2025.11.24
失敗しない平屋×ウッドデッキ|メリット・デメリット&メンテナンス

こんにちは!HAPINICE(ハピナイス)です。
最近、平屋住宅にウッドデッキを取り入れるご家族が増えていますが、「あとで使わなくなりそう…」「掃除やメンテナンスが面倒そう…」と迷う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ウッドデッキの基礎知識や素材選び、平屋との相性、配置のアイデア、メリット・デメリット、実際の施工例まで詳しく解説します。
ウッドデッキ付きの平屋住宅を検討している方は、ぜひ最後まで読んでみてください!
ウッドデッキと縁側の違いとは?

ウッドデッキは、屋外に設けられる木製または樹脂製のテラススペースのことで、庭とのつながりを生む中間領域です。
日本の伝統的な「縁側」と似ていますが、縁側は屋根の下にあり一定幅、屋内の延長とされるのに対し、ウッドデッキの方が広く作られることも多く屋外リビングとしても積極的に使うスペースです。
最近は「アウトドアリビング」として、テーブルやチェアを置いて食事やくつろぎの場として活用する例が増えています。洗濯物干しや子どもの遊び場、ペットのくつろぎスペースとしても重宝されています。
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ウッドデッキの素材と選び方|天然木?人工木?後悔しないための比較

ウッドデッキには主に「天然木」と「人工木(樹脂木)」があります。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、自分たちの暮らし方や優先したいポイントに応じて選ぶことが大切です。
天然木の特徴とポイント
天然木は見た目や質感に優れており、経年変化も楽しめる一方で、防腐処理や定期的なメンテナンスが必要です。
メリット:
・天然の質感や香りが楽しめ、見た目が美しい
・経年変化により味わいが深まり、ナチュラルな雰囲気になる
・高級感があり、和モダンな平屋デザインとも相性が良い
デメリット:
・日差しや雨風で劣化しやすく、ささくれや反りが出ることもある
・防腐・防虫処理をしても定期的なメンテナンスが必要
・塗装やオイル塗布などの手間や維持コストがかかる
メンテナンス性:
天然木のウッドデッキは、年1回以上の防腐・防虫処理や塗り直しが必要です。湿気が多い地域や、日陰で乾きにくい場所では腐食が進みやすく、こまめなチェックが欠かせません。
人工木(樹脂木)の特徴とポイント
人工木は耐久性が高く、色あせや腐食に強いのが特徴。近年は質感もかなりリアルになっており、掃除やメンテナンスが楽なので共働き家庭にも人気です。
メリット:
・耐久性が高く、腐りにくい・色あせしにくい
・ささくれや割れが発生しにくく、素足での利用にも安心
・メンテナンスが楽で、忙しいご家庭にも向いている
デメリット:
・夏場は表面が高温になりやすく、素足では熱く感じることもある
・天然木ほどの風合いや香りはない
・製品によってはプラスチック感が強く、見た目に好みが分かれる
メンテナンス性:
人工木は基本的に水洗いだけでOK。日々の掃除が簡単で、塗装や防腐処理も不要なため、共働き家庭や掃除が苦手な方にも最適です。掃除の手間を省きたい方には非常におすすめの素材です。
どちらの素材にも一長一短があります。「見た目」や「メンテナンスの手間」、「コスト」など、何を優先するかによって最適な選択は変わります。家族構成やライフスタイルに合わせて、無理のない選び方をしておきましょう。
平屋にウッドデッキを設置する場所と施工事例|それぞれの良さ
平屋住宅では、ウッドデッキの配置によって住まいの快適性が大きく変わります。
また、デッキのサイズや高さも重要です。リビングからフラットに出られる高さにすると、屋外との一体感が生まれて活用しやすくなります。広さは2〜3畳以上あるとテーブルやチェアを置きやすく実用性も上がります。
中庭とウッドデッキの相性は抜群

平屋は建物が広がるため「ロの字型」や「コの字型」の中庭設計がしやすく、ウッドデッキを中庭に設置することで、どの部屋からもアクセスしやすい開放的な空間が生まれます。
外からの視線を遮れるためプライバシーも確保でき、家族でのんびり過ごせる特別な場所になります。夜は照明をつけて、非日常の雰囲気を楽しむことも可能です。
庭に面した広々ウッドデッキ

道路に面した表側にウッドデッキを設けると、庭木や植栽と組み合わせた外観デザインのアクセントになります。一方、裏庭に設置すればよりプライベート感のあるくつろぎ空間に。
来客用の椅子を置いたり、プールや、バーベキューのスペースとしても重宝します。
コンパクトに縁側チックなウッドデッキも

こちらのお家はコンパクトな平屋。建物の一部分に凹みを作り、コの字型に。リビングの延長としても、縁側のようにも、中庭のようにも使えるウッドデッキ。採光にも優れ、開放感が増す間取りです。

隣家との境目もしっかりとルーバーで目隠しされているので、安心してくつろぐことができます。
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平屋×ウッドデッキで後悔しないために押さえたいポイント
ウッドデッキは平屋の暮らしに庭とのつながりやアウトドアリビングの楽しさをもたらしてくれます。しかし、設置場所やサイズ、素材の選び方によっては「思ったほど使わなかった」「メンテナンスが大変だった」と後悔することも少なくありません。
ここでは、実際に住宅でよく聞くウッドデッキの後悔ポイントをまとめました。これから作る方は、事前にチェックして失敗を避けましょう。
- サイズを大きくしすぎた
家族や友人が集まることを想定して広く作ったけど、家具を置くと通路が狭くなり、逆に使い勝手が悪くなった。 - 日当たり・風通しを考えなかった
午後は日陰になる場所に作ったため、思ったほど活用できなかった。風が強い日には椅子や小物が飛ばされてしまう。 - メンテナンスを甘く見ていた
木材の場合、定期的に塗装や防腐処理が必要なのに、面倒で放置していたら色あせや腐食が目立つようになった。 - 屋根や庇がなく雨の日は使えない
せっかく作ったのに、雨が降ると出られずほぼデッドスペースになった。 - 家との段差・アクセスを考えなかった
リビングからデッキまで階段が高すぎて、子どもや高齢者が使いにくい。 - 照明や電源の確保を忘れた
夜のライトや電気を使う場面が増えたのに、設置していなかったため使い勝手が悪い。
まとめ
平屋とウッドデッキの組み合わせは、暮らしの幅をぐっと広げてくれる一方、素材選びや配置、メンテナンスのことまできちんと考えておかないと「つけたけど使わなかった…」と後悔することにもつながります。
天然木と人工木の違いや、それぞれの配置パターンの特徴を理解して、自分たちの暮らし方に合ったウッドデッキを選ぶことが大切です。
地震に強いデザイン住宅を探しているご家族は、是非この記事を参考にしてくださいね!
HAPINICEでは、豊橋・豊川・田原・蒲郡・新城・湖西エリア周辺でお客様にピッタリのデザイン性の高い注文住宅を提案しています。
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