し広めの庭に自由に育てるのに向いています。
●まとめ
それぞれの概要はここまでお話した通りで、庭先や玄関先にシンボルツリーを植えると、家を含めた敷地全体の意匠性や雰囲気が良くなったり、場所によってはプライバシーの確保や日射遮蔽などの生活環境も良くする事ができます。
ただ植える樹種を間違えてしまうと、思ったより効果が無かったり、お手入れが面倒になってしまって、後悔につながってしまう可能性があります。
実際に外構という観点だと、シンボルツリー以外にも地面の仕上げ方やカーポートの設置などいろいろと考慮しないといけない事は多いので、興味がある方は下に貼ってあるリンクから他の動画も御覧ください。
今回のブログ内容が全てでは無いですが、これからマイホームを考えている人にとって、少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。
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