2025.10.30
平屋の窓デザインと最新事情|採光・デザイン性を兼ね備える工夫

こんにちは!ハピナイス(HAPINICE)です。
平屋を建てるなら、間取りや外観だけでなく「窓のデザイン」にもこだわりたいですよね。とくに、各部屋に適した採光や通風の工夫がされていると、日々の暮らしがより快適になります。
この記事では、「玄関」「リビング(吹き抜け)」「脱衣所・水回り」「寝室・子ども部屋」それぞれの空間に合った窓の配置や種類、そして地窓・高窓・掃き出し窓などの特徴を詳しく解説していきます。
この記事を読むと、間取りに合わせた採光計画のコツや、デザインと実用性を両立させる窓の選び方が分かります。明るく心地よい平屋を建てたいご家族は、ぜひ最後まで読んでみてください!
平屋で使える窓の種類とその特徴

掃き出し窓|リビングやウッドデッキと相性抜群
床から天井までの高さがある掃き出し窓は、室内と屋外の一体感を生み出し、開放感を最大限に高めてくれます。掃き出し窓からそのままウッドデッキやテラスに出られる間取りは、小さな子どもやペットがいる家庭にもぴったりです。
高窓|視線を気にせず光を取り込む
壁の高い位置に設置する高窓は、外からの視線を気にせず、明るさとプライバシーを両立できる優秀な窓。
特に玄関・トイレ・脱衣所におすすめで、最近はリビングでの使用が人気。吹き抜け空間と組み合わせると、昼間は照明がいらないほど明るくなります。高窓は天井を高く見せる効果もあるため、狭小地の平屋でも広がりを感じさせるテクニックとして有効です。
地窓|落ち着きと風情を演出するアクセント
床に近い位置に取り付ける地窓は、和の趣を感じさせたり、庭のグリーンを切り取るように見せたりする視覚効果が魅力です。明るすぎず、室内の空気感を和らげる役割もあります。視線の高さを避けることで、防犯性も高まるのが地窓のメリット。玄関や廊下、和室などに取り入れると、ちょっとした癒しの空間になります。
スリット窓|目線を遮りながらも光を採り入れるデザイン性
スリット窓は、細長く縦もしくは横に切り取られたような形状の窓で、デザイン性が高く、採光とプライバシーを両立したい空間に最適です。
壁の一部として自然に溶け込むため、外観のアクセントにもなります。主にトイレや廊下、玄関など、視線を遮りたいけれど自然光は取り入れたい場所で活用されます。こちらもリビングで人気。スリット窓を複数並べることで、やわらかな光がリズムよく入り、室内に洗練された雰囲気を演出してくれます。ラインが空間をスッキリと見せる効果もあり、モダンな平屋の窓デザインにぴったりです。
部屋ごとに考える!平屋の採光と窓デザインの工夫
平屋はワンフロアでつながるからこそ、部屋ごとの採光計画が住まい全体の心地よさに直結します。
それぞれの空間に適した光の取り入れ方を意識すれば、明るく、暮らしやすい家になります。ここでは、平屋の主要な部屋ごとに最適な窓の配置や採光方法をご紹介します。
玄関の採光|印象を左右する「明るさ」の演出
玄関は住まいの第一印象を決める空間。自然光が入りづらい位置にあることが多いため、縦長のスリット窓や高窓を設置して、外からの視線を遮りながらも明るさを確保するのがポイントです。
たとえば東向き玄関なら、朝日を取り入れる配置にするだけで、出勤・登園時の気分がぐっと明るくなります。
ハピナイスの事例では、玄関ホールに地窓や高窓を組み合わせることで、自然光と柔らかい光をバランスよく演出しています。

こちらはドアとサイドに縦長のスリット窓、土間収納の上には高窓でしっかり採光がされた明るい玄関です。
収納が多いとごちゃごちゃ生活感も出やすい場合がありますが、薄暗くないのでジメジメとした感じがなく、心地よい空間となっています。

こちらは地窓で採光された玄関土間。
通りに面した位置の窓ですが、視線を遮りながらしっかり採光できています。
平屋リビングの採光|掃き出し窓と高窓の相乗効果
リビングは家族が集まる中心的な空間だからこそ、明るく開放的にしたいもの。
南側に掃き出し窓を設けるのが一般的ですが、それに加えて高窓を設けると、上部からも光が降り注ぎ、一日を通して明るさが保たれます。
ハピナイスの施工事例では、平屋でも空間を広く感じさせるリビングが人気。視線の抜けと採光を同時に確保し、天井を高く見せる工夫がされています。

こちらの平屋のリビングには、掃き出し窓に加え、通常より高めの天井に高窓が設置されています。
空間を広く感じさせ、明るくスタイリッシュなリビングですね。

こちらはウッドデッキに面した掃き出し窓と、勾配天井で空間を広く使った平屋のリビングです。
ウッドデッキもリビングの一部のように感じさせるテクニックです。

こちらはコンパクトな平屋のリビング。
同じくウッドデッキに面した掃き出し窓で、隣家や通りからの視線が気になりません。
掃き出し窓の上も高窓になっていて、勾配天井からたっぷり光が入ってきます。
視線に緑が入ってくる位置の横スリット窓(写真左手)も、空間の圧迫感を減らし、採光もできます。
小上がりの和室ゾーンにも大きめの地窓と、リビング側と同じような横スリット窓、が設置されていて複数の方角から採光ができるようになっています。
屋根裏収納がある五角形の平屋 | ハピナイスの施工事例 (豊橋市)
脱衣所・水回りの採光|プライバシーも守る窓の工夫
水回りは暗くなりがちな空間ですが、換気や清潔感のためにも自然光は欠かせません。
ハピナイスでは、北側でも明るさを確保できるよう、高窓を配置して採光している事例がたくさんあります。
脱衣所では、天井付近の横長高窓が効果的で、外からの視線を気にせず換気もできる設計です。

洗面台の上部の高窓は、ほとんどの洗面台のデザインに関わらず設置でき、自然光を採り入れることができます。

トイレにも小さなスリット窓を配置することで、光が入り明るく清潔感を保つことができます。
寝室・子ども部屋の採光|快眠と安全性を両立
寝室や子ども部屋では、落ち着いた明るさと風通しの良さが求められます。日中の眩しすぎる直射日光を避けるために、サイズを絞った窓を設けることが多いです。
子ども部屋の場合は、勉強する時間帯に自然光が届くよう、机を置く位置に合わせて窓を配置するのがおすすめです。また、将来家具配置を変更することを想定し、高窓をベースにするとレイアウトの自由度が上がります。

向きや部屋の用途によって窓のサイズや位置を調整し、適度な採光ができるようにします。
位置を高めにすることで、お子様が小さなうちは落下のリスクを減らすことができ、将来的にはデスクや棚の配置に影響しにくくなります。

窓のサイズを調整することで、夏場や西日も暑くなりすぎず、断熱気密性能とのバランスで冷暖房の効率もよくなる可能性があります。
まとめ
平屋住宅の魅力を最大限に活かすためには、間取りだけでなく各部屋に合った窓の種類や配置、採光・通風計画までトータルに考えることが大切です。
心地よい暮らしには窓は重要、信頼できる住宅会社さんと打ち合わせしてみてくださいね!
地震に強いデザイン住宅を探しているご家族は、是非この記事を参考にしてくださいね!ハピナイスでは、豊橋・豊川・田原・蒲郡・新城・湖西エリア周辺でお客様にピッタリのデザイン性の高い注文住宅を提案しています。東三河エリア周辺のお家づくりはHAPINICEにお任せください!
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